2022年8月の海外出国が昨年の5倍に!
とはいえコロナ禍の5倍でしょう?大したことないじゃない…と言われそうですが、もう待ちきれないという同志がたくさんいることに、筆者泣きそう。
なぜって?今、思い切って海外旅行に来ているからです。え?じゃあなんで原稿書いてるの?って?ワーケーションだからです。
出国しても、帰国時に渡航国で陰性証明を取得しなければ、日本に入国できないことはすでに説明した通り。
となるとですよ…いつものように夜通し飲んだり、マスクをしない観光客ひしめく観光地に行くよりは、きれいな景色が望めるホテルでホテルライフとワーケーションの方が安心安全だと思いません?
コロナ前に多かった中国の観光客が戻っていないせいか、まだホテルが安い国も多く、今のうちにホテルライフを楽しむというのはありです!
しかし2022年8月に実際に出国して、日本の国際線ターミナルが非常に不便なままであることを知りました。
今回筆者が出国したのは羽田空港国際線ターミナル。
今まさに荷造りをしている皆さんの参考になればうれしいです。
目次
午前便などまとめて発着・羽田空港国際線ターミナル
入国制限を撤廃する国も多い中、日本は特に訪日観光客にはまだまだ制限が多く「観光客受け入れ!」と報じられてもあまり外国人を街で見かけることがありません。それはガイド付きのツアーであることで、初めて日本への観光ビザが下りるという、非常に厳しいものだからです。
そのため、就航していた航空機は、未だに本来の便数になっていないうえに、欠航の便も多いのです。
そんなことから、空港では、今ある航空機の発着をある程度まとめた時間に行うことで、人員配置を行っています。ただし、このことが、まだ数少ない海外旅行組には非常に不便な状況を生んでいます。
羽田空港国際線ターミナルの飲食店は時短営業・一部閉店
出発までのお楽しみと言えば、やはり、空港グルメではないでしょうか?
特に江戸の町をイメージした江戸小路は、多くの飲食店やショップがあり、歩くだけで「ああ、これから海外に行けるんだあ」なんてわくわくしたものです。これは別日の午後1時ごろ撮影したものですが、2022年8月現在、コロナ禍以前の賑わいはありません。
筆者はいつも海外への旅立ちの前は和食の食べ収めで、お寿司屋さんや和食屋さんに入ることが多かったのですが、落ち着いて和食を堪能できることで大好きだった「百膳」や外国人にも日本人にも大人気の「つるとんたん」は休業中。
「つるとんたん」にいたってはこんなに悲しい佇まい。
各エアラインのチェックインカウンターが見渡せて人の興奮も自分の興奮も共有できるカフェ「カフェカーディナル」も、通常24時間営業ですが時間短縮営業です。2022年8月現在は朝8時から。
各エアラインのチェックインのない時間は、出発エリアを見渡してもかつての熱気はありません。
羽田空港国際線ターミナルで24時間営業と言えば、居酒屋「すぎのこ」。フライトが深夜着で、鉄道やバスの始発前は、ここで酒をあおって待ったなんて言う人も多いですよね。「すぎのこ」も2022年8月現在は24時間営業ではありません。
張り切って早く着いたはいいものの
約2年半ぶりの海外と言うことで誰もが張り切る再開フライト。興奮して前日眠れなかった筆者は、午前10時35分のフライトだというのに、ワクチン接種証明書の確認時間もあるということで、かなり早めに到着。空港に着いたのは朝7時(やり過ぎ感)。
全フライトはもどっていないものの、午前出発の便は多く、アメリカやアジアへ旅立つ多くの人たちの姿が。
コロナ禍以前であれば、どんなに早くともお茶やお酒が飲める場所にはことかかなかったものの、2022年8月現在は、江戸小路のお店どころか、出発フロアにあるはずのショップもあいておらず・・・。その割には午前にフライトが集中することもあり、利用者は意外と多いのが気になります。この時の嫌な予感が当たってしまうとは。
早く到着しすぎたがゆえに、あっという間にチェックインが終了。コロナ禍以前と違ったのはワクチン接種証明の確認のみで、ほとんど通常の旅行と変わらない素早さで進んでいきます。
どこかしらのお店が開いているだろうと腹ペコ状態でやってきたものの、手荷物検査の列がフロアに溢れている状況を見て早々に出国手続きを終え、出発時にしか使えないフードコートへ行こうと計画。
出入国手続きで驚きの変化!
