※本記事の内容は2026年7月時点の情報です。還元率や条件は変更される場合があるため、ご利用前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

目次
結論:政府の試算では3つの対策で年間約2,510円
夏の電気代を下げる方法は多く紹介されますが、効果が数字で示されているものを優先すべきです。資源エネルギー庁の省エネポータルサイトには、具体的な節約額が公表されています。
この表でわかること:政府の試算による節約額
| やること | 年間の節約額(資源エネルギー庁の試算) | 前提条件 |
|---|---|---|
| 最優先冷房の設定温度を1℃上げる | 約940円(電気30.24kWhの省エネ) | 外気温31℃、エアコン2.2kW、27℃→28℃、9時間/日 |
| 最優先フィルターを月1〜2回清掃する | 約990円(電気31.95kWhの省エネ) | 目詰まりしているエアコン(2.2kW)との比較 |
| 冷房を1日1時間短縮する | 約580円(電気18.78kWhの省エネ) | 設定温度28℃ |
3つを合計すると年間約2,510円です(940+990+580)。いずれも設備を買い替えず、今日から実行できます。
出典:資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約」(省エネポータルサイト)。金額は電気31円/kWh(令和4年7月 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価・税込)で換算されたものです。掲載データは一般財団法人省エネルギーセンターの実測値で、ご使用の機器・居住地域・住宅などにより異なります。2026年7月29日確認。
ただし前提があります。エアコンを我慢して使わないのは避けてください。環境省は熱中症警戒アラートが発表された地域について、屋内でエアコン等を適切に使用して涼しい環境で過ごすことを推奨しています。体調を崩すと医療費でかえって高くつきます。この記事で扱うのは「同じ快適さをより少ない電力で得る方法」です。

最も効くのは「設定温度1℃」と「フィルター清掃」
設定温度を1℃上げる:約940円
資源エネルギー庁の試算では、外気温31℃のとき、エアコン(2.2kW)の冷房設定温度を27℃から1℃上げた場合(使用時間9時間/日)、年間で電気30.24kWhの省エネ、約940円の節約とされています。
1℃の差は体感しづらい範囲です。扇風機を併用すれば、設定温度を上げても涼しく感じられます。
フィルター清掃:約990円
意外にこれが最も大きい効果です。フィルターが目詰まりしているエアコン(2.2kW)と、フィルターを清掃した場合の比較で、年間で電気31.95kWhの省エネ、約990円の節約とされています。
資源エネルギー庁は「フィルターを月に1回か2回清掃」と案内しています。作業時間は数分で、費用はかかりません。
フィルター清掃は、道具も費用も不要で年間約990円。これを月1〜2回やるだけで、設定温度を1℃上げるのと同等以上の効果があります。
1時間短縮:約580円
冷房を1日1時間短縮した場合(設定温度28℃)、年間で電気18.78kWhの省エネ、約580円の節約とされています。
ただし暑い時間帯を我慢するのは避けてください。就寝時のタイマー設定や、外出前の早めのオフなど、無理のない範囲で実行してください。
資源エネルギー庁が示す冷房時の工夫
この表でわかること:資源エネルギー庁が示す冷房時の工夫
| やること | なぜ効くか |
|---|---|
| ドア・窓の開閉を少なくする | 冷気が逃げるのを防ぐ |
| レースのカーテンやすだれで日差しをカット | 室内に入る熱を減らす |
| 外出時は昼間でもカーテンを閉める | 資源エネルギー庁が「効果的」と案内 |
| 扇風機を併用する | 風が体にあたると涼しく感じる |
| 室外機の吹出口にものを置かない | 置くと冷暖房の効果が下がる |

日差しのカットが効く理由
