GoToトラベルキャンペーン前の県民割のエリア拡大が進んでいますね!また県民割以外でも、春から初夏にかけて、なんだか旅心がくすぐられるうえに気候もよく、県外旅行の計画を立てている人も多いのではないでしょうか?
とはいえ、新型コロナウィルスはなくなったわけではありません。むしろ増加傾向の大都市も気になります。
旅先で会う人にだけは迷惑をかけたくないもの。
感染拡大中の旅はPCR検査を受けましょう。海外渡航用の英語での陰性証明書が付かない国内用のPCR検査は、想像していたよりリーズナブル。東京都のようにPCR検査を無料にする自治体も増えました。
旅行者が使う場所の代表格、空港にも検査施設ができています。出張が決まった筆者は、東京都民のはしくれ。出張先から「PCR検査受検してね」と言われたため、さっそく出張前日、無料のPCR検査を受けてみました。
目次
初めてのPCR検査
日本は欧米諸国と比較すると、検査率が非常に低いと言われています。というと発表の数値よりはるかに感染者は多いのではないか…けしからーん!と磯野波平化したところで、はっきり言いましょう。筆者はPCR検査の受検は初めてです。けしからーん、とか言いやがって、この野郎などと罵られながら馬乗りで殴られた頃でしょうか。
そんな筆者が出張先に「PCR検査受けてから飛行機に乗ってね」と言われたものだからさあ大変。
どこに受けに行けば…と、オタオタしながら検索すれば、飛行機で旅行する人は、そんなに大騒ぎすることはないです。羽田空港第一ターミナルと、第二ターミナルにしっかりとPCR検査場があるのです。
テッパンのお約束として、羽田空港にあるPCR検査場で検査を受ける場合、予約が必要です。さあ、初めてのPCR検査を受ける方、羽田空港から旅行前にPCR検査を受けたい方は、ここから参考にしてくださいね!
羽田空港でのPCR検査は木下グループ
「羽田空港 PCR検査」と入力すると、出たぞ「木下グループ」。こちら新型コロナウィルス感染拡大以前は木下工務店が最も知られていたはず。このコロナ禍はとてもリーズナブルかつ安心な体制のPCR検査場を運営してくれる企業として、その名を轟かせました。
デビュー当初はとんでもなく高額だと噂されたPCR検査も、木下グループの登場で、こんなにリーズナブルになったのだから、感謝せねば。筆者は羽田空港で受検したいので、一番左側の来店検査をクリック。
他の空港でもPCR検査の受検が可能※4月12日更新
もちろん他の空港でも同じ検査が受けられます。
北海道⇒新千歳空港・函館空港・旭川空港
宮城県⇒仙台国際空港
秋田県⇒秋田空港
茨城県⇒茨城空港
愛知県⇒中部国際空港
大阪府⇒伊丹空港
福岡県⇒福岡空港
佐賀県⇒佐賀空港
長崎県⇒長崎空港
熊本県⇒熊本空港
大分県⇒大分空港
宮崎県⇒宮崎空港
鹿児島県⇒鹿児島空港
木下グループ以外の検査場がある空港も
上は木下グループのPCR検査が受検できる空港ですが、他社のPCR検査施設が空港にある自治体もあります。上で紹介してない空港でもPCR検査が受検できる場合があるので、利用する空港の公式サイトで調べてみましょう。
例:沖縄空港⇒沖縄臨床検査センター 2000円でクイック検査(抗原定性検査)をしてくれます。
成田空港にも第一ターミナル・第二ターミナルにあるものの、国際線搭乗以外の方も利用ができるとしながらも、料金が高額!ただ高額なものは海外ビジネスマン向けの陰性証明書付き検査だけかもしれません。抗原定性検査など安い検査がある可能性もあるので、利用したい方はお問い合わせを。
参照:成田国際空港PCRセンター
ホームページ上での予約の仕方
①来店検査を希望する人は来店検査をクリック
住んでいるエリア、もしくは受検したい検査場のあるエリアをクリック。そうすると…筆者の希望する羽田空港の文字が。他の検査場が希望の方は、もちろん他の場所をクリック。
②検査方法を把握する
ここからは筆者同様、羽田空港でPCR検査を受けて国内旅行する人を対象に話を進めていきますよ!