海外旅行ができない間に、東京の空の玄関口は進化を遂げていました!
手荷物検査でパソコンをバックから出す必要がなくなった
手荷物検査でパソコンをバックから出してチェックしてもらうことは、地味に面倒でしたよね。
なんと!2022年8月現在、パソコンはバックから出す必要がなくなったんです。筆者は今回パソコン二台持ちと言うモロにワーケーションなので(そんなに遊べないのだよ)、とても助かりました。
他の荷物同様、ベルトの上の荷物置きに、バッグの中に入れたまま検査してもらってください。
自動化ゲートが増えた!
以前もあった自動化ゲート。かなり増えていましたよ!
おかげであっという間に出国手続き完了。さあて、お買い物とフードコートでのお食事を堪能しようかしら―…なんて思っていたら…。
出国手続き後のショップの大部分がクローズ状態!
出国手続き前のイヤーな予感は当たってしまいました。友人への土産を購入しようとしたら、なんということでしょう!
オープンしているのはお酒やたばこ、ブランド物のコスメを販売する免税店のほんの一部。日本のお菓子やキャラクターグッズを販売していたお店は軒並みクローズ!
フライト待ちの間さまよっているうちに、数店開いたものの、通常時とは全く異なり、人は多いのにお店が極端に少ない状態です。
フードコート・トーキョースカイキッチンが大混雑
出国時にしか食べられない、フードコート・トーキョースカイキッチンにも異変が!
筆者の大好きな魚がし日本一が、休業しているではないですかっ!他にも、お休みのお店が目立ち、逆に営業しているお店に長蛇の列が!これ、密すぎるでしょう~。
機内食迄食事は諦め、せめてものいつもの出国の儀式、バー・レイジでのシャンドン・ブリュットでの乾杯だけは譲らない!と思ったところ、いつもはバーなので、そんなに並ばないはずなのに、30分も並ぶことに。
通常時でも長蛇の列ができるつけ麵の名店「六厘舎」は、フライトによっては食べているうちに出発してしまうのではないかと思えるほどの列。最後尾が見えません。みんないつ、どこで食べるためにならんでいるんだろうか…。
ちなみにこれはお盆などの人が集中する時ではなく、8月初旬の平日です。お盆に出国を考えている人のために、もう少しお店を開けてほしいものです。
2022年8月の羽田空港国際線ターミナルからの出発・注意事項
当たり前にあったいつでも使えるレストラン、当たり前にあったショップ、当たり前に使えた出国後のフードコート、当たり前に使えたお土産屋さん。
2022年8月、日本人の旅行者が増えたとはいえ、あれだけの店舗を潤すには、まったく集客にならないのです。彼らが待っているのは、日本人の旅行者だけではなく、個人の訪日外国人観光客。羽田空港で通常のグルメを楽しんだり、ショッピングを楽しめる日は、まだ先になるのかもしれません。
2022年内にどこまで水際対策が緩和されるかは不明ですが、近々海外旅行を再開させる人は以下の点にご注意を。
羽田空港でショッピングや飲食を楽しみたい人は、午前便ではなく、午後便を。
午前より、午後の方がオープンする店が増えます。どうしても満足の行く買い物や食事をしたい人は、黄色いターミナル間シャトルバス(無料)に乗って、国内線の店舗を利用する方法もあります。
また出国後は午前9時15分を過ぎた頃、何本かの航空便が飛び立つため、フードコート・トーキョースカイキッチンの列が劇的に改善。9時には開店する店もあり(今のところはステーキ屋さんだけ)少し席に余裕ができます。
機内食まで待てないという人は、2022年8月の出国は空港での食事に期待しないほうが良いでしょう。また、海外の友人が望むお土産を買いたい場合は、空港ではなく、事前に購入しておくことをおすすめします。
それではみなさん!良い海外旅行再開を!