イギリスはEU離脱後、独自の動きでスピーディーに制限を解除。「完全に解除した」という意味では、世界で最も早い2022年3月18日、入国制限を解除したと言えるでしょう。
イギリス最新入国方法
イギリスへの入国は、コロナ禍以前と同じになりましたが、コロナ禍前より便利になった点もあります。
ビザについて
観光など短期の旅行者は日本国籍を所有していればビザの申請は必要ありません。
イギリス入国時、日本国籍であれば6か月未満の観光・商用・短期留学等での滞在は、原則ビザ査証は免除されるのです。
ただし例外があります。18歳未満の旅行者がビザ査証なしで片方の親同伴または単独で渡航する場合、渡航しない親・保護者からの英語での同意書が必要となります。
18歳未満のビザ査証なし旅行・同意書の内容
1.渡航する18歳未満の方の氏名、生年月日、住所 及び 保護者との関係性
2.親・保護者の方の連絡先の詳細と渡航する18歳未満の方が英国に旅行することを同意する旨の記載
3.同行しない親のサイン
※渡航者が16歳未満(障がいがある場合は18歳未満)かつ 近親者でない者が28日以上世話をする場合は、訪問する地方自治体への通知もあわせて必要となります。
ビザ査証なし渡航の条件やパスポートの期限
滞在日数 | 6か月 |
入国できる条件 | 観光・知人訪問・商用・短期留学 |
パスポートの必要残存期間 | 帰国時まで有効なもの |
コロナ禍前もパスポート期限が3か月・6か月という国も多かったですが、イギリスは日本国籍者に寛大なのです。
航空券の手配
イギリスへの航空券は、コロナ禍前と同じ…とはいきません。イギリスだけではなくEU諸国もちょっと困ったことになっており、ブリティッシュエアウェイズや、全日空・日本航空など日本の翼も、以前同様の便数が飛んでいるわけではありません。
ロシア上空を飛べない
全世界中の関心ごとであるロシアのウクライナ侵攻。このことでロシア上空を飛行機が飛べない状況になっています。そのため中東経由など、限られた路線しか飛ぶことができないのです。
航空券を購入する場合の注意
ロンドンに行く際に利用する人の多い、ヒースロー空港でも欠航があるようなので、人手不足はしばらく継続することを心得て渡航するしかありません。
もしフライトがキャンセルされ、他の便に振り替えられても、時間的に余裕のある人のみ、今の旅行をお勧めします。また、フライトキャンセルの際の補償や宿泊費用を負担してくれるのかなど、必ず航空会社に問い合わせてから購入を。
航空券を取る前に気をつけたいこと
とはいえ航空券は今、とても高いですね。これは航空会社のせいではなく燃油サーチャージが高いから。こうなってくるといよいよ見直したいのが各航空会社のマイレージプログラムや、旅行会社のポイント会員になること。または休眠していたカードを復活させること!
特に長距離のイギリスはマイルも貯まりやすく、次の旅行に役立て、航空券の出費は痛くともJAL、ANAほか航空会社のマイレージプログラムと提携しているカード会社に入会すれば、一度に何千マイルも貯まることもあります。
そんな時、味方にしたい存在がポイントサイト「ハピタス」。JALで航空券を購入するとハピタスのポイントも貯まる上に、マイルも貯まります。
えっ?少ない?これはマイル以外に貯まるポイントなんですよ。ちなみにハピタス上でログインしたまま、お好みのサイトでお買い物ををすると、旅行だけではなくファッション、グルメ、コスメ他、ハピタスが提携している通販サイトのポイント+ハピタスのポイントが貯まる仕組み。
そんな方は、ハピタスでJALと提携しているカードに入会してみては?こんなにポイントが貯まるカードもあるんです。…まあこれはほんの一部ですが。
なぜポイントサイトの中からハピタスなのかというと、ハピタスはハピタスで貯まったポイントを、ハピタス上でJALのマイルに直接交換できちゃうんですよね。さらに現金にも1ポイント=1円で交換可能。
ちなみに筆者はJAL会員ではないんですが、別の航空会社提携のカードで、コロナ禍前は2年に1回は無料で海外に行けました。でもハピタスで旅行のたびにポイントを貯め、カードが欲しい時にはハピタスを探して大量ポイントを貯め、旅行以外のお買い物のポイントを貯め、マイルに変えると、もっと頻繁に無料で航空券を入手できるんですよ。それもあって、JALカードにも加入しました!
また、決まった航空会社ではなくLCCを含めた一番安い航空会社で飛びたい!っていう人も、旅行会社や格安航空券比較サイトでの予約もハピタスにログインして、ハピタス上から旅行会社や比較サイトを訪問し予約すれば、旅行会社や比較サイトのポイントだけではなく、なんとハピタスのポイントがザクザク貯まっていくんです。
例えば以下はほんの一例。
他にも様々な旅行にまつわるポイントが貯まる「ハピタス」は、航空券が厳しい今の時代の海外旅行の味方です。
イギリスのホテル予約
ホテル予約サイトや、ホテルのポイントプログラムでコロナ禍以前と同様に予約したいところですが、世界的なインフレでホテルの宿泊料金も大幅に値上がりしているのって、ご存知でした?
