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楽天スーパーローンの返済方法は?利息負担を抑えるコツも紹介

楽天スーパーローン返済方法の流れ

ネット銀行系カードローン「楽天スーパーローン」は、株式会社楽天が提供しており、消費者金融カードローンと比較しても低金利かつ最高限度額800万円という金額の大きさも含めて口コミを見ても高い評価を得ています。

マネ子

実際に「楽天スーパーローン」の利用を検討しているものの、「どのような返済方法が用意されているのか」を知っておきたい方もいるのではないでしょうか。

この記事では、楽天スーパーローンの返済方法から利息負担を減らすコツまで詳細に解説します。

この記事の結論

  • 楽天スーパーローンの毎月の返済方法は「口座振替」のみ
  • 利息負担を減らすためには随時返済(繰り上げ返済)や一括返済を活用することが大切
  • 返済が遅れそうな場合は、早めに問い合わせて相談する

楽天銀行スーパーローンの返済方法

使い勝手のよいカードローンに求められることは、「低金利でお金が借りられる」ことも大切ですが、「返済手続きが負担にならない」ことも大きなポイントです。

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具体的に楽天スーパーローンの返済方法について見ていきましょう。

毎月の約定返済は口座振替のみ

「決められた日に決められた額を返済する」ことを約定返済と呼びます。

楽天スーパーローンでは毎月の約定返済は口座振替のみであることを頭に入れておきましょう。

引落日は「1日」「12日」「20日」「27日」から選択可能であり、27日については、楽天銀行口座を返済口座(登録口座)に登録した場合のみ選択可能です。

返済額は返済日の15日前に確定する

毎月のカードローン返済金額確定日は、設定した返済日の15日前です。

以下が具体例となります。

■毎月1日が返済日の場合
返済日:6月1日
請求確定日:5月17日

口座振替に指定できない金融機関もある

「口座振替」の返済を行ううえで気をつけるべきことは、指定できる口座に制限があることです。

カードローン返済口座に登録できる金融機関は公式サイトで「楽天銀行はもちろん、都市銀行・地方銀行・信託銀行・信用金庫・労働金庫・農業協同組合(一部を除く)の口座が利用できる」と記載されています。

また、返済口座として登録できない金融機関は以下のとおりです。

■返済口座(登録口座)に登録できない金融機関

  • ゆうちょ銀行
  • 大和ネクスト銀行
  • ローソン銀行
  • GMOあおぞらネット銀行

■返済日が1日・20日の場合に登録できない金融機関

  • auじぶん銀行

■返済日が12日の場合に登録できない金融機関

  • 静岡中央銀行
  • 沖縄海邦銀行
  • 商工組合中央金庫

楽天銀行スーパーローンの随時返済は3タイプ

毎月の約定返済は「口座振替」のみで実現可能ですが、毎月の返済額とは別に、まとまった金額を随時返済していく「随時返済(繰り上げ返済)」には以下3つの方法があるため解説します。

提携ATM

楽天スーパーローンカードを利用することで提携ATMでの入金を行うことで繰り上げ返済が可能です。

ATM手数料が無料ですが、返済単位は基本的に千円単位となります。

提携ATMの具体的な例として以下があるため、参考にしてみてください。

提携金融機関ATM

  • イオン銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行

コンビニATM

  • セブン銀行ATM
  • ローソン銀行ATM
  • イーネットATM

メンバーズデスク(インターネット返済)

楽天スーパーローンは、会員専用サービス「メンバーズデスク」を利用することで返済が可能です。

「メンバーズデスク」でできることは以下があります。

  • 新規借入の申し込み
  • 利用限度額増額の申し込み
  • 取引残高・取引履歴の照会
  • インターネット返済手続き
  • 登録情報の変更手続き

返済を行う際には、メンバーズデスクにログインして、口座情報や返済金額など必要情報を入力するだけで手軽に返済可能です。

ただし、メンバーズデスクを利用するには、楽天銀行と提携している金融機関のインターネットバンキングにも登録していることが条件となります。

銀行振込

指定された口座に振り込みを行うことで随時返済も可能です。

楽天銀行の口座をわざわざ作成する必要はなく、利用者専用の返済口座が用意されています。

口座振込で返済を行う場合には、以下の楽天銀行カードセンターに問い合わせを行って口座番号を確認しましょう。

問い合わせ先

楽天銀行 カードセンター
フリーダイヤル:0120-730-115
(受付時間 全日9:00〜20:30)

ただし、振り込みで繰り上げ返済を行う場合には、振込時に利用手数料を負担する必要があり、注意が必要です。

最低返済額は借入残高で決まる

実際に融資した金額に対して、毎月どの程度の返済を行うべきか知りたい方も多いのではないでしょうか?

