何度も引越しを繰り返すあまり、いわゆる「引越し貧乏」の状態になってしまった人もいるのではないでしょうか。引越し貧乏から脱却するためには、物件選びの工夫が大切です。
この記事では、引越し貧乏に陥りやすい人の特徴と、引越し貧乏を防ぐ方法、費用を抑える対策などを解説します。資金繰りに悩みを抱えているという人は、ぜひ参考にしてください。
目次
「引越し貧乏」とは
「引越し貧乏」とは、比較的短い期間で何度も引越しをすることで、手元のお金や銀行預金などが減った状態を指します。なぜ引越しが原因で貧乏へつながるのかと言うと、引越しには主に以下3つの費用がかかるためです。
【引越しで必要な3つの費用】
- 現在の住居の退去費用:住居の原状回復にかかる費用
- 新居への引越し費用:荷物の運搬などにかかる費用
- 新居の初期費用:敷金や礼金、仲介手数料などの初期費用
1回の引越しで上記の費用が一気に発生するため、多くの資金が必要です。引越し貧乏と言われる状態になった人は、これらの費用を支払う機会が多いため、結果的に現金や預金が減ってしまったと考えられるでしょう。
「引越し貧乏」に陥りやすい人の特徴
それでは、引越し貧乏に陥りやすい人にはどのような特徴があるのでしょうか。具体的な特徴として、以下の3点が挙げられます。
【引越し貧乏に陥りやすい人の特徴】
- 一人暮らしで身軽
- 転勤族で一つの物件に長居できない
- 満足できる物件と巡り合わない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
一人暮らしで身軽
一人暮らしで身軽に行動できる人は、引越し貧乏に陥る可能性が高いと言えるでしょう。一人暮らしの人の場合、引越しの決断が簡単にできてしまうためです。
例えば、同居する家族やパートナーと新居を選ぶ場合、家賃や間取り、初期費用など引越しに関するあらゆる項目を話し合いながら引越しを進めることになります。しかし、一人暮らしの場合は、自分が全ての判断を行うため、簡単に引越しを決断することになるでしょう。
その結果、短期間の引越しを何度も繰り返した挙げ句、引越し貧乏に陥ってしまう恐れもあるのです。
転勤族で一つの物件に長居できない
いわゆる転勤族で一つの物件に長く住めない人も、引越し貧乏に陥りやすいでしょう。ただし、企業における転勤は「組織の活性化」や「人材育成」の意味合いを持っているため、やむを得ない理由と言えます。
そのため、引越しにかかる費用負担を減らす解決策としては、旧居の退去費用と、新居の契約費用を抑えることが有効となります。特に、新居の契約費用を抑えるポイントとして、不動産屋の仲介手数料をチェックしておくことが大切です。
仲介手数料は、家賃に対する割合で支払います。例えば、家賃6万円の物件の場合、100%で6万円、50%で3万円の仲介手数料を支払わなければなりません。物件探しの段階で、仲介手数料を確認しておけば、費用を抑えやすくなるでしょう。
満足できる物件と巡り合わない
物件になかなか満足できない人は、引越し回数が多くなり、結果的に引越し貧乏へ陥りやすい傾向にあるでしょう。例えば、物件に対する不満の内容としては、以下の点が挙げられます。
【物件に対する不満例】
- 高い家賃を支払い続けるのが難しくなった
- 居住物件の周辺環境に不満がある
- 日当たりが悪い
しかし、上記に挙げたような理由は物件探しの段階でも、想定が可能な項目です。満足できる物件に巡り合うためには、内見をしっかり行うことや、譲れない条件を絞るなどの対策が必要となります。
事前にしっかりと対策することで、居住している途中に不満を抱くことを防げるかもしれません。
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「引越し貧乏」にならないようにするには
引越し貧乏になることを防ぐには、主に以下の5つのポイントを押さえておくことが大切です。
【引越し貧乏にならないようにする方法】
- 新居の選び方を工夫する
- 引越しにかかる費用を抑える
- 引越しにかかる費用相場分を貯蓄しておく
- 本当に引越した方が良いのか再検討する
- 引越し業者のお得なプランは最大限利用する
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
新居の選び方を工夫する
新居の選び方を工夫すれば、引越し貧乏に陥る可能性を減らせます。なぜなら、自分の条件や理想に適した物件や、満足できる物件に引越すことで、次の引越しまでの期間を延ばせるためです。
