不労所得にはどのような種類があるのか？おすすめの形態を徹底解説

不労所得という言葉を耳にすることがあると思いますが、不労所得とは一体なんなのでしょうか。

そもそも不労所得とは、どんな種類があって、どんな方法で得ることができるのでしょうか。

本記事では、不労所得の種類や作り方、注意点などに関して解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

働かなくても収入を得ることのできる不労所得とは？

世の中には働かなくても収入を得ることができる不労所得というものが存在します。

自分が働いていない間にもお金が入ってくるのであればその金額によっては働かなくても生きていけるようになります。不労所得とは一体どのようなものなのでしょうか。

そもそも収入形態には2種類ある

自分が働いた時間をお金に変える収入を労働収入といいます。労働収入では自分が働いた時間の分しかお金がもらえません。

対して、自分で労働することなく持っている権利によって得られる収入を権利収入といいます。権利収入は自分の時間を使わなくても半自動的に収入を生み出してくれます。

労働収入は会社員として働いたり、アルバイトや個人事業主として働いたりする場合に発生します。自分で事務所を開いている弁護士なども自分が働いているのであれば、労働収入になります。

権利収入は自分で会社を持っていて従業員に働いてもらっている人、投資家、印税で生活する作家などが含まれます。

時間を切り売りして働く労働収入

労働収入は常に働いた時間の対価として得られる収入のことです。ですので、自分が持っている時間の分しか稼ぐことはできません。1日10時間働くとしても10時間以上の利益は得られないのが特徴です。

日本の労働人口は約95%がこの労働収入で生計を立てているといわれています。

自分が働かなくても得ることのできる権利収入

権利収入は簡単に言うと稼ぐ仕組みを構築して得た収入だと言えます。会社を起こした実業家は、会社という稼ぐ仕組みを作り、人を雇って、その仕組みを回すことで利益を得ています。一度作ってしまえばあとは自動的に収入が入ってくるのが特徴です。また、複数の権利収入先を持つことで、収入を青天井に上げていくことができます。

日本の労働人口の約5%がこの権利収入で生計を立てていると言われており、収入は労働収入で生計を立てている人たちの約4倍ほどです。

不労所得の種類

不労所得となるものはいくつか種類があります。難易度の高いものから低いもの、資金が必要なものからそうでないものまで幅広く存在します。

どのような不労所得があるのか、詳しく見ていきましょう。

本や音楽などの印税

印税とは、著作物の権利を持つ人がそれを利用する人から得るお金のことです。例えば、本を書いた人には著作権が存在しますが、その本を販売して利益を得たい人は著作権を持つ人に利用料を払う必要があります。一度著作物を作ってしまえば印税として権利収入を得ることが可能になります。

印税になる著作物は本や音楽が代表的です。漫画や小説、ミュージシャンとして演奏した楽曲や作詞・作曲した楽曲には著作権があるので権利収入として稼ぐことが可能です。

投資用不動産

不動産を貸し出すことで得られる利益も不労所得になります。不動産を買うお金が必要でハードルが高いと思われるかもしれませんが、投資用に不動産を購入する場合は金融機関でローンを組むことができるので、いますぐにお金がなくても大丈夫です。不動産を貸し出して得る毎月の家賃収入から返済をしていきます。

しかし、借り手が見つからない場合は収入を得ることができません。ローンの場合は定期的な返済が必要になってくるのでその返済額によっては家賃を下げにくいこともあります。

またエリアによって人気も異なり、借り手の見つけやすさや家賃の値段設定も異なるので、その辺りの知識も必要になってきます。

株式投資の配当収入

株式投資には売買による差益で稼ぐキャピタルゲインと株式を保有していることで配当金を得るインカムゲインがあります。売買で利益を得るには常に相場を確認しておく必要があります。なので、完全に不労所得といえるのは、配当金を得るインカムゲインです。

配当金は年何％の利回りで運用できるのかが鍵になります。したがって、ある程度いい利回りを得るために業績が好調な企業の株式を買うなど知識とリサーチが必要です。

また、同時に資金力も求められます。年5%の利回りで運用できたとしても、投資額が100万円では年5万円の利益にしかなりません。資金がほとんどない状態では、まとまった利益を得ることは不可能です。