結論からお伝えすると、最低返済額は借入残高に応じて決まっています

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以下で詳しく見ていきましょう。

返済方式は「残高スライドリボルビング返済」

【残高スライドリボルビング返済」とは】
借入れ残高に応じて決まった金額を返済する方式

利用残高が少なければ毎月の返済額も少なく、利用残高が多ければ毎月の返済額も増加していきます。

繰り上げ返済を行うことで元金が早く減るため、結果的に毎月の最低返済金額が減少することも頭に入れておきましょう。

月々の最低返済額

以下は「残高スライドリボルビング返済」における毎月の最低返済額です。

利用残高毎月のローン返済額
10万円以内2,000円
10万円超30万円以内5,000円
30万円超50万円以内10,000円
50万円超100万円以内15,000円
100万円超150万円以内20,000円
150万円超200万円以内30,000円
200万円超250万円以内35,000円
250万円超350万円以内40,000円
350万円超400万円以内45,000円
400万円超500万円以内50,000円
500万円超600万円以内60,000円
600万円超700万円以内80,000円
700万円超800万円以内100,000円

楽天銀行スーパーローンで利息負担を減らす方法は?

カードローンを返済する方々の共通の想いとして「できる限り利息負担を減らしたい」と考えている方もいるようです。

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楽天銀行スーパーローンで利用負担を減らす方法について深掘りして見ていきましょう。

利息の計算式

カードローンを利用するに当たって利息計算では以下の式が採用されています。

利息金額(円未満切り捨て)=借入金額×借入利率(金利)÷365日×借入日数(借入当日を除く)

具体例を見ていきましょう。

Aさんの場合

  • 急な出費で10万円を借りる
  • スーパーローン利用限度額:300万円
  • 借入利率:4.9%
  • 利用期間:10/1〜10/8(借入当日は利用日数に含まない) ※7日間

100,000円×4.9%÷365日×7日間=93.972…

利息は「93円」となります。

随時返済で追加返済する

前述したように「口座振替」などの約定返済とは別に、追加で随時返済していくことが利息負担を減らすために求められます。

「約定返済」と違って、追加返済については利息負担がないため、支払うお金を全て元本に充当することが可能です。

また、借入日数が増加することで支払う利息も増加することから、追加支払いで支払期間を短くすることで最終的な利息負担が軽減されます

一括返済する

一括返済を行うことで、継続して支払いする際に発生する利息を負担する必要がなくなります。

一括返済するうえで大きな金額が必要になりますが、将来的に支払う金額と比較すると「一括返済」が圧倒的にお得です。

「楽天銀行 カードセンター」に問い合わせを行ったうえで、一括返済時の支払総額を確認して、支払いを完了させましょう。

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楽天銀行スーパーローンの返済が遅れるとどうなる?

日々の生活が忙しく、うっかり楽天スーパーローンの返済が遅れてしまうこともあるかもしれません。

もしも返済が遅れてしまった場合には、どのようなことが起きるかを解説します。

遅延損害金がかかる

約定返済で指定している振替口座に返済金額が用意されていない場合には、引き落としが掛からず遅延損害金が発生します。

遅延損害金の実質年率は19.9%であり、楽天スーパーローンで決められている借入利率「年1.9%〜14.5%」と比較しても、かなりの高利率です。

1日でも遅れてしまうと自動的に高い利率が適用され、支払い負担が大きくなるため、延滞は極力しないようにしましょう。

個人信用情報に記載される

延滞が発生した場合には、その情報が個人信用情報に登録されてしまい、「銀行系」「消費者金融系」「信販・クレジット系」などを問わず、各会社が延滞の事実を照会できるようになります。