満足のいく物件選びを実現するには、特に内見が重要なポイントです。例えば、内見では以下の項目を意識すると良いでしょう。
【内見のチェック項目例】
- 防音性:隣の住民の物音や車の走行音が気にならないか
- 日当たり:窓の方角や大きさに納得できるか
- 収納スペース:クローゼットやトイレ、洗面所など備え付けの収納スペースが十分な広さか
- 防犯性:窓から覗かれる心配がないか
また、具体的な工夫のポイントは主に以下の2つです。
【新居の選び方のポイント】
- 収入に見合った物件を選ぶ
- すぐに引越すことになるような物件に引越さない
2つのポイントについて、詳しくご紹介します。
収入に見合った物件を選ぶ
収入に合わせて物件を選ぶことで、家賃支払い時の負担を減らせるため、引越し貧乏を防ぐことが可能です。一般的に、手取り額に対する家賃の目安は、25%の割合が適当とされています。
例えば、手取り額に応じた家賃(25%)の金額は以下の通りです。
【手取り額に応じた家賃額】
- 手取り15万円×25%=3万7,500円
- 手取り20万円×25%=5万円
- 手取り25万円×25%=6万2,500円
- 手取り30万円×25%=7万5,000円
また、食費や水道光熱費、通信費など月々にかかる費用も把握したうえで、余裕を持てる家賃を選択することが大切です。このように、収入に合わせた物件に住むことで、貯蓄のハードルが下がり、次の引越しに向けた資金づくりも可能となります。
すぐに引越すことになるような物件に引越さない
物件に不満があると、すぐに引越しを決断してしまうという人も少なくありません。そのため、すぐに引越すことを予防するには、物件に対する妥協ポイントを増やす、もしくは満足できる物件を見つけるまで引越さないかの2択から選ぶ必要があります。
妥協ポイントを増やすためには、優先順位をはっきりさせておくと良いでしょう。「立地条件にこだわりたい」「間取りを優先したい」など、優先するポイントは人によって異なります。自分の中での優先順位を確立しておくと、居住した物件に対する不満が出にくくなるでしょう。
また、満足できる物件を選ぶためにも、将来のライフプランを組み込んでおくことが大切です。例えば、結婚や子供の誕生など、家族が増える予定がある場合、短い期間での引越しを繰り返す可能性が高いと言えます。衝動的な引越しを実行しないことで、余計な出費を抑えることが可能です。
引越し時にかかる費用を抑える
引越し時にかかる費用を抑えれば、引越し貧乏になるリスクを減らせます。費用を抑える具体的な方法の例は、以下の4つです。
【引越し時にかかる費用を抑える方法】
- 引越し業者に頼む荷物をできる限り減らす
- 繁忙期に引越さないようにする
- 一括見積もりで複数の引越し業者の料金を比較する
- 退去費用を抑えるために旧居をきれいに使う
いずれの方法も、実践しやすい内容ばかりです。ぞれぞれの方法について詳しくチェックしていきましょう。
引越し業者に頼む荷物をできる限り減らす
自分で運べる荷物は、できる限り自力で運んだ方が引越し費用を安く抑えられます。なぜなら、引越し業者に依頼した際の費用は、基本的に荷物の量に応じて変動するためです。
そのため、自家用車やレンタカーなどを使って運べる荷物は、極力自分で運ぶようにしましょう。引越し業者に依頼する荷物量が減れば、その分だけ全体的な費用を抑えられます。
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繁忙期に引越さないようにする
多くの人が引越しを行う繁忙期は、費用相場が高くなる傾向になるため、可能であれば時期をずらした方が良いでしょう。一般的に3月と4月は、入学や入社、転勤などにともない引越しの繁忙期とされています。
通常期と比べると、1~2万円ほど金額に差が出るうえに、予約自体も取りづらくなるため、慌ただしい引越しになる可能性が高いと言えます。金額やスケジュールに余裕を持たせたいのであれば、閑散期になる6月頃からが狙い目です。
また、通常期の中でも、賃貸物件の契約を終える月末よりも、月の上旬から中旬の平日の方が引越し予約は少ない傾向です。そのため、引越し業者によっては料金が低い可能性もあります。
一括見積もりで複数の引越し業者の料金を比較する
スマートフォンやパソコンで「一括見積もりサービス」を活用して、効率良く見積もりすることが大切です。一口に引越しと言っても、業者ごとに料金体系は異なるため、依頼者側の条件は同じでも見積額は変化します。
