たびハピ

山陰の名湯・皆生温泉「皆生風雅」宿泊記


弓ヶ浜半島の付け根に位置し、日本の渚百選にも選ばれた風光明媚な場所に湧く山陰の名湯、皆生温泉。“美人の湯”としても知られる皆生温泉を楽しめる「皆生風雅」は、アンティーク調の家具や白砂の庭園、日本の伝統建築が美しい、“大人の非日常”を提供するお宿です。
山陰の味覚や温泉を楽しむのはもちろんのこと、館内ではアンティーク着物を羽織って自由に撮影することができ、雅な空間で思い出に残る時間を過ごせますよ!

鳥取県の皆生温泉

皆生温泉は鳥取県の米子市にある温泉です。ちょうど鳥取県と島根県の境目に位置するため、鳥取県を旅する観光客だけではなく、お隣の島根県を旅する観光客にもよく宿泊地として選ばれる温泉地です。実際に島根県の松江と皆生温泉のある米子は、電車、バス、車、いずれも1時間かからない距離にあります。

米子駅を利用する場合は、お宿の送迎が利用できます。宿泊日の2日前の21時までに予約する必要があるので、利用するつもりの人は忘れず連絡しておきましょう。乗り場は以前は米子駅北側でしたが、現在は新たに広場が整備された南側になっています。駅の南側はスッキリと広々としているので、送迎の車もすぐに見つかりますよ!

格式ある佇まいながらリーズナブルな滞在を提供する「皆生風雅」

送迎の車で皆生風雅に到着してまず驚くのが、その豪華な佇まい。広々とした前庭の奥には美しい日本建築の建物が見えてきます。

この格式高そうな玄関を見たら、さぞかし高級なお宿だろうと思われるかもしれませんが、2食付きのプランでもリーズナブルでコスパの高い満足宿なので、皆生温泉に泊まってみたいと思われている人にはかなりおすすめの一軒です。

種類豊富な客室タイプ

皆生風雅の客室は種類が多く、どの世代にもピッタリと希望に沿う部屋が見つかるはず。リーズナブルに泊まりたい人にはスタンダード和室やスタンダードツインルームがありますし、客室に自分たちだけの露天風呂が備わったお部屋、露天風呂付きでさらにメゾネットになっているお部屋、大山や日本庭園が望める次の間付きのお部屋もあります。広さも18㎡から98㎡までと幅広くラインアップ。

今回は2024年2月に増設された人気の「展望露天風呂付き 特別次の間付き和室」をご紹介します。

展望露天風呂付き 特別次の間付き和室

「展望露天風呂付き 特別次の間付き和室」、長い名前が付いたお部屋ですが、それだけ特別な設備が備わったお部屋ということですね。

まずは、その広さ。メインの和室(写真左)を中心に、今回は寝室として使用した和室(写真手前)、そして大きなソファーとテレビが置かれた和洋室(写真右奥)がある62.5~81㎡の広さのお部屋です。定員は5名なので、親・子・孫の3世代旅行にもぴったり。

広縁の大きな窓からは大山と美しい庭園が望めます。この庭園は2000坪の広さがあり、白砂青松の弓ヶ浜をイメージしたものだそうですよ。

展望露天風呂

お部屋の奥には通常のお風呂もあるのですが、大山や庭園を望む窓際に展望露天風呂が備わっていますので、迷わずこちらを利用!

2024年2月に増設されたばかりのお部屋だったため、眺望の良さはもちろんのこと、木の香りでも癒されました。湯船は常に適温に保たれていて、気が向いたタイミングに自由に入れるのは至福の喜び。もちろん温泉も存分に楽しみましたが、このマイ展望露天風呂の存在は、皆生温泉での滞在を2ランクぐらいUPしてくれました!

ちなみに皆生風雅では色浴衣が無料で利用できます。「色浴衣、素敵!」と思っても宿によっては数千円の追加料金がかかることもありますが、ここでは追加料金なしで楽しめます。しかもサイズごとにかなりの数が用意されているので、気に入った柄の自分サイズがない…なんて悲しいこともほとんどなし。これは浴衣での写真撮影も楽しくなりますね!

クラシカルな雰囲気が素敵なラウンジ

お部屋も居心地が良くて素敵なのですが、筆者一番のお気に入りスポットは、美しい白砂の庭に面したクラシカルなこちらのラウンジ。

和洋が絶妙に混ざり合った空間が素敵で、日本の伝統的な柄が織られたアンティーク帯が贅沢にもテーブルランナーとして使われたり、アンティーク着物がアートのように飾られたりと、とにかく眼福のラウンジ。

ここでは自由にコーヒーやお茶などの飲み物がいただけます。そして、山陰地方でつくられた「月山」や「李白」などの人気の日本酒も無料!

