青い海と白い砂浜、世界に誇れる美しい大自然を満喫できる、日本屈指のリゾート「沖縄」。海に飛び込んでその透明度を体感するのもいいですが、美しい海を眺めながら沖縄グルメを楽しむのも、沖縄旅で押さえておきたいことの一つです。
地元産の食材を使ったレストランでのランチや、焼き物の窯元が営む絶景カフェ、地元の人が愛してやまないローカルフードなど、沖縄の海と美味しい料理が一度に楽しめる「絶景レストラン&カフェ」を、シーンに合わせてご紹介します。
古宇利島の美しい海を見渡す贅沢ランチ
沖縄有数の観光スポット「古宇利島」は、那覇から車で90分。抜群の透明度を誇る海は、ブルーのようなグリーンのような、何とも言えない美しいグラデーションを生み出し、白い砂浜と生い茂る緑がまさに「リゾート」という名にふさわしい島です。
島と言いつつも橋で繋がっているので、船に乗らずして車で簡単にアクセスできるのも嬉しいポイント。本島と島とを繋ぐ古宇利大橋はインスタ映えスポットとしても人気で、大きなアーチを描く橋の両脇には美しい海が広がり、橋を渡るという行為そのもので徐々に気分が盛り上がります。
L LOTA(エル・ロタ)・どの席からも大パノラマを満喫
美しい海と長閑で牧歌的な雰囲気が人気の古宇利島には、ローカルな食堂からおしゃれなカフェまで、意外にも飲食スポットが点在しています。数ある中で今回筆者が訪れたのは、高台にあるレストラン「L LOTA(エルロタ)」です。
L LOTAは古宇利島を中心にラグジュアリーホテルを展開する「One Suite Hotel & Resort」が手がけるカフェ&レストラン。「ラグジュアリーホテル系列のレストラン」と言うとハードル高そうに聞こえますが、観光ついでにふらりと立ち寄れる、気の張らないカジュアルな雰囲気です。
店内に一歩足を踏み入れると、窓の向こうには先ほど渡ってきた古宇利大橋が!その絵画のような美しすぎる光景に、早くも筆者の心は鷲掴みされました。
大きなガラス張りの店内席は、どこに座っても古宇利島の絶景が楽しめます。カウンター席の並ぶ外のテラスにもかなり惹かれましたが、今回は天候に左右されない店内の窓際席をチョイス。清々しい海風を感じつつも、ゆったりと景色と料理が堪能できました。
地元産の新鮮な食材を使った地産地消のレストラン
東京で20年以上、和食やフレンチ、イタリアンで腕を磨いたシェフが作る料理は、古宇利島や沖縄など地元産の魚介や野菜をふんだんに使用しています。ここでしか味わえない新鮮で旬な食材を美味しくいただけるのも、地産地消のお店ならではです。
「本日の鮮魚」は、獲れたてのアカマチ(ハマダイ)と地元野菜のスープ仕立て。沖縄では料亭やお寿司屋さんで使用される三大高級魚の一つで、一般にはあまり流通しないものだそう。香ばしいカリカリの皮とふっくらとした柔らかい身の美味しさ、さらに魚介の旨味がたっぷり染み込んだソースで、パンを食べる手が止まりません。
美しく盛り付けられたお野菜は、地元産の無農薬野菜。沖縄といえば豚肉を連想しますが、沖縄県産の牛肉も文句なしに美味しい。地元の食材を使ったお料理の味はもちろん、目の前に広がる景色や空気感まで一緒に楽しめる贅沢ランチでした。
コーヒーはテイクアウトして屋上テラスで!