室内が暑くなる主な原因は窓から入る日射熱です。資源エネルギー庁は「レースのカーテンやすだれなどで日差しをカット」、「外出時は、昼間でもカーテンを閉めると効果的」と案内しています。
外出中に室内が暑くなると、帰宅後の冷房の負荷が大きくなります。閉めるだけで費用はかかりません。
扇風機の併用
資源エネルギー庁は「扇風機を併用。風がカラダにあたると涼しく感じます」としています。
扇風機の消費電力はエアコンより小さいため、設定温度を上げて扇風機で補うという組み合わせが有効です。
室外機の周りを空ける
「室外機の吹出口にものを置くと、冷暖房の効果が下がります」と明記されています。物置や植木で塞いでいないか確認してください。
エアコンの仕組みを知ると納得できる
資源エネルギー庁の解説では、エアコンは「熱を運ぶポンプのような働きをする『ヒートポンプ』という仕組み」とされています。
冷房時は室内の空気の熱を室外へ移動させます。つまり「冷気を作る」のではなく「熱を運び出す」装置です。
だから室内外の温度差が効く
運ぶ熱の量が少なければ、使うエネルギーも少なくなります。日差しをカットして室内の熱を減らす、室外機の放熱を妨げないという対策が効くのは、この仕組みによります。
内部クリーニングの注意
資源エネルギー庁のコラムには、長時間使用されたエアコンは内部に埃等がたまることにより性能を低下させることがあると記載されています。また内部にカビが繁殖することで、異臭の原因やアレルギー症状の原因となるという報告もあるとされています。
依頼する場合の注意
同コラムには重要な注意が示されています。
「エアコンについて十分な知識がない方が内部の洗浄を行うと故障の原因となることもありますし、悪質な事業者によるトラブルも報告されていますので、依頼する場合はそうした点にご留意ください」(資源エネルギー庁)
つまり自分で内部を洗浄するのは故障のリスクがあり、事業者選びにも注意が必要です。フィルター清掃は自分でできますが、内部洗浄は別の話です。
訪問販売などでトラブルにあった場合、お住まいの自治体の消費生活センター等に相談できます(消費者ホットライン 188)。
電気代対策で逆効果になる行動
この表でわかること:夏の電気代でやりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 対策 |
|---|---|---|
| エアコンを我慢して使わない | 熱中症のリスク | 安全を優先する |
| フィルターを掃除しない | 効率が下がり電気代が上がる | 月1〜2回清掃する |
| こまめにオン・オフする | 起動時に電力を多く使う | 短時間の外出なら つけたままも検討 |
| 室外機の前に物を置く | 冷房効果が下がる | 吹出口を空ける |
| 設定温度だけを下げる | 電気代が上がる | 扇風機併用・日差しカットと組み合わせる |
| 知識がないままエアコン内部を洗浄する | 故障の原因になることがある | 知識のある事業者に依頼する |

「こまめにオン・オフ」は逆効果の場合がある
エアコンは起動時に電力を多く使います。短時間の外出でオフにして戻ってすぐオンにすると、かえって電力を使う場合があります。
長時間の外出はオフ、短時間ならつけたままという使い分けを検討してください。
設定温度だけを下げない
暑いときに設定温度を下げるのは自然な行動ですが、電気代は上がります。先に日差しのカット、扇風機の併用、室外機周りの確認を試してください。それでも暑い場合は温度を下げてください(安全が優先です)。
エアコン以外にも省エネの余地がある
資源エネルギー庁の省エネポータルサイトには、機器ごとの省エネ方法が掲載されています。夏に関係するものを挙げます。
この表でわかること:エアコン以外の機器(資源エネルギー庁の省エネポータル)
| 機器 | 資源エネルギー庁が示す工夫 |
|---|---|
| 冷蔵庫 | 詰め込みすぎない/設定温度を適切に/壁から適切に離す |
| 照明 | 不要な照明は消す/LEDへの交換を検討 |
| テレビ | 見ていないときは消す/画面の明るさを調整 |
| 洗濯機 | まとめて洗う/すすぎ回数を確認 |