信用情報に延滞情報が記載されてしまうと、「住宅ローン」「クレジットカード」など別の審査を通過させるうえで悪い影響を及ぼす可能性が高くなるのです。

延滞しそうなときは早めに相談する

どうしても指定日までに返済の都合がつかない場合には、必ずローン会社に相談・連絡しましょう。

返済できない事情を伝えて、最短でいつまでなら返済の目処が立つかを相談することでローン会社は返済を待ってくれる場合がほとんどです。

そのほかにも、「返せる分だけでの入金を認める」など柔軟な対応ができる場合もあります。

また、相談を行って約束を守ったときに、信頼できる方だとよい印象を持ってもらえることもあるでしょう。事態を悪化させないために、少しでも早く相談を行うことが求められます。

楽天銀行スーパーローンの返済に関するよくある質問

ネット銀行大手として低金利かつ柔軟な使い方が可能な「楽天スーパーローン」ですが、利用している中でさまざまな疑問点も出てきています。 楽天スーパーローンの返済でよくある質問・疑問について押さえておきましょう。

返済日・返済額を確認する方法は?

カードローン契約者専用サイト「メンバーズデスク」を用いることで返済日・返済額の確認ができます。

以下の方法で確認できるため、参考にしてください。

  1. メンバーズデスクトップナビゲーションにある「照会メニュー」をタップ
  2. 「請求内容照会」を選択
  3. 請求予定金額を確認

返済日の変更はできる?

約定返済日変更届を提出する必要があります。

具体的には楽天銀行カードセンター(TEL:0120-730-115 受付時間 全日9:00〜20:30)に問い合わせを行いましょう。

返済日が土日祝日の場合はどうなる?

カードローン提携ATMを利用することで土日祝日でも返済が可能です。ただし、提携会社・金融機関によって土日祝でも返済できるかは対応が異なります。

コンビニATM「セブン銀行」「ローソン銀行」「イーネットATM」の場合は、土日祝でも返済可能であるため頭に入れておきましょう。

引落日に遅れた場合は、再引き落としはある?

楽天銀行口座を引落口座に設定している場合に限り、利用者の希望もしくは銀行側の判断によって再引き落としをかける場合があります。

ただし、基本的には以下の方法で返済しましょう。

  • 専用の振込口座に振り込みする
  • 提携ATMから楽天スーパーローンカードで返済する
  • メンバーズデスクからインターネット返済を利用する

借入残高の端数まで返済するには?

提携ATMでの返済は1,000円単位の返済しかできないため、端数を完済することができません。基本的に「銀行振込」「インターネット返済」を利用しましょう。

「銀行振込」の場合

楽天銀行カードセンターに問い合わせを行って、支払金額を確認、ゲスト専用のカードローン返済口座に返済を行いましょう。

「インターネット返済」の場合

※「楽天銀行」から返済する場合

メンバーズデスクのご返済ページから「楽天銀行からのご返済」を選ぶ

「その他金融機関」から返済する場合

メンバーズデスクの返済ページより「その他金融機関からのご返済」を選択する

毎月の返済額を変更できる?

毎月の返済額を変更することはできません。毎月の返済金額は、請求金額を確定する日の借入残高によって決定します。

また、毎月の返済額については以下の方法で確認可能です。

■毎月の請求金額確認方法

  1. メンバーズデスクトップナビゲーションにある「照会メニュー」をタップ
  2. 「請求内容照会」を選択
  3. 請求予定金額を確認

繰り上げ返済するといつ反映される?

「インターネット手続き」で繰り上げ返済を行った場合の残高への反映時間は以下のとおりです。

返済手続きされた時間残高への反映時間
8:00〜20:00約1時間後
20:00〜23:30翌日15:00〜5:00頃
0:00〜8:00当日8:00以降

楽天銀行スーパーローンの返済方法まとめ  

楽天銀行スーパーローンで用意されている返済方法から利息負担を少しでも下げる方法などを重点的に解説してきました。

楽天銀行スーパーローンは「楽天会員ランクに応じて審査優遇」「申込時の書類提出も専用アプリで可能」など利便性が高い点が特徴です。

WEB専用会員ページから「残高照会」などさまざまな機能を活用できる点も大きなメリットといえるでしょう。

返済方法においても「スピード感」「手続きの分かりやすさ」など求めるものに応じて方法を検討することも大切です。

この記事の監修者

監修者画像

金子賢司(かねこけんじ)
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、金融に興味を持ち、資産運用やローンなどの勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
保有資格:CFP

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