サラリーマン・お小遣いを減らされたオレはどうすればいい?アフロさんの場合

ポイ活入門マガジン編集部

家庭環境には大きく変化する時期がある。それにより、サラリーマンの使えるお金の金額も変わっていくもの。今まで何不自由なく過ごしてきた人も、結婚、新しい家族の誕生、家族の成長などライフスタイルの変化に合わせ、「お金」について対策をしなければいけないものだ。

30~40代の毎月のお小遣いは平均3万3,265円(2022年SMBCコンシューマーファイナンス調べ)だという。
厳しいという人もいれば、それでやりくりできるならと頑張っている人はいるものの、日本は給料も上がらないのに、物価だけ上がる悪しき状況が長く続いている

…あっ!真面目に語ってしまった!

今回は、わかりやすすぎる変化を迎えた、テンションの高い上に、あまり家計を現実的にとらえていなかったサラリーマン「アフロさん」にご登場いただこう。

※この物語は実在する人物の実際のポイ活をもとにしたフィクションであり、身バレを防ぐため、設定を「アフロな一家」にさせていただく

サラリーマン・アフロ、登場

オレ、アフロ。サラリーマンだけどアフロを貫き通している43歳!

・年齢43歳:見た目より若いって言われるお(若干無理しているのか語尾がおかしい)!
・年収:1,000万円
・役職:中間管理職。上と下に板挟みで、飲まないとやっていられないんだ!
・お小遣い:月15万円 割と余裕
・家族構成:嫁・息子2人
・チャームポイント:アフロ(夏は時々小バエが入り込む)・痛風(魚卵大好き)

サラリーマン・アフロ、上目線でオレを語る

オレ、ちょっと前まで、生活にかなり余裕があったんだ。
円安も、インフレも関係ないねー、俺って、ほら、なんて言うの?世に言う1,000万プレイヤーじゃん(知らんがな!)。

嫁は専業主婦!
嫁も家計は十分潤ってるって言ってたし、ホットヨガとか通っちゃってるし、
オレはお小遣い制とはいえ、飲み歩いてるよー。

まあ、なんて言うんすかあ、オレ、アフロリーマンの中では最強最高だと思ってた。

お小遣い減らされたどうすればいいサラリーマン04
アフロのサラリーマン人口に限られると、人口は低い

息子2人の夢を叶えたい。息子たちへのアドバイスで何かが変わった

…と、思っていたんだけど、ある日、突然風向きが変わった。
それは数年前のある出来事に遡る。
長男は小さな頃から「英語を話せれば友達100人できるよね!」と、インターナショナルなことを言っていた。

長男はアフロではない。天然パーマだ

もちろん、子どもの夢は叶えてあげたい。英会話教室のキッズクラスに通わせていた。

次男もアフロではない。天然パーマだ

次男はピアニストになりたいとかわいいことを言っていたので、ピアノ教室に通わせていた。まあ、ピアニストは子供の表現であって、子どものなりたい夢だよね。

いいだろう、俺は最強のアフロリーマンであり、最高のできるアフロパパ!

「2人とも、好きな道を行け!」

と、よくわからんけど、言い放ってみた。くぅう、言ってみたかったんだよね。コレ。

お小遣い減らされたどうすればいいサラリーマン04
しつこいな!

時は流れ、長男は私立の名門高校に無事入学。次男は小学4年生ごろからの塾通いを経てお受験を勝ち抜き、私立の名門中学に入学。
さすがは俺様の息子たちだ。デキが違う。

お父さん、僕留学したい

その日は突然やってきた。
息子は「お父さん。お父さんは僕の好きな道を進めって言ったよね。スイスの大学に入学したいんだけど…。」

えっ?スイス?スイスってあのゴルゴ13の口座があるスイス?
物価の高いスイス?
アルプスの少女、ハイジのいるスイス?

なんで…スイス?

でも、好きな道を進めと言ってしまった手前「えーっ?もっと安い国でも学べるだろう」とは言いづらい雰囲気になってしまった。
「イメージではなく、もっと具体的に役立ちそうな国を一緒に考えような」とかっこよくアドバイスしたものの、「英語だけなら同じヨーロッパで安いと評判のマルタ共和国は?」
「アジアでもフィリピンなら英語が流ちょうな人が多いよな。」
と研究。

この後、嫁が説得してくれるといいな(そういうところ、嫁頼りで、時々怒られる)。
円安なんて関係ないと思っていたのに、どこの国の大学に入学しようが、今は歴史的な超円安。あんなに「円安なんて関係ない、オレ最強」とか言っていたオレに、円安がのしかかってきたんだけどぉ。

オレの漠然としたスイスのイメージ

お父さん、僕音大に行きたい

それを聞いていた次男も矢継ぎ早にこう言った。
「お父さん。僕、音大に行きたいんだ!ピアニストになりたいから、いいよね?」

え?ピアニストって、あのピアニスト?あの小さい頃に言っていた夢?
有名なピアニストになれるのは、ほんの一握りなんだよ…とも言えない。

この後、嫁が説得してくれるといいな(すでに神頼みの域である)。

オレの漠然としたピアニストのイメージ

子どもが小さい頃は「なんとなくこれくらい」の学費を考えて貯金はしてきたものの、なんだか壮大なことになってしまったぞ?ううん、どうなるんだろうか?

嫁がパートに出ると言う

そんな時、アフロ嫁が、笑顔でこんなことを言う。
どうでもいいと思うが、俺と嫁の馴れ初めはともに「アフロ」だったことだ。お互いの見事なアフロに一目惚れしたと言っていい。

アフロ嫁「私、知り合いのつてで、パートができそうなの。二十年ぶりに働こうと思って。」

何て頼もしいんだ!

オレ「それはありがたいよー。これで大丈夫だね。世帯年収も上がって安心だあ!」

アフロ嫁「それでね。あなたのお小遣いなんだけど、こっちもなんとかしないといけないわよね。」

オレ「うんそうだよね。これからはジャスト10万円でいいよ。俺も飲みに行く回数を3,4回減らすよ。」

アフロ嫁「はい?何言っちゃってんの?」

オレ「ん?」

アフロ嫁「来月から3万円ね!」

オレ「ほえ?」

サラリーマン・アフロ、お小遣いが5分の1に

オレ「ぎゃーっ!何言っちゃってんの?3万円って、1日1,000円ってこと?どうしろって言うんだよーっ!
そりゃ子どもの夢が最優先だけど、1日1,000円ってどうやって生活すんの?」

アフロ嫁「大丈夫。毎日お弁当作ってあげるから。あ、おかずも子供たちのお弁当の残りを入れるわね。冷食でも文句言わないでよ!」

お小遣い減らされたどうすればいいサラリーマン

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