羽田空港をクリックすると、以下のように羽田空港第一ターミナル店と羽田空港第二ターミナル店があるということがわかります。
ホームページをスクロールダウンしていくと検査方法の種類があり、これはフライト時間や出張、今後再開することが予想される(時期は不明となりましたが)GoToトラベルキャンペーンのワクチン・検査パッケージのツアー内容、宿泊泊数で推奨される種類を選ぶことになります。
検査がどんなものか、そして空港での検査の注意事項などが表示されます。
空港でのPCR検査の注意事項とは?
空港でのPCR検査は旅に出る前の最終チェックになります。つまり、フライトできるか、できないかを判断するものです。以下の注意点があります。
●予約の時間はフライトの時間から余裕を持った時間を指定すること。
万が一、検査で搭乗予定のフライトに乗り遅れる等の場合は、あくまでも予約した側の責任。
検査センターは一切の責任は負いません。
●当日搭乗する方はPCR検査はできません。クイック検査、エキスプレスPCR検査など、待ち時間の短い検査を利用すること。
●手荷物預託手続き前に検査をすること。手荷物を預けた後は検査ができません。万が一間違って預けてしまった場合は、PCR検査キットを購入し個人で検査すること。。
●検査結果が陽性だった場合、検査に関わる個人情報を医療機関や航空会社に提供される場合があり、これについては、納得しない方は検査できないよう、条件について理解したとホームページ上でチェックする必要があります。
●陽性が疑われる結果だった場合、絶対に搭乗してはいけません。もちろん搭乗キャンセルに伴う費用は予約者の負担です。
実際の予約に入る前に、予約に対しての注意事項を一読することに。後で説明しますが、予約をすると、個人アカウントのマイページを持たされることとなり、それを提示する機会があります。空港でのPCR検査にはスマートフォンは必須です。
③希望ターミナルの検査場の予約に進む
「第一ターミナルと第二ターミナル、どちらで検査を受ければいい?」という人は、まずは自分の予約している航空券、もしくは予約しようとしている航空券で決めましょう。
検査結果を待つために空港には余裕を持って来なくてはならないため、プラプラするために便利なターミナルを選んでも良し。第二ターミナルはエクセル東急ホテルが直結しているため、エクセル東急で前泊するリッチな人は第二ターミナルが便利。
◎羽田空港第一ターミナル…日本航空(JAL)/日本トランスオーシャン航空(JTA)/スカイマーク(SKY)/スターフライヤー(SFJ)
◎羽田空港第二ターミナル…全日空(ANA)/エアドゥ(ADO)/ソラシドエア(SNA)
筆者は「 羽田空港第1ターミナル店」を選択
さらに希望の検査をクリックすると…キタ――(゚∀゚)――!!都民無料の表示が!ただし、東京都民無料対象の検査は2つに限られているのでご注意を。
筆者はかろうじて東京都民だったため、都民無料にチェックを入れて次に進みます。
次に希望日時の選択です。驚いたのですが余裕ありの◎の日はほぼありませんでした。空港でのPCR検査は便利だし、渡航先に迷惑をかけないように受検する方が多いのでしょう。
時間は5分単位で分けられています。検査自体はすぐに終わるというわけですね!
希望時間を選択したら、個人の情報を入力します。
次のページに進むと、登録は完了です。
④マイページログイン用のアカウントがメールに届く
登録完了と同時に、登録完了のお知らせと、個人アカウントにログインするためのパスワードについてのメールが2通送られてきます。これは検査の時に提示しなければならないものなので、予めスマートフォンで見ることができるメールアドレスを登録しましょう。
1通目のメール
2通のメール
さらにこのメールには以下のようなお願いが…
誓約書と同意書です。陽性だった場合にどこの医療施設で受検するかなど「もし陽性だったらどうしよう…」と目の前の旅を忘れ少しナーバスになるような質問に答えます。この誓約書・同意書は検査の前までに必ず答えておく必要があります。
羽田空港第一ターミナルPCR検査場
筆者が予約したのは第一ターミナル・マーケットプレイス4階にある検査場です。この日はすでに日本の感染拡大は著しく、広島・山口・長崎のまん延防止等重点措置が出されている時期でしたが、第一ターミナルは平日だというのに大変な混み具合。旅行者と思われる方が多いのには驚きました。