店内で撮影していると、「屋上からの景色も最高ですよ!」と店員さん。おすすめされるまま階段を上がると、想像以上の圧倒的な開放感に思わず声を上げてしまいました。店内からの景色も相当素敵ですが、屋上からの目の前に遮るものがないパノラミックビューに、ただただ感動です。
食後のコーヒーは迷わずテイクアウトにして、屋上でいただくことに。筆者がオーダーしたオーツラテは、コーヒーの香ばしさとコクが引き立つ最高のバランスでした。
この日は曇天でかなり微妙な空模様だったにもかかわらず、この海の美しさは圧巻です。この風景を眺めながらコーヒーを飲んでチルアウトする、最高のバカンスの過ごし方じゃないでしょうか。
レストランとしてだけではなく、カフェとしても営業しているL LOTA。入口のスタンドには大きなエスプレッソマシンが鎮座し、地元沖縄のロースターでもあり、日本焙煎チャンピオンでもある「豆ポレポレ」のこだわりの豆を使用しています。
コーヒーのテイクアウトのみもOKなので、古宇利島観光の合間に立ち寄るのもいいですね。今回はランチで訪れましたが、ディナー営業も行っているそう。予約でテーブルが埋まってしまうことが多いそうなので、予約をしてからの訪問がおすすめです。
目の前の絶景と心地いい空間、旬な地元食材のこだわりのお料理。古宇利島で必ず訪れたいカフェ&レストランです。
DATA L LOTA(エルロタ) 所在地:〒905-0406 沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利466-1 電話番号:0980-51-5031 営業時間:ランチ月~日 12:00〜16:00 ディナー月〜火、金〜日 18:30〜21:00(前日までに予約のない場合、月・火のディナーはお休み) *木曜定休 公式サイト:L LOTA
高台から海を見下ろすやちむんカフェ
海が見えるレストランやカフェならそれこそ五万とある沖縄ですが、場所によっては目の前を車が行き交っていたり、人通りの多さで目線が気になったりすることも。そんな喧騒から少し離れて、高台から海や森の木々をゆったりと見下ろせる癒しの空間が「やちむんカフェ 土花土花(どかどか)」です。
土花土花(どかどか)・沖縄の焼物(やちむん)窯元が営むカフェ
「やちむんカフェ 土花土花(どかどか)」があるのは、沖縄本島の西海岸、恩納村の小高い丘の上。琉球焼きの窯元「青風窯」が運営するカフェで、1Fに陶芸のワークショップも行われている窯元があり、その2Fにあります。すぐお隣にはホテルコンドミニアム「土花土花」もあり、宿泊することも可能です。
「やちむん」とは沖縄の言葉で「焼き物」のこと。今から400年以上も前の琉球王国の時代から続いている製法で、当時貿易を行っていた中国や朝鮮、東南アジアの影響を受けていると言われています。
適度な重みと厚みのあるぽってりとした質感のやちむんは、透明感と繊細さのある磁器とは一味違う、ほっこりとした素朴な温かみを感じます。さらに独特な模様や鮮やかな色合いも相まって、太陽や海など沖縄ならでは風土を感じるのもいいですね。
恩納村の海と森を見下ろす絶景テラス
そんな個性的なやちむんはもちろんですが、土花土花の魅力を語る上で外せない要素と言えば、何よりもその眺望です。2Fにあるギャラリー兼ショップを抜けるとカフェがあり、さらにその奥には海に向かって張り出したテラスがあります。
カフェ自体は国道58号線のすぐ脇に位置していますが、周囲を木々に囲まれているせいか、騒音をほとんど感じません。さらに開口部が恩納村の西海岸に向かって開けているので、高台から東シナ海を一望する絶景が楽しめます。
ここに訪れたらもちろんテラス席を確保しましょう。足元まで抜けた開放的なテラスから見えるのは、森の緑と美しい海のグラデーションだけ。海が見えるカフェは多いですが、木々の緑も一緒に堪能できるのはここだけでは?静寂の中で響く鳥の鳴き声を聞きながら、リゾート感いっぱいの中で食事が楽しめます。
カラフルなやちむんに盛られた美味しいフード
モーニングから営業しているので、朝はサンドイッチやモーニングプレート、昼はピザやタコライス、スイーツも楽しめます。ランチに訪れた筆者は、人気のタコライスをオーダー。心地いい爽やかな風に吹かれていると、自然と食欲も湧いてきます。因みにタコライスは沖縄生まれのローカルフードだってご存知でしたか?