そんな時こそ、こちらもハピタスに新規会員登録して、ハピタス経由でポイントを貯めて、現金やマイルに交換しちゃいましょう!
「ポイント貯めたいからこの旅行予約サイトしか予約できない。でもあっちの方が安かった」なんてこと多いですよね。ハピタスに登録しておけば、ハピタス掲載の旅行予約サイトなら、どこの旅行予約サイトでもハピタスポイントは貯まります。
イギリスの入国カードが不要に
イギリス入国時に機内で書いていたイギリスの入国申請カードは廃止され、2023年6月7日現在は不要となっています。
イギリスの空港到着後は?
日本国籍であればイギリスへの入国はとても優遇されています。混雑に関係なく入国できますよ!
① 入国審査
18歳以上の日本国籍者が日本のICパスポートを使ってイギリスに入国する場合、自動化ゲート(ePassport Gates)を利用が可能!
なんとこの自動ゲートが利用できるのは英国市民・EU国籍者・オーストラリア・カナダ・アイスランド
日本・リヒテンシュタイン・ニュージーランド・ノルウェー・シンガポール・韓国・スイス・アメリカだけなんですって!
某アジアの国の入国審査で、1時間半待たされた時は泣くかと思ったのに。
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② 受託手荷物受取
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③ 税関検査
申告する物が無い場合はグリーンチャネルへ進み、申告する物がある場合はレッドチャネルに進みます。
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④入国
入国後は公共交通機関を利用してお好きな場所へ!なんだか夢みたい!
海外旅行保険は加入しておいた方が無難
新型コロナウィルス感染症が拡大する以前から海外旅行の際は「必ず入っていた」という人も多いのが海外旅行保険や海外旅行傷害保険。
イギリスは医療費がとても高額な国です。新型コロナウィルス感染症は日本でも5類となり、陰性陽性関係なく日本帰国可能ですが、軽症であっても高熱が出ることはよく知られています。
通院や入院、そしてコロナに関係なく、万が一、飛行機に乗れないほどのケガや盗難に遭った場合にも利用できるので、加入した方が良いでしょう。
イギリスからの日本への帰国
日本は2023年4月29日、約3年続いた水際対策を終了しました。
このことにより日本帰国はコロナ禍前とほぼ同じ、もしくはとても便利になった部分もあります。
イギリス出国前に「Visit Japan Web」を登録しよう
空港での税関申請が事前登録できる「Visit Japan Web」。新型コロナウィルス感染症における水際対策中は主にファストトラック(検疫の事前登録)に使われていましたが、現在日本国籍者の帰国に関しては税関申請のみに使われています。
義務ではありませんが「Visit Japan Web」に登録していない場合は、機内で税関申告書を書き、日本到着後、税関の長い列に並ぶ必要があります。空いているシーズンなら良いのですが、飛行機の到着が重なる時間や、GW・夏休み・年末年始はあまりにも列が長く、かなり待たされることもあります。
そういった無駄な時間が省けるので、特に終電に近い帰国便の方は、イギリス出国前にぜひ登録しておきましょう。
用意するもの
- スマートフォン(現地のWi-FiなどでWebサービスが活用できるもの)
- パスポート
- メールアドレス
利用方法
「Visit Japan Web」の入力方法については、以下の記事で詳細を説明しています。
まずは、アカウントを作るところから始めましょう。
日本国籍者(日本のパスポート所有者)とそれ以外のパスポートの方は、並ぶ場所が異なり、入国方法が異なります。
参照サイト
デジタル庁(Visit Japan Web)
日本入国時の流れ
ここでは日本国籍者の帰国をメインに解説します。外国籍の方は「Visit Japan Web」の入力方法も異なるため、ご注意ください。
入国は入国ゲートですいすい
2023年6月現在、日本国籍者の日本入国はコロナ禍以前よりスムーズになりました。
日本国籍者は全員自動ゲートに案内されます。
そこでパスポートを読み込ませ、顔をカメラで認識させれば、入国です。1分もかかりません。
どうしてもスタンプが欲しい人は自動ゲートでの入国後に、スタンプを押してくれる有人カウンターがあります。
「Visit Japan Web」は税関用のみQRコードを取得
「Visit Japan Web」は日本国籍者の帰国に関しては初めての登録の際のみ必要な旅行者情報と、その時の旅行情報、税関申請のみの入力となります。
必要なQRコードを取得しますが、日本国籍者は税関申請の物のみ、取得しましょう。
入国してバゲージのターンテーブル前に来たら、自分の荷物が出てくる前に、電子申告端末でQRコードを表示してパスポートとともに読み込ませて手続きをします。手続き後、荷物を受け取り電子申告ゲートを通過して空港の外に出られます。
入国時の様子については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
イギリス旅行はもうできる!
日本はやっと3年以上続いた水際対策を終了させました。
とっくに入国制限を解除しているイギリスへは、コロナ禍前同様、ワクチン接種の有無に関係なく、自由に旅行ができるようになりました。
まだ航空券がコロナ禍前と同じ額、というわけにはいきませんし、世界的インフレもありますが、何年振りかの海外旅行、思い切って出かけてみては?