| 温水洗浄便座 | 便座と洗浄水の温度設定/使わないときはふたを閉める |
| 電気ポット | 長時間の保温を避ける |
各機器の具体的な省エネ効果(金額)は資源エネルギー庁の省エネポータルサイトの該当ページに掲載されています。詳細は公式サイトでご確認ください。
冷蔵庫は夏に負荷が上がる
周囲の気温が高くなると冷蔵庫の負荷も上がります。詰め込みすぎない、扉の開閉を減らす、といった工夫が効きやすい季節です。
待機電力の見直し
使っていない機器のプラグを抜く、電源タップのスイッチを切るという方法があります。1つずつは小さくても、台数が多いと合計で差になります。
3年・5年で見ると差が出る
資源エネルギー庁の試算による年間約2,510円は、単年では小さく見えます。しかし習慣にすれば毎年続きます。
- 3年…約7,530円
- 5年…約12,550円
- 10年…約25,100円
フィルター清掃と設定温度の調整は一度習慣にすれば意識せず続きます。これが「がんばる節約」との違いです。
上記は単純な積算です。電気料金の単価や使用状況によって実際の効果は変わります。
他の固定費と合わせて考える
電気代は固定費の1つです。他の固定費も同時に見直すと効果が大きくなります。
見直しの候補
- 通信費…データ使用量とプランが合っているか
- サブスクリプション…使っていないものはないか
- 電気・ガスのプラン…使用量と時間帯に合っているか
- 支払い方法…カード払いで還元が発生する場合があります
1か月に1項目ずつでも、4か月で4項目が終わります。急ぐ必要はありません。
契約の見直しも検討する
使い方の工夫とは別に、契約の見直しという方法があります。
確認すること
- 契約プラン…使用量と時間帯に合っているか
- 契約アンペア…大きすぎると基本料金が高くなる場合があります
- 時間帯別のプラン…在宅時間によって有利不利が変わります
- 事業者の変更…料金体系が異なります
切り替えの可否・条件・解約金は契約内容と地域によって異なります。また切り替えによって必ず安くなるとは限りません。各事業者の料金シミュレーションでご確認ください。
支払い方法を見直す
電気代は毎月確実に発生する固定費です。カード払いで還元が発生する場合があります。
ただし公共料金がポイント付与の対象外となるカードがあります。各カード会社にご確認ください。
またイオン銀行公式には、対象カードで対象の公共料金をイオン銀行口座から振り替えると、1件につき毎月5 WAON POINTが貯まると記載されています。件数に対する固定のポイントなので、料金が小さい場合は有利になることがあります。
家電の買い替えという選択
古いエアコンは効率が低い場合があります。買い替えで消費電力が下がる可能性があります。
判断の材料
- 現在の機種の年式…古いほど効率が低い傾向があります
- 部屋の広さに合っているか…能力不足だと効率が落ちます
- 買い替え費用と削減額…回収に何年かかるか計算してください
- 設置・回収費用…本体価格以外にかかります
資源エネルギー庁の省エネポータルサイトには「機器の買換で省エネ節約」というページも用意されています。
機種ごとの消費電力は製品によって異なります。購入を検討する場合は、省エネ性能の表示と部屋の広さに合った能力をご確認ください。

買い替えるなら経由してからにする
電気料金そのものはポイントサイト経由の対象外です。ただしエアコンや扇風機を買う場面では効いてきます。
金額が大きいほど差が出る
還元は「支出額 × 還元率」で決まります。家電は1回の金額が大きいため、日用品を何度も経由するより1回の効果が大きくなります。
ポイントサイトを経由してから購入すると、店側のポイントとは別枠でポイントが貯まります。買う機種も価格も変わりません。
先に経由してから購入を完了させる順番が条件です。案件の有無・獲得条件は案件ページでご確認ください。なおエアコンが故障している状態で、ポイントのために購入を遅らせるのは避けてください。夏場は熱中症のリスクがあります。
よくある質問
夏の電気代を下げる一番効果的な方法は?
