オーストラリアに旅行で訪れたら、忘れてはいけないお土産ショッピング。定番のコアラやカンガルーグッズ、日本でもお馴染みのチョコレートビスケット「ティムタム」以外にも、実は外せないお土産リストがたくさんあります。
今回は定番の人気商品から、オーストラリアに在住住んでいた筆者が個人的にオススメのレアものまで、オーストラリアで必ず買っておきたいお土産を15種類ご紹介します。
目次
オーストラリアのスーパーで買えるお土産
海外でスーパーに訪れてお店に並んでいるものを眺めているだけで、自然とその土地の生活や文化が感じられるっていうことがありませんか?さらに日本ではあまりお目にかかれないような食べ物などを目にするだけで「海外旅行に来てるんだ!」とワクワクするものですよね。
まずはそんな誰しもが訪れるスーパーマーケットで簡単に購入できる、オーストラリアで外せないお土産をご紹介します。
チョコレートビスケット・ティムタム(Tim Tam)が一番有名
日本でも既にお馴染みの、チョコレートでコーティングしたビスケット菓子「ティムタム(Tim Tam)」。オーストラリアで一番有名なチョコレートビスケットです。今やカルディやスーパーでも購入できる「オーストラリアと言えば」でお馴染みの超ド定番商品で、実は筆者個人的には「わざわざ日本でも購入できるものを買わなくても‥‥」という気がしなくもありません。
それでも「オーストラリアと言えばティムタムは外せない!」という方は、季節ごとに展開される限定商品を購入してみるのはいかがでしょうか?
シーズンによってはスイーツショップなどとのコラボ商品なども販売しているので、日本では手に入らないレアものが手に入るかも?さらにティムタムは定期的にスーパーで半額セールも行われているので、購入する際はそこを狙いたいですね。
バイロンベイクッキー・オーストラリア土産の新定番
オーストラリア大陸最東端にある、ゆったりとした時間が流れるのどかなビーチタウン「バイロン・ベイ(Byron Bay)」。サーファーやヨギ、バックパッカーが世界中から訪れる「ウェルネスの聖地」とも呼ばれています。そんなバイロンベイ近郊の小さな農家で、地元の食材を使い、代々受け継がれたレシピをベースに作られた「バイロンベイ・クッキー」は、口に中でホロホロと崩れ、やさしい甘さが広がる素朴な味わいです。
小さい袋に10粒程度しか入っていないので、まさに「開けたら最後You can’t stop」状態。そのクセになる美味しさから、今ではお土産としてもティムタムを凌ぐ人気があります。筆者も一時帰国で友人へのお土産にしましたが、後日「あのクッキー、とても美味しかった!」と周りにもかなり好評でした。ぜひスーパーの棚で見つけたら手に取ってみましょう。
ポテトチップス「レッドロックデリ」・パンチのあるフレーバーとザクザク食感
繊細でバラエティ豊かなフレーバーとやさしいパリパリ感が楽しめる日本のポテトチップスに対して、オーストラリアのポテチは厚みがありバリバリとした歯応えが楽しめる堅揚げタイプ。ガツンとパンチのある濃いめのフレーバーが多く、ビールやお酒のお供にもぴったりです。
筆者のおすすめは、スーパーでも大きな売り場面積を誇る「レッドロックデリ(Red Rock Deli)」のポテチ。独特の厚切り感とザクザクした歯応え、強めだけど後引く味付けは、もう他のメーカーのポテチに戻れないほどの中毒性があります。
定番商品の塩味の美味しさも捨て難いですが、パンチのある強烈な酸っぱさと塩味がクセになる「シーソルト&バルサミコ酢(Sea Salt & Valsamic Vinegar)」味はクセになる美味しさです。他にも季節ごとの限定商品もあるので、そちらも捨て難いですね。
因みにポテトチップスを飛行機で持ち帰る際は、気圧の変化で袋が破裂することも(実際破裂したことがあります)。持ち帰る際はスーツケースにそのまま入れず、袋に入れるなどして気をつけましょう。
チョコレート・一度食べたら病みつきの美味しさ
専門店からスーパーまで、どこでも気軽に購入できるお土産の定番「チョコレート」。オーストラリアにはキャドバリー(Cadbury)などの低価格で手に取りやすい商品から、素材にこだわったショコラティエの高級チョコレートまで、お土産にぴったりな美味しいチョコレートがたくさんあります。
パナチョコレート・ヴィーガンチョコレートは罪悪感無し