食後のデザートには、人気商品だという豆腐ケーキを追加オーダーしました。自家製の豆腐をベースにしたレアチーズのようなケーキは、しっかり濃厚なコクがあるのに不思議と後味爽やかで、何個でもいけそうな美味しさ。単品でオーダーできませんが、ブラックコーヒーとのセットがおすすめです。
因みに料理やケーキ、コーヒーやお水の入ったタンブラーに至るまで、使われている食器類は全てこの工房で作られたやちむんです。セルフサービスのお水は積み上げられたタンブラーの中から好きなものを選ぶスタイルですが、どれにしようか迷ってしまいました。
カフェの一角にはやちむんのギャラリーとショップも併設されているので、お気に入りの食器が見つかったらここで購入することも可能です。特に沖縄のブルーを彷彿とさせる、目にも鮮やかな「海彩(うみいろ)」が個人的にはかなり気になりました。沖縄ならではの食器を旅の思い出に持ち帰る、というのもいいですね。
DATA やちむんCafe 土花土花(どかどか) 所在地:沖縄県国頭郡恩納村前兼久241-3 電話番号:098-965-1666 営業時間:月 - 土 11:00〜18:00(朝食は8:00〜50食限定) 日曜定休 公式サイト:やちむんCafe 土花土花(どかどか)
地元民に愛される沖縄そばの名店
沖縄料理と言うと何が思い浮かびますか?ゴーヤチャンプルーにラフテー、ジーマーミ豆腐‥‥そして忘れてはならないのが、沖縄そばです。透き通った出汁の素朴でやさしい味わいとボリュームある三枚肉やソーキ(スペアリブ)をベースに、各店舗ごとの個性溢れる味わいが楽しめるのが魅力です。
なかむらそば・海沿いに佇む行列ができる店
最後にご紹介する「なかむらそば」は、国道海沿いに佇む老舗の沖縄そば屋さん。お店のある恩納村中央部の瀬良垣は、外資系ホテルや旅館など宿泊施設が林立するエリアということもあり、毎日地元の常連客だけでなく観光客もたくさん訪れます。
数々のガイドブックやグルメ情報サイトでも紹介されまくっている超有名店なので、お昼時はお店の外まで人で溢れるそう。毎日行列が絶えない程の人気ぶりですが、おそば屋さんというだけあって回転率もいいので、そこまで待たずに入店できそうです。
筆者が訪れた際もランチの時間帯を大幅に外したにもかかわらず、店内は満席でした。ただ建物の裏手にある屋外席だったら、待たずに座れるとのこと。この日は天気も良かったので迷わず屋外席に座りましたが、日除けはあるものの真夏だとちょっと辛そうです。
素朴で美味しい沖縄のソウルフード
おそばのオーダーは、入口の券売機で食券を購入するシステム。カードや電子マネーでの支払いはできないので、現金を持参しましょう。お店ごとのこだわりや味の違いが楽しめる沖縄そばですが、今回このお店一押しの人気商品「アーサそば」と定番商品の「ソーキそば」をオーダーしました。
スープ一面に沖縄特産の海藻「アーサ(あおさのり)」が広がる、インパクトある見た目のアーサそばはこのお店の人気No.1。
鰹ベースのスープを一口飲むと、出汁の味わいと共にフワッと磯の香りが口の中に広がり、アーサが練り込まれたそばやトッピングのかまぼこと相まって、海の旨味を感じる深い味わいです。
沖縄そばの定番とも言えるソーキそばも、見た目のインパクトではアーサそばに負けていません。握り拳くらいありそうな特大ソーキ(スペアリブ)が2つ入って、ボリュームも満点。喉越しのいい麺とあっさり味のスープと一緒に食べると、全く重く感じないから不思議です。お箸でスッと切れるくらい、トロトロに煮込まれたソーキが美味しい!
ちなみにプラス200円で、沖縄風炊き込みご飯の「ジューシー」が付けられます。豚肉の煮汁をベースに、ひじきやにんじんの入った昔ながらの炊き込みご飯は、筆者個人的には「給食」を思い出した、何だか懐かしい味わい。
実は他にも沖縄そばのお店に訪れましたが、筆者個人的にはここの麺がNo.1でした。沖縄そばの麺は「そば」とは言いつつも蕎麦粉は使われておらず、小麦粉100%の中華麺のような麺です。お店ごとに麺の味は異なりますが、適度な食感とツルツルとした喉越しのなかむらそばの自家製麺は、一見ならぬ一食の価値ありですよ。
瀬良垣の浜を見渡すロケーション
はじめにご紹介した2軒とは異なり、「海の見える絶景」を全面押ししていないなかむらそばですが、実は海の目の前という好ロケーションにあります。ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートとハイアットリージェンシー瀬良垣アイランドのちょうど中間に辺り、抜群の透明度を誇る目の前の瀬良垣の浜は、少し沖に出ればスノーケリングやダイビングスポットとしても人気です。
浜にはトイレやシャワーはありませんが、海で泳いだ後の冷えた体に、なかむらそばの温かい沖縄そばで体を温めるのもおすすめです。海に入ると何故かラーメンが食べたくなりますもんね。景色のいい場所で、沖縄のローカルフードを堪能しましょう!
DATA なかむらそば 所在地:沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣1669-1 電話番号:098-966-8005 営業時間:月 - 日 10:30~16:30 公式サイト:なかむらそば
沖縄の海を眺めながらローカルグルメを堪能
青や緑が溶け合う美しい海のグラデーションや白い砂浜など、沖縄特有の絶景を眺めながら、地元食材を使った沖縄ならではのソウルフードをいただく‥‥まさに旅の醍醐味を詰め込んだようなお店ばかりです。是非沖縄に訪れたら、美しい海と一緒に美味しいご飯を堪能しましょう!
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だからじゃらんに登録している人は、ハピタスに登録してから予約しないと、かなりもったいないことをしています。
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