マーケットプレイスのエスカレーターって、わざとその階に滞留してお買い物をするようにと、エスカレーターののぼりが続いているわけではないんですよね。この造り、空港の場合はフライトぎりぎりだと大変なことになるので、やめていただきたいと思います…。もちろんエレベーターで一直線ということも可能ですが、たいていの場合、カートと大荷物を持った人が先に乗っていて、乗れないことが多く、これも不便です。
PCR検査場は割と奥。ちょっとわかりづらい場所にありました。
身分証明書は必ず持参
前述したWEBでの予約登録と、マイページの登録、WEBでの誓約・同意は必ず済ませておきましょう。また、それらを済ませた本人であることを証明するために、身分証明書は忘れないように。
羽田空港第一ターミナルでのPCR検査手順
時間になったら列に加わりましょう。5分単位で予約が刻まれているはずですが、混む時間は何故か列ができます。
時間を見誤ってしまい、近くのソファで観察していたところテレビの取材が入っていて、親子にインタビューをしていました。他の何人かにも取材を始めたので「あら、いやだん。私も取材されちゃうのかしら」と髪の毛を整えていたら撤収していきました…チーン。
取材されていた親子のうちのお嬢ちゃんは「おじいちゃんに会いに行くから、うつしたくないので!」とハキハキとお答えになっているのが、印象的。
空いていたら少し早めの受付もOK
あまりにも空いてきたので時間より20分も早かったのですが「あのう、早いんですけどいいですかね」と尋ねると「あ、いいですよ!」とのこと。空いていたら自分の時間以外でも受け付けてくれるようなので、皆さんも時間が余ってどうしようもなかったら尋ねてみて。
まずは手前でスマホからマイページに入るよう促されます。
そちらに書いてある内容が間違いないか、身分証明書とともに確認され、「検査結果はこのマイページに時間が来たら掲示されます」と告げられます。そして「今日のフライトはないですね」と念を押されます。
実は筆者、翌日のフライトが早朝で乗り遅れる自信しかないうえに、海外旅行ができなくなってから全く訪れることのなかった国際線ターミナルをゆっくり見学するべく、羽田への送迎のある安ホテルに前泊を決めるという空港大好きさん。そのため、前日にPCR検査をお願いしたという経緯があります。
PCR検査は当日フライトは受検できないので、くどいようですが他のスピーディーに検査が出る検査方法を選択しておきましょう。
申込書を提出し検査キットをゲット
検査場に入ったら、ここでも身分証明書を提出し、質問に答え、検査申込書を記入します。裏表あるのできっちり書きましょう。表だけ書いて提出し「裏もあります!」と注意されたのは何を隠そう筆者本人です。
検査申込書を検査窓口に提出し、自分の名前の入った検査キットをもらいます。これで四角いブースになっている場所で唾液を採取します。
ストローを使って指定されたメモリまで唾液を採取するのですが、これが思った以上に大変。コツとして、のどが渇いた状態で行くと唾液が出ません。検査前10分ほど前にお水を飲んで、のどや口内が適度に湿っている状態だと唾液ができやすいはず。
あとは検査場内のキットをもらったカウンターに提出するだけ。実はちょっと喉が痛かった筆者「ま、まさかオミクロンでは」「陽性だったらどうしよう」「羽田からどうやって帰ればいいの?」などドキドキしておりました。
飛行機を見ながら心が落ち着けられるのも、空港という場所の特権でしょう。
検査結果はマイページにやってきた!
さて、筆者は早朝8時00分のフライト。マイページを開いたところ、朝6時に検査の結果が届いてなかったのは正直焦りました。
検査を受けて14時間は経過しておるぞ!搭乗前にわからないとまずいことになるんですけど…。
慌てて木下グループの検査場のメールに「8時00分のフライトなんですけど、検査結果って間に合うんですか?」とメールを送ったところ、6時43分には無事に結果が届きました。
やったぁ!陰性だ!
なんだかんだで不安だった筆者、心からほっとしつつ、出張に旅立ちました。
旅行するならPCR検査をマナーに
羽田空港でのPCR検査では2022年1月9日の時点では東京都民のみ無料検査が可能でしたが、2022年4月12日現在、ワクチン・検査パッケージ活用のために他県でも無料でPCR検査ができる施設が増えています。また、木下グループの羽田空港の検査場はPCR検査がリーズナブルなので、東京都以外の方でも負担が少なく受検できるのもうれしいポイントです。
今後感染がさらに拡大する恐れもありますが、旅行はしたい。そんな方は訪れる場所への思いやりとして、PCR検査を受けて旅に出ましょう。ワクチン接種&検査で少しでも自分のできる防備をし、旅先に感染を広げないようマナーとして行うようにしたいものです。