ヴィーガン先進国「オーストラリア」には植物由来の料理やお菓子がたくさんあり、チョコレートも例外ではありません。メルボルン生まれの「パナ・オーガニック(Pana Organic)」のチョコレートは、原材料がオーガニックなのはもちろん、全てヴィーガン(植物性)でグルテンフリー、白砂糖フリーで大豆フリーです。
職人の手で一つ一つ丁寧に作られたチョコレートは、素材そのももの味が感じられるやさしい味わい。日本にも進出していますがお値段も高めで品切れなことも多いので、スーパーでも気軽に買えるオーストラリアで、是非お土産用にゲットしましょう。
ただし生チョコレートなので、溶けやすい夏季の持ち帰りにはご注意ください。
ココブラック・オシャレなパッケージはギフトにも
厳選された材料を使って伝統的な製法で作られた、メルボルン生まれの高級ショコラティエ「ココ・ブラック(Koko Black)」。繊細でエレガントな味わいと、クールでオシャレなパッケージが、大切な人へのギフトにぴったりです。オーストラリアには有名店「Haigh’s(ヘイグス)」のチョコレートもありますが、お土産や自分用に「ちょっといいチョコ」を買うなら、筆者は断然ココブラックです。
100種類上あるチョコレートの中から特に筆者がオススメしたいのは、稀少なレザーウッドのハニーコム(ハチの巣)を使用した「タスマニアン・レザーウッド・ハニーコム(Tasmanian Leatherwood Honeycomb)」。チョコレートのビターな甘さと、ハニーコムのザクザクした食感のバランスが何とも絶妙です。カフェを併設した店舗もあるので、観光の合間にホットチョコレートやチョコレートアイスでちょっと一息もいいですね。
お酒・免税ギリギリまで持ち帰りたい!
「免税店でウィスキーをお父さんのお土産に」という時代もありましたが、オーストラリアには自分の旅の思い出に買って帰りたいお酒が目白押しです。
日本に持ち込みできるアルコールの免税範囲は1本760ml×3本=2,280ml。ワインなら3本、ビールなら6本と、どれをどの程度持って帰ろうか迷いますが、実際にかかる関税はワインやビールは1lにつき200円のみ(ジンなどスピリッツ系は1Lで500円)です。お酒の価格によっては、免税範囲をちょっとくらいオーバーしてもお得かもしれません。
ワイン・高品質でコスパ最高
ワイン生産量世界5位と、世界でも有数のワイン大国オーストラリア。歴史と伝統のある欧州ワインに対して、若いワインの産地として「新世界(ニューワールド)ワイン」と呼ばれ親しまれ、果実味溢れる豊かな味わいが人気です。
そんなオーストラリアに訪れたら、是非訪れてほしいのがワイナリー巡り。主要都市シドニーやメルボルンから日帰りで訪れられるワイナリーもありますし、南オーストラリア州の州都アデレード近郊には国内屈指のワイン銘醸地が集中しています。ワイナリーのはしごだけでなく、違った産地のはしご‥‥なんていう贅沢もできてしまいます。
オーストラリアのレストランやバー、パブなどではオーストラリア産ワインをたくさん取り揃えているお店がおおいので、色々ワインを飲みまくって、気に入ったワインを地元のボトルショップ(酒屋さん)で手に入れるのもおすすめですよ。
クラフトビール・街中に醸造所が並ぶ新定番
世界中で盛り上がりを見せるクラフトビール業界ですが、例外なくオーストラリアでもかなり人気があり、もはや定番になりつつあります。街中のパブではタップでクラフトビールがオーダーができるし、ボトルショップでも大手ビール会社のメジャーなビールと一緒に陳列されています。
日本で主流の「ラガー」系ビールに対して、オーストラリアのクラフトビールはフルーティな味わいと芳醇な香りの「エール」系ビールが主流。いつもと違った味わいの個性的なビールは、カラフルなパッケージとも相まってお土産にもおすすめです。
また最近では、街中やシティ近郊にもテイスティングルームを併設した醸造所(ブルワリー)が並んでいるので、カジュアルに醸造所巡りができます。醸造所で出来立てのビールを味わうもよし、ローカルに混じって地元民気分を楽しむもよし、オリジナルグッズを手に入れるもよし、と様々な楽しみ方ができますよ。
クラフトジン・オーストラリアの大自然に育まれたボタニカルな味わい