ゆったりとした椅子に座って、お気に入りの浴衣に身を包み、地元の日本酒やコーヒーを楽しむ。優雅な時間を提供してくれるラウンジです。

アンティーク着物体験

皆生風雅では、アンティーク着物体験が可能です。しかも無料で!これは試してみなきゃ!アンティーク着物とは言っても「打ち掛け」なので着付けが不要で洋服の上から羽織るだけでOK。

背中にウエストポーチなんかを仕込んでおくと、帯っぽい立体感が出るかもしれませんね。羽織るだけでも満足度の高い体験なのでぜひ試してみてくださいね。年月の経っているアンティークものなので、袖を通す時は優しく取り扱いましょう。

アンティーク着物はいくつか用意されているので、お友達同士で同時に体験することが可能。一緒に羽織って写真を撮ったらかなりゴージャス!色や柄がそれぞれ違うので、いくつか袖を通して写真を撮ると楽しいですよ。

“美人の湯”と言われる皆生の湯を楽しむ

泉質は、保温効果・保湿効果が高くお肌に良いとされる三大美肌成分(マグネシウム・硫酸塩・メタケイ酸)が豊富。新陳代謝やアンチエイジング効果を期待できるかも!

時間は15:00~24:00、6:00~9:00です。温泉付きのお部屋が多いのが理由かもしれませんが、大浴場は夜も朝も空いていました。時間によってはほぼ貸切状態!

画像提供:皆生風雅

お湯は無色透明です。海に湯が湧く皆生温泉は、ヨーロッパで古くから行われているタラソテラピーの日本バージョンのようなものですね。塩化物泉なので保温効果も抜群です。

湯上り処には自販機やマッサージチェア、山陰のガイドブックなどの雑誌類も用意されていますよ。ここでガイドブックや情報誌を見ながら明日の予定を立てるのもいいでしょう。

皆生風雅のお食事

皆生風雅のお食事は、朝夕ともに地元山陰の旬の海の幸・大地の恵みを存分に楽しめるもの。プランによってはお部屋食もありますが、今回は広間でいただきました。

さまざまなお食事プランが予約できる夕食

皆生風雅は部屋のラインアップも豊富ですがお料理も「プレミアム会席」「特選 蟹会席」「蟹・和牛会席」「基本会席」「カジュアル会席」など複数から選べるので、希望のお部屋と組み合わせるとかなり自分の好み通りの滞在が出来上がります。

写真は「蟹・和牛会席」。鳥取らしく梨ワインから始まり、カニをふんだんに使った創作料理、古くから和牛の産地として知られる鳥取県が誇る「鳥取和牛」、地野菜がたっぷり!もちろん〆はカニ雑炊。最後はデザートまで付いた豪華な会席です。

体に優しい地産地消の朝食

朝食も夕食と同じく広間で。昨晩豪華に食べ過ぎてしまっても、朝は優しいお献立なので、こちらもペロリと完食できる内容です。

特にごはんは予約時間に合わせて一釜ずつ丁寧に炊き上げられたもので、ツヤツヤで甘みがあって非常に美味!旅館オリジナルの豆乳蒸しや、大山の新鮮野菜、日本海の珍味などが並び、いつもより沢山食べてしまうこと間違いなし!

写真撮影も温泉もグルメも楽しめる「皆生風雅」で欲張りステイを!

温泉やお食事はもちろんのこと、最近の旅では自分たちだけの体験ができるかどうかも重要なポイント。皆生風雅なら、通常はなかなか体験できないアンティーク着物を羽織って自由に撮影できるので、旅の様子をSNSにUPしたい旅人にもおすすめ!クラシカルなラウンジで撮影すればより一層素敵な思い出になりますね。

チェックアウト後は、宿から徒歩5分ほどの米子市観光センターで自転車を借りて、令和2年3月に全線開通した「白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコース」を走るのもおすすめ。米子城にも30分ほどのサイクリングでアクセスできるので、ぜひ足を延ばしてみてくださいね。

DATA
皆生風雅
所在地:鳥取県米子市皆生温泉3-16-1
電話:0570-02-3320
Web:皆生風雅

※この記事は皆生風雅の無料試泊の体験を記事にしたものです

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