資源エネルギー庁の試算では、フィルター清掃(年間約990円)と冷房の設定温度を1℃上げる(年間約940円)が大きい効果です。フィルター清掃は道具も費用も不要で、月1〜2回の作業です。
設定温度は何度がいいですか?
資源エネルギー庁の試算は「外気温31℃のとき、27℃から1℃上げた場合」および「設定温度28℃で1時間短縮した場合」という前提で示されています。ただし体調や住環境によって適切な温度は異なります。暑さを我慢して熱中症になるリスクを避けてください。
エアコンはつけっぱなしの方が安いですか?
エアコンは起動時に電力を多く使います。そのため短時間の外出でオフにして戻ってすぐオンにすると、かえって電力を使う場合があります。長時間の外出はオフ、短時間ならつけたままという使い分けを検討してください。
フィルター掃除はどのくらいの頻度で?
資源エネルギー庁は「フィルターを月に1回か2回清掃」と案内しています。目詰まりしている状態と清掃した状態の比較で、年間約990円の差が示されています。
エアコンの内部を自分で洗浄してもいいですか?
資源エネルギー庁は「エアコンについて十分な知識がない方が内部の洗浄を行うと故障の原因となることもあります」と注意しています。またクリーニング事業者について「悪質な事業者によるトラブルも報告されています」とされています。フィルター清掃は自分でできますが、内部洗浄は慎重に判断してください。
扇風機を併用すると本当に涼しいですか?
資源エネルギー庁は「扇風機を併用。風がカラダにあたると涼しく感じます」と案内しています。扇風機の消費電力はエアコンより小さいため、設定温度を上げて扇風機で補う組み合わせが有効です。
電気代の支払いはカードと口座振替のどちらが得ですか?
一律には判断できません。カード会社・銀行・電力会社によって特典条件が異なります。また公共料金がポイント付与の対象外となるカードがあります。各カード会社・各銀行にご確認ください。
まとめ
資源エネルギー庁の試算では、①フィルターを月1〜2回清掃(年間約990円)②冷房の設定温度を1℃上げる(年間約940円)③冷房を1日1時間短縮(年間約580円)で合計約2,510円の節約になります。
あわせて日差しのカット、扇風機の併用、室外機の吹出口を空けるという工夫が資源エネルギー庁から案内されています。いずれも費用がかかりません。
ただしエアコンを我慢して使わないのは避けてください。熱中症のリスクがあり、体調を崩すと医療費でかえって高くつきます。この記事の内容は「同じ快適さをより少ない電力で得る方法」です。
またエアコン内部の洗浄は自分で行うと故障の原因となることがあり、悪質な事業者によるトラブルも報告されています(資源エネルギー庁)。フィルター清掃と内部洗浄は別の話です。
- 環境省「熱中症予防情報サイト」https://www.wbgt.env.go.jp/(熱中症警戒アラート、熱中症の対処方法(応急処置)等/2026年7月29日確認)
- 資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約」(省エネポータルサイト)https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/(2026年7月29日確認)
- 資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約|空調」https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/airconditioning/index.html(冷房設定温度1℃で約940円/フィルター清掃で約990円/1時間短縮で約580円。金額換算は電気31円/kWh。実測値は一般財団法人省エネルギーセンター/2026年7月29日確認)
- イオン銀行「イオンカードセレクト」https://www.aeonbank.co.jp/aeoncard/(対象の公共料金・国民年金保険料の口座振替1件につき5 WAON POINT/2026年7月29日確認)
- 消費者ホットライン 188(消費者庁)https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/(2026年7月29日確認)
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本記事は、公開日または最終更新日(2026-07-29)の時点で編集部が信頼できると判断した情報をもとに作成しています。ポイントの還元率・付与条件・キャンペーン内容・各種サービスの仕様は予告なく変更されることがあり、記事の内容が最新の情報と異なる場合や、誤りが含まれている場合があります。
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