ビールと同様、近年絶大なる盛り上がりを見せているクラフトジン業界。2022年度のオーストラリア政府による国の予算案でも、ジンやウォッカをはじめとする蒸留所に対して減税案が出されたほどの大注目分野だとされています。特にクラフトジンは、オーストラリアならではの上質なボタニカルをふんだんに使い、複雑に絡み合う味と香りが楽しめます。
蒸留所によって個性豊かな味わいの違いが楽しめるのも、クラフトジンの面白さの一つ。
筆者のお気に入りの「フォーピラーズ(Four Pillars)」は、ワインの銘醸地でもあるビクトリア州ヤラバレー生まれの蒸留所。国際コンペの受賞歴もある、名実ともにオーストラリア有数のクラフトジンです。最近ではシティにも蒸留所兼バーが増えてきたので、バーに訪れるように蒸留所にフラリと飲みに行けるのも新しい楽しみ方ですね。
コーヒー&紅茶・独自のカフェ文化をお土産に
オーストラリアに訪れたら観光の合間や食事の後など、誰もが必ず一度はお世話になるであろう「カフェ」は、オージーの日常生活からは切っても切り離せない存在です。そんなオーストラリア旅行中に飲んだ美味しいコーヒーや紅茶を、是非旅の思い出に持ち帰ってみましょう。
ロースターカフェのコーヒー・お気に入りの自家焙煎の豆をお持ち帰り
実はコーヒー大国として独自のカフェ文化を築いているオーストラリア。独創的なカフェが街中に溢れ、「あのスタバが根付かなかった」とも言われるほどオージーの生活に密着した存在です。街中に個性的なカフェが溢れ、人気店ではコーヒーを待つお客さんが列を作っているのは日常の風景です。
豆の選別から焙煎まで行う「ロースター・カフェ」をはじめ、レストランのような美味しい食事を出すカフェなど、どのカフェも個性豊か。さらに嬉しいのが、どのお店もコーヒーの美味しさは間違いがないので、そこで飲んだ美味しいコーヒーを旅の思い出に持ち帰るはおすすめです。
T2(ティーツー)の紅茶・定番だけど日本未上陸の超人気商品
イギリス入植の歴史があるせいか、カフェ文化が盛んなオーストラリアですが、イギリス文化圏らしい紅茶も楽しめます。オーストラリアで「美味しい紅茶」というと必ず名前が上がるのが、メルボルン生まれの紅茶ブランド「T2(ティーツー)」です。
フルーツやスパイス、お花をブレンドしたフレーバーティーが特に人気で、何と常時200種類もの紅茶が店内に並びます。カラフルで可愛らしい箱に入った日本未上陸の香り豊かな紅茶は、筆者が一時帰国のお土産にした際に必ず喜ばれる、決して外さない鉄板土産です。
オーストラリアコスメ・ナチュラルな素材と香りに癒されよう
オーストラリアならではの広大な大地と大自然によって育まれた、自然素材を使ったボタニカルな化粧品。オーストラリアに訪れたら、オーストラリアならではのコスメ(化粧品)を持って帰りたいですね。
イソップ(Aesop)・オーストラリア発祥の超メジャーブランド
「オシャレなトイレやバスルームに置かれているインスタ映えブランド」として確固たる地位を確立している「イソップ(Aesop)」。筆者が日本に一時帰国した際、イソップのハンドサニタイザー使用率が異様に高いのに驚いた程、既に日本では大人気のブランドですが、実はオーストラリアのメルボルン発祥なのはご存知でしょうか。
植物エキスなど厳選された材料を使った商品は、何度でも付けたくなるような癒しの香りが特徴で、老若男女問わず誰でも使用できるジェンダー&エイジフリーな商品はギフトにもぴったりです。筆者は現在も愛用中で、絶大なる信頼を持っています。
日本よりオーストラリアで購入する方が若干割安ですが、最近は円安のおかげであまりお得感がないの残念です。以前は歯磨き粉など日本未発売の商品もありましたが、今では日本でも購入できるとか。ただそれぞれインテリアにこだわった素敵なお店ばかりなので、訪れるだけでも価値はあります。
エッセンソリー(Essensorie)・日本未上陸の人気アロマブランド
イソップに負けず劣らず香り高い商品で人気の「エッセンソリー(Essensorie)」は、メルボルン発祥の自然派アロマブランド。オーストラリアや世界各地のボタニカルなエッセンスを使用し、独自のナチュラルな製法で調合された商品は、素材そのものの、やさしくてホッとできる癒しの香りがします。
ブラックとオフホワイトで統一されたパッケージも素敵で、棚に並べておくだけでも絵になりそう。ハンドクリームやロールオンのアロマなど、何個あっても困らない商品はまさにお土産向きです。残念ながら現在実店舗はメルボルンにしかありませんが、人気観光地のブロックアーケード内にあるので、メルボルンに訪れた際は必ず訪れておきたいですね。
