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博多旧市街ライトアップウォーク2023千年煌夜開催決定!見どころを徹底紹介


博多旧市街ライトアップウォーク2023千年煌夜開催決定!見どころを徹底紹介

博多旧市街ライトアップウォーク千年煌夜」(福岡県福岡市)は、博多の秋を彩る神社ライトアップイベント。2023年も開催が決定し、期間は11月2日~5日です。

2022年はコロナ禍の影響で縮小開催でしたが、2023年はフル開催で実施。今回は地元福岡在住ライターである筆者が、全13会場をすべてご紹介。その見所を徹底解説します!

博多旧市街ライトアップウォーク 千年煌夜とは

博多旧市街ライトアップウォーク 千年煌夜(読み方:せんねんこうや)は、多くの神社仏閣が立ち並ぶ「博多旧市街」を舞台に、期間限定でライトアップされたお寺・神社をめぐるイベントです。

ライトアップウォークは、2006年に「福岡市都市景観賞20周年記念事業」の一環で、「御供所ライトアップウォーク」として歩みはじめました。

地域・地元企業・行政が実行委員会を構成。博多の夜の魅力創出や地域の活性化・集客力の向上を目的に、長い歴史を有する寺社の建物や庭園のライトアップを実施したのが始まりです。

普段は中々入ることのない寺社を夜に特別に拝観できる点が大きな特徴。現在は「博多旧市街ライトアップウォーク 千年煌夜」として、例年延べ10万人規模の来場を誇る“博多の秋の風物詩”となりました。
※以下、博多ライトアップウォークと略します。

博多ライトアップウォークは、大きく3つのエリア(御供所エリア・呉服町エリア・冷泉エリア)に分かれ、有料会場と無料会場があります。今回は、3エリアすべての会場の見所を徹底紹介します!

御供所(ごくしょまち)エリアの見所

御供所エリアは、博多ライトアップウォークでも特に人気の高いエリア。2023年は5会場でライトアップを楽しめます。このエリアは期間中混雑しがちで、入場待ちも予想されます。めぐる順番に決まりはありませんが、3エリアの中でも最初にめぐった方が無難でしょう。

博多千年門(はかたせんねんのもん)

博多千年門

平成26年(2014年)に建造された博多千年門は、博多へ訪れる観光客を歴史的文化財が多く残る寺社町エリアへと導くウェルカムゲート。博多ライトアップ期間中は、フルカラーLED使用によって色とりどりに変化する姿を見ることができます。

華やかな色合いが美しく、記念撮影スポットとしてもおすすめ。またJR博多駅から徒歩圏内であり、無料(チケット不要)で鑑賞できる点も見逃せません。

DATA
博多千年門(はかたせんねんのもん)
所在地:福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目29-9
アクセス:福岡市地下鉄「祇園駅」から徒歩約5分
※無料会場です。 

東長寺(とうちょうじ)

東長寺

東長寺は、真言宗九州教団の本山。弘法大師創建としては日本最古の寺院と言われています。本堂と五重塔に照らされたライトアップが、実にフォトジェニック。特に本堂の扉全面に表現される演出は、毎年変化し見逃せないポイントです。

まさに博多ライトアップウォークを象徴する情景であり、SNS映えスポットしても注目すべき会場。期間中は混雑しがちなので、時間にゆとりを持って訪問しましょう。

DATA
東長寺(とうちょうじ)
所在地:福岡県福岡市博多区御供所2-4
アクセス:福岡市地下鉄「祇園駅」を出てすぐ
※有料会場

承天寺(じょうてんじ)

承天寺

承天寺は、鎌倉時代に創建された由緒ある古寺です。玄界灘を表現したと言われる枯山水の石庭が特に有名で、博多ライトアップウォークでは、まるで生き物のように変化する光の美しさに魅了されます。こちらも人気の高い会場の一つであり、時間にゆとりを持って訪問しましょう。