そのため、引越し業者に対して一括で見積もりを依頼し、複数の選択肢から金額を比較検討するのはニーズに適した業者を選ぶために重要なポイントです。
また、見積もりを依頼する際、時間帯を指定しないことで金額が安くなる可能性があります。引越し作業は午前中に依頼が集中しやすく、午後の時間帯は引越し業者のスケジュールが空いている傾向にあるためです。
こちらが時間帯を指定しなければ、業者側は依頼数が少ない「午後」に引越し作業を割り当てられるため、比較的安い料金で見積もりを提示してくれる可能性があるのです。
退去費用を抑えるために旧居をきれいに使う
旧居の退去費用は、基本的に原状回復費用が多くを占めています。原状回復費用と言うと「自分が住む前の状態に完璧に戻すこと」と思いがちですが、実際には壁紙の日焼けや小さなキズのような、経年劣化や自然損耗した箇所は、大家が費用負担するのが原則です。
しかし、故意や不注意による部屋・家具の損壊は、原状回復するための義務を入居者が負います。そのため、旧居をできる限りきれいに使用して、原状回復費用を抑えられれば、引越し貧乏になる可能性を減らせるでしょう。
原状回復費用を抑えるためには、主に以下の4つのポイントに注意することが大切です。
【原状回復費用を抑えるポイント】
- キッチンやトイレの目立つ汚れを落とす
- 部屋の設備を壊さない
- 壁の目立つ汚れを落とす
- 家具や電化製品を残して退去しない
これらのポイントに気をつけることで、退去費用を全体的に抑える効果も見込めます。
引越しにかかる費用相場分を貯蓄しておく
引越しで必要な費用の相場を把握したうえで、次回の引越しに向けて貯蓄しておけば、生活に支障を来すほど金融資産が減る事態は避けられます。引越し費用の相場は家賃によって異なりますが、例えば家賃6万円の場合の初期費用は、一般的に30~48万円程度です。
また、敷金がない賃貸物件の場合、退去の際にハウスクリーニング費用を請求される可能性もあるので注意しなければなりません。費用相場は部屋の広さによって以下のように異なります。
【ハウスクリーニングの費用相場】
- ワンルーム:2~3万円
- 1LDK・2LDK:3~7万円
- 3LDK・4LDK:5~11万円
例えば、2LDKの旧居から家賃6万円の新居に引越す場合、旧居のハウスクリーニング費用と新居の初期費用を合わせて、33~55万円程度の資金が必要です。このように事前に費用相場を知っておけば、資金繰りに余裕を持ったうえで引越しができます。
本当に引越した方が良いのかを再検討する
引越しを考えている段階で、本当に必要な引越しなのか再検討してみることも大切です。例えば、転勤や転職で職場が変わる場合も、通勤できる範囲であれば、引越しでかかる費用と新しい職場への交通費にかかる費用を比較してみましょう。
場合によっては、引越さない方が得するというケースもあります。また、現在の住まいに不満がある場合、以下のように不満を抑えるための工夫を行うことも有効です。
【物件の不満を抑える工夫】
- 家具や照明器具などの配置を変えて、部屋の雰囲気を変化させる
- 引越し費用で購入できる物をピックアップして、気持ちを落ち着かせる
上記の通り、部屋のレイアウトを変えることで、気分に変化をもたらすことが可能です。また、引越し費用には多くの資金が必要となるため、1回の引越し資金で購入できる物をピックアップすることで、気持ちを落ち着かせる効果も期待できるでしょう。
引越し貧乏を回避するためには、自分なりに工夫することも大切です。
引越し業者のお得なプランは最大限利用する
引越し業者が提供するプランは様々で、中には安く利用できるプランもあります。例えば、規定サイズの専用ボックスに荷物を詰めて運搬してくれる「単身プラン」や、荷物の多い家族向けの「ファミリープラン」など、お得なプランが豊富なため、うまく活用することで引越し費用を抑えられるでしょう。
特に、一人暮らしで引越す際は、比較的荷物の量が少ない傾向にあるため、「単身プラン」がおすすめです。自身のニーズと照らし合わせ、適したプランを選んでください。
まとめ
引越し貧乏に陥らないようにするには、収入に見合った物件を選んだり、新居の選び方を工夫したりすることが大切です。また、引越し費用を抑えたい場合、「繁忙期を避ける」「一括見積もりサービスを活用する」などのポイントを押さえておきましょう。
引越し業者に運搬してもらう荷物を減らすことも、費用を抑える方法として有効です。スマートフォンから手軽に利用可能な買い取りサービスの利用も、検討してみてはいかがでしょうか。