ルーカスポーポー(Lucas’ PaPaw)・オーストラリア版「赤い」オロナイン軟膏
オーストラリアでは一家に一台ある、まさに「オロナイン軟膏」的な存在が、真っ赤なパッケージでお馴染みの「ルーカス・ポーポー・オイントメント(Lucas’ Papaw Ointment)」。発酵させたカリカパパイアの酵素を主成分とした軟膏で、肌荒れや乾燥にはもちろん、傷や火傷、虫刺されやオムツかぶれにも効くまさに万能薬です。
若干粘度のある軟膏ですが、伸ばすと意外に肌に馴染みやすいのが特徴です。小さなチューブ入りは携帯用のリップクリームやハンドクリームとしても使えるので、オージーガールのポーチやポケットに必ず入っている必需品。お値段も安くてかさ張らないので、ばら撒き土産の定番商品です。スーパーや薬局で購入できます。
ファッション・人気のオーストラリアンブランドを買って帰ろう
ファッションの分野でもオーストラリア発祥のブランドはあります!ただ国民性なのか地域性なのか「洗練された上質なおしゃれ」というよりは、「海や太陽を感じる爽やかなカジュアルファッション」というイメージが強めです。
アグ(UGG)のムートンブーツ・オーストラリア製をゲットせよ!
一時期一斉を風靡し、今では冬のファッションの定番、いや若干の「流行遅れ感」も感じるかもしれないムートン(シープスキン)ブーツの代名詞「UGG(アグ)」。オーストラリアでも最近は街中で履いている人をなかなか見かけませんが、オージー達は室内履きのスリッパとして活用しています。寒い冬は生足で履くと温かくて気持ちがいいです(実は本物のシープスキンは裸足でも蒸れません)。
オーストラリアでシープスキンブーツ全般は、「Ugly(アグリー)なブーツ」=「UGG(アグ)」と呼ばれ親しまれています。「オーストラリア生まれ」とされているUGGブーツですが、実はオーストラリア産でないものがあるのはご存知でしょうか?日本でも販売されている「UGG®」(ロゴの中央のGが大きいブランド)は、実はアメリカのブランドで、商品は中国産なんです。オーストラリアにはシープスキンのブーツを扱う店がたくさんあるので、せっかくオーストラリアに訪れたら本物のメイド・イン・オーストラリアのUGGブーツを手に入れたいですよね。
ボンズ(Bonds)の子供服・日本にないデザインが可愛すぎる!
オーストラリアを代表するブランド「ボンズ(Bonds)」は、オーストラリア版「グンゼ」的なイメージの下着メーカー。百貨店やショッピングモール、一部スーパーの下着コーナーなどでも購入でき、下着や部屋着、スポーティなアウターなどを取り揃えています。ロゴを全面的に配したデザインは好き嫌いが分かれますが、お値段も良心的で、筆者はオーガニックコットンを使用した部屋着やラインの美しいTシャツを色違買いしてしまう程お気に入りです。
レディースやメンズだけでなくキッズやベビーまで扱っているボンズで、特におすすめなのがベビー服です。日本ではあまり見かけないような恐竜柄やワニ柄など、ヒップなデザインの個性的なロンパースやTシャツが充実しています。見ているだけでも楽しいので、毎回一時帰国時の甥っ子のお土産はボンズに決まりです。
頻繁に40%や50%オフのセールも開催しているので(体感的にはいつもセール)、オーストラリア滞在中はボンズに足を運んでおきたいですね。
お土産はオーストラリア製にこだわりたい
オーストラリアで販売されている商品には「オーストラリアで製造されたもの」として、このような「made in Australia」の三角のカンガルーマークが入っています。せっかくオーストラリアのお土産として購入するのであれば、オーストラリア産にこだわってに商品を購入したいですよね?是非このメークを目印に探してみましょう。
今回はスーパーで気軽に買えるものから専門店でしか手に入らないものまで、そして誰もが知る定番ものからレアものまで、オーストラリアのお土産にぴったりなものをご紹介しましたが、日本では手に入らないようなオーストラリア商品はまだまだあります。
オーストラリアに訪れたらこちらの記事を参考に、スーパーやドラッグストア、街中を巡って、メイド・イン・オーストラリアのお土産を探してみてください。