DATA
承天寺(じょうてんじ)
所在地:福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目29-9
アクセス:福岡市地下鉄「祇園駅」から徒歩約4分
※有料会場。仏殿のみは無料会場(この記事の最後にチケット情報を掲載)

円覚寺(えんがくじ)

円覚寺

円覚寺は千利休の秘伝書が伝承され、茶禅道場として知られる古寺。博多ライトアップウォークでは、特別公開される中庭の美しさに定評があります。派手さはないものの、落ち着き有る中庭の情景が印象的な会場です。

DATA
円覚寺(えんがくじ)
所在地:福岡県福岡市博多区御供所町13−11
アクセス:福岡市地下鉄「祇園駅」から徒歩5分
※有料会場(この記事の最後にチケット情報を掲載) 

妙楽寺(みょうらくじ)

妙楽寺

妙楽寺は、正和5年(1316年)に大應国師の高弟である月堂宗規によって開山。博多ライトアップウォークでは、山門から本堂にかけてライトアップされ、荘厳な雰囲気を醸し出しています。

DATA
妙楽寺(みょうらくじ)
所在地:福岡県福岡市博多区御供所町13-6
アクセス:福岡市地下鉄「祇園駅」から徒歩約4分
※有料会場(この記事の最後にチケット情報を掲載) 

呉服町(ごふくまち)エリアの見所

呉服町エリアは、2023年は6ヶ所の会場を設営。狭い範囲に密集して会場があるので、効率良く巡れます。

本岳寺(ほんがくじ)

本岳寺

本岳寺は大正時代に建造された本堂が美しくライトアップされた会場。またライトアップ限定の御朱印もあり、御朱印ファンには見逃せません。

DATA
本岳寺(ほんがくじ)
所在地:福岡県福岡市博多区上呉服町14-21
アクセス:福岡市地下鉄「呉服町駅」から徒歩約5分
※有料会場(この記事の最後にチケット情報を掲載) 

善導寺(ぜんどうじ)

善導寺

善導寺は、建暦年間(1211〜1213年)に建立された古寺。博多ライトアップウォークでは、重厚かつ荘厳な雰囲気漂うライトアップが印象的な会場です。

DATA
善導寺(ぜんどうじ)
所在地:福岡県福岡市博多区中呉服町6-24
アクセス:福岡市地下鉄「呉服町駅」から徒歩約3分
※有料会場(この記事の最後にチケット情報を掲載) 

妙典寺(みょうてんじ)

妙典寺

妙典寺は永徳元年(1381年)に創立された古寺。1945年の福岡大空襲による消失を逃れ、往時の姿を今に残しています。本堂内部に特別展示された「宝船」も必見。ライトアップ限定の御朱印を求めることもできます。

DATA
妙典寺(みょうてんじ)
所在地:福岡県福岡市博多区中呉服町9-12
アクセス:福岡市地下鉄「呉服町駅」から徒歩約2分
※有料会場(この記事の最後にチケット情報を掲載) 

海元寺(かいげんじ)

海元寺

海元寺は、応永3年(1396年)に開山された古寺。怪しく浮かび上がる閻魔堂(上写真)と黄金色に輝く観音堂の対比が印象に残る会場です。

DATA
海元寺(かいげんじ)
所在地:福岡県福岡市博多区中呉服町10-5
アクセス:福岡市地下鉄「呉服町駅」から徒歩約6分
※有料会場(この記事の最後にチケット情報を掲載) 

一行寺(いちぎょうじ)

一行寺

文安元年(1444年)に開山。かつては博多の町の玄関口として人々が行き交った旧唐津街道沿いにあります。山門(道路沿いの玄関)のみのライトアップですが、無料(チケット不要)
で鑑賞できます。

DATA
一行寺(いちぎょうじ)
所在地:福岡県福岡市博多区中呉服町9-23
アクセス:福岡市地下鉄「呉服町駅」から徒歩約6分
※無料会場

葛城地蔵尊(かつらぎじぞうそん)