債券・為替の収入

債権は国が発行する国債と企業が発行する社債があります。債権は国や企業にお金を貸している形になるので、満期になると元本が帰ってきます。

国債であれば、日本がなくなることはほぼないので元本保証がされていると考えても大丈夫です。しかし、金利は銀行金利より少しよい程度で、リスクが低い分リターンはあまりありません。

社債であれば国債よりも高めの金利で運用することができます。社債はあくまでも企業にお金を貸している形になるので、倒産してしまえば元本が返ってこないというリスクもあるので注意が必要です。

債権の金利やリスクは経済情勢の影響を受けやすいので、安定した不労所得にするには常に経済の動向を伺う必要があります。

駐車場・コインロッカーなどのリース系

駐車場やコインロッカーなどを設置することで利益にすることもできます。運営は管理会社に任せられるので全く労働しなくても収入になります。土地を持っている場合、自販機などを設置して稼ぐことも可能です。

駐車場やコインロッカーが使われるかは立地条件に大きく左右されるので、自分のやろうとしている場所で利益が見込めるかを確認するようにしましょう。一人当たりの単価も立地条件によって変わります。

ブログ・YouTubeなどのネットビジネス系

YouTubeに動画をアップして広告収入を得る、ブログを解説してアフィリエイトで収入を得るということも可能です。動画をアップするのは今はスマホ一台で可能な時代です。動画を上げるハードルは下がっているので、挑戦しやすいと言えるでしょう。

YouTubeにもブログにも言えることですが、苦労して動画や記事を作成しても人に見てもらえなければ収益に繋がりません。また、動画の作成や記事の作成に労働収入並の時間がかかってしまう可能性があります。一度作ってしまえば資産として利益を生み出し続けてくれますが、こういったリスクや労働が必要な点には注意しましょう。

資金が少ない人におすすめの不労所得の種類

不労所得を得るにはまとまった資金が必要なものと、資金がなくても自分の体さえあれば資産を形成して不労所得に繋げられるものがあります。

ネットビジネスによる不労所得

YouTubeやブログなどのネットビジネスで不労所得を得るのであれば資金は必要ありません。

YouTubeであればどのような動画が視聴者を集められるのかということを入念にリサーチして動画を制作しましょう。ジャンルによっては、チャンネルの動画が連続で再生されて、安定した収益につながることもあります。

ブログも基本的には同じで、需要のあるジャンルについて質の良い記事を書ければ多くの人に見てもらえて収益を上げることが可能です。こちらは文章なので動画よりもハードルが低く見えますが、収益を上げるブログを作るには文章力やSEOの知識が必要です。

しかし、前述の通り人に見てもらって初めて広告収入が発生するので、視聴回数を稼げなければ収入にならないというリスクと労働時間がかかってしまうという点に注意しましょう。

株式投資で小さくスタート

リスクを抑えて不労所得を得るには配当金を得ることと書きましたが、資金がない状態ではまともに収益を上げることはできません。そこで、資金がないのであれば株式を短期間で売買して売買差益を狙うということも選択肢に上がります。

もし株価が大きく変動すれば小さい投資でもそれなりのリターンが生まれます。そのまま生まれた資金をさらに株式に投資して増やしていくということも可能です。しかし、投資資金が減るリスクもあります。

初めは投資のシミュレーションアプリなどを使って練習してから本番に臨むなど、無茶な投資にならない方法を学ぶことがおすすめです。

駐車場・コインロッカーなどのリース系

コインロッカー投資も駐車場投資も設置する場所や建設する場所で利用されるかどうかが大きく変わります。需要がある場所で運用できると利益が出やすいです。

コインロッカーであれば駅周辺に設置することで放っておいても利益を上げてくれます。特に、観光客が立ち寄る駅では効果が大きいです。重い荷物を持って観光するのは疲れるので、戻ってくる最寄りの駅に預けておくという人は多いはずです。

出張で来たという人も大きな荷物はロッカーに預けます。商談で同じ駅に何度もくる必要があれば、当然同じコインロッカーに預けることになるはずなのでリピート率も高くなります。

コインロッカー投資はコインロッカーを買えばリースすることができるので、不動産投資よりも低資金から始められます。

資金に余裕のある人におすすめの不労所得の種類

資金に余裕がある人は元手を大きくかけることができるので、当然リターンも大きくなります。

ここでは、資金に余裕がある人向けの不労所得を紹介します。

不動産所得

不動産投資は基本的にアパートやマンション、空き家を購入して、それを賃貸することで収益を上げる方法が一番安定しています。売買益を狙う方法もありますが、リスクも高く不動産業者でも難しいため安定はしにくいでしょう。

前述の通り借り手がいなければ収益は上がらないため、借り手が見つけられそうな物件を選ぶべきです。人気の場所になると、その分初期投資も大きくなりますが、家賃が高くても借りたいという人が多くいるので月々の収入も大きくなります。

初期投資を抑えて良物件を手に入れられればリスクを抑えたり他の物件にも投資を広げられたりするため、中古ワンルームマンションなど低価格の物件で成功している人もいます。

自分がよく知っている土地であれば、人が集まりやすい場所なども分かるため空室のリスクを抑えて投資することもできます。

株式投資

原資を十分に確保できる人には、中長期的に株を保有して配当金を受け取る方法が最も安定しており、おすすめです。中長期的に株を保有するのであれば、これから先も後退しない企業の株式を購入しましょう。

配当金は配当利回りが高いものを選ぶことで原資に対して大きな利益を上げられます。一般的に配当利回りが3%以上のものが高配当と言われているので、それに絞って探すと良いでしょう。また、資金が豊富な場合はいくつかの高配当株に分散して投資することで暴落に備えることができたり、リスクを抑えながら高い売却益を狙いにいくといったことができたりします。

まずは自分の気になる業界から株式を購入してみましょう。

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債券・為替

FXなどの為替の取引でも利益を上げることが可能です。FXは為替を買ったり売ったりすることで利益を上げます。基本的には株式投資と同じで原資が多い方が取引できる金額も大きくなり、リスクも利益も大きくなります。

FXの場合はレバレッジを効かせることで所持している金額以上の額をやりとりできます。原資が大きければ、その何倍もの資金を扱えることになるので、一度のやり取りで一気に稼げる可能性もあります。

他にも仮想通貨など、通貨の売買差益で稼げるものもあるので自分が詳しい国の通貨や詳しい仮想通貨を選んでやりとりするのがおすすめです。

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不労所得に関する注意ポイント

不労所得には注意しなければならないことも多いです。

これから不労所得を作ろうと考えている方は特に参考にしてみてください。

必ず稼げる保証はない

不労所得を得るためにYouTubeやブログをやってみても、収入を得られるかは見てもらえるかどうかにかかっています。株式や不動産への投資に対しても必ず稼げるとは限りません。稼げない可能性もあることは理解した上で不労所得へ時間やお金を投資しましょう。

収入によって確定申告が必要

不労所得は1年間に20万円を超えると税金がかかり、確定申告が必要になります。20万円を超える場合は忘れずに確定申告をしましょう。

怪しいマルチビジネスに注意が必要

マルチビジネスとは自分が組織の勧誘者となって他人を勧誘することで紹介料を得るビジネスです。多くの人を勧誘した人ほど儲かる仕組みになっています。儲かるのはごく一部の上位の人のみなので、ビジネスとして安定した収益を上げたい人は手を出さない方が良いでしょう。

不労所得にはさまざまな種類があるから挑戦しよう！

この記事では、

• 不労所得は投資やネットビジネスなどさまざまな種類がある
• 不労所得は資金に余裕があるかないかで選び分ける
• 稼げるかどうか分からなかったり怪しいビジネスには注意する

ということを解説しました。

資金があってもFX投資などはリスクが高くなるためしっかりと知識をつけて取り組みましょう。

ハピタスでのポイ活などであれば、ポイントを貯める活動をするだけで稼ぐことができるので、不労所得の第一歩にはおすすめです。まずは自分が興味のあるものから始めてみると良いでしょう。