葛城地蔵尊

梵字が刻まれた石碑が、ライトアップによって闇から浮き上がる様が印象的な会場。無料(チケット不要)で鑑賞できます。

DATA
葛城地蔵尊(かつらぎじぞうそん)
所在地:福岡県福岡市博多区上呉服町5-147
アクセス:福岡市地下鉄「呉服町駅」から徒歩約6分
※無料会場

冷泉(れいせん)エリアの見所

冷泉エリアでは、2023年は2ヶ所の会場が楽しめます。

櫛田神社(くしだじんじゃ)

櫛田神社

櫛田神社は、地元の人々から“お櫛田さん”と親しまれる博多の総鎮守。博多人なら誰もが知る著名な神社です。ちなみに全国的にも有名な祭りである「博多祇園山笠」は、櫛田神社の祇園神に対する氏子の奉納神事です。

DATA
櫛田神社(くしだじんじゃ)
所在地:福岡県福岡市博多区上川端町1-41
アクセス:福岡市地下鉄「櫛田神社前駅」から徒歩約3分
※有料会場(この記事の最後にチケット情報を掲載) 

龍宮寺(りゅうぐうじ)

龍宮寺

龍宮寺は開創時期不明ですが、人魚伝説が言い伝えられる寺。人魚の骨を祀る本堂が期間中公開され、独特の荘厳な雰囲気に満ち溢れています。

DATA
龍宮寺(りゅうぐうじ)
所在地:福岡県福岡市博多区冷泉町4-21
アクセス:福岡市地下鉄「祇園駅」から徒歩約2分
※有料会場(この記事の最後にチケット情報を掲載) 

「博多旧市街ライトアップウォーク千年煌夜」2023年の変更点は?

以上、「博多旧市街ライトアップウォーク千年煌夜」の全13会場をご紹介させて頂きました。
※今までご紹介した画像は、2022年(前回)及び2019年(前々回)開催時に撮影したものです。

2023年のライティングテーマは「華」。全国各地の照明会社が腕を競い合い、博多の街を光の華で彩ります。どのようなライティングになるかは、開催当日のお楽しみです!

漢字の「光」をモチーフにしたデザイン。 画像提供:博多区総務部企画振興課

2023年は4年ぶりにフル開催となりましたが、昨年(2022年)と大きく異なる点がチケットの取り扱い。4日間通して使えるチケットになりました。(昨年は、一日限りのチケットでした。)

博多ライトアップウォークは、大きく3エリアの分かれた広大な範囲に点在。1日ですべて巡った場合、点灯開始から終了までフルに時間を使う上に、中々の体力を要します。例えば2日間に分けて巡るとすると、御供所エリアと冷泉エリアで1日、呉服町エリアで1日、などとゆとりを持って鑑賞できます。

時間が取れる方は2日程度に分けて、ゆっくりと訪問しよう

また事前に訪問を計画されているのであれば、早めのチケット購入がおすすめ。割安で購入できます。
※チケット購入の詳細については、公式サイトをご参照ください。

※本記事は、博多区役所のメディアプレス及びプライベートで実際に訪問した体験を基に書かれています。

 DATA
 博多旧市街ライトアップウォーク2023千年煌夜
 会期:2023年11月2日~5日
 点灯時間:17時30分~21時
 電話番号(お問い合わせ先):092-710-4467
 ※平日10~17時。会期中は21時まで

チケット料金:
【紙チケット】早割(10/15まで)2,000円、前売(10/16~11/1)2,300円、当日(11/2~5)2,500円
【eチケット】早割(10/15まで)1,950円、前売(10/16~11/1)2,250円、当日(11/2~5)2,450円
※料金はいずれも税込みです。
※チケット1枚で全有料会場1回の入場ができます。

 Web:博多旧市街ライトアップウォーク2023千年煌夜 公式サイト