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SMBCモビットの一括返済方法は?具体的な手続きの手順と注意点を解説します!

SMBCモビットの一括返済

SMBCモビットで借り入れを行っている方の中には、金銭的な余裕が生まれたタイミングで一括返済を検討していることもあるでしょう。

しかし、「毎月行う返済」と「一括返済」では注意する点も大きく異なるため、事前に知識として押さえておく必要があります。

この記事では、SMBCモビットにおける一括返済方法の解説から、一括返済のメリット・デメリット、一括返済を行うときの注意点などに触れていきます。

この記事の結論

  • 一括返済とは利用残高をすべて返済すること
  • 一括返済をしただけでは解約扱いにならないので注意が必要
  • 生活費を削ってまで一括返済をすると、結局借り入れが必要になる可能性があるため計画的に利用する
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監修者の解説

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金子賢司(かねこけんじ)/ファイナンシャルプランナー

ローンの利息をなるべく少なくする方法は、とにかく早く返済することです。ただし無理に大きな金額を返済して、またお金を借りてしまうようでは意味がありません。一括返済をして手元にお金がなくなることが不安な方は、無理をせず一括返済できる機会をうかがいながらも、少しずつ繰り上げ返済を活用して元本を減らしていく方法もおすすめです。

SMBCモビットの一括返済とは?

カードローンを返済するうえで馴染み深いのが「毎月返済」ですが、「一括返済」の場合はどのような特徴があるのでしょうか。

以下で、具体的に解説します。

利用残高をまとめて繰り上げ返済すること

SMBCモビットにおける一括返済の意味合いは、「現在の利用残高分の金額を一回で全て支払う」ことを指します。「全額返済」「完済」など表現の違いはありますが、基本的には「一括返済」と同じ意味という認識で問題ありません。

一括返済を行うことで、カードローンが持つ「いつでも何度でも自由に利用できる」というメリットを生かすことが可能です。

できる限り「一括返済」を行うことで、利用限度額に余裕を持たせて、効率的にカードローンの利用が可能となるのです。

一括返済しただけでは解約にならない

「一括返済が完了したら、カードローンの契約も自動解約になる」と考えているかもしれません。しかし、実際には一括返済しただけでは解約にはならないため注意しましょう。

借入残高が0円になるだけで、いつでも借り入れができる状態にあります。解約したい場合には、別途コールセンターへの問い合わせが必要になることを覚えておきましょう。

ただし、一度解約して再度カードローンを利用する場合には、新規申込と同様に審査を行う必要があるため、直近で再度カードローンを利用する予定があるのなら、契約は残しておくのが懸命です。

SMBCモビットで一括返済をするメリット

「一括返済」を行うと、手元の現金は減ることになるので抵抗があるかもしれません。

しかし、将来的な観点から見ても一括返済を行うことで、得られるメリットがあります。

以下で詳しく解説します。

支払う利息の総額を抑えることができる

カードローンでは返済期間が短くなればなるほど、予定していた期間分の利息が支払い不要となるため、将来発生する予定の利息総額を抑えることができます

一括返済を行う場合、その時点で借入残高と利息を支払うことになります。つまり、それ以降の利息が発生しないことになり、支払総額の軽減につながります。

ほかの融資審査が通りやすくなる

一括返済を行うことができるということは、裏を返すと「返済能力」を証明できる機会と言い換えることも可能です。

信用情報上で信用履歴が増加することで、今後もカードローンを利用したい場合は利用限度額の増額が認められたり、他社での借り入れを検討する場合は審査に通りやすくなったりします。

借りた翌月に一括返済するのではなく、数回から数十回程度は通常の毎月返済を行ったあとに一括返済という組み合わせが返済能力が高いと評価されるため、「一括返済」「毎月返済」をうまく使いこなすことが大切です。

SMBCモビットで一括返済をする手順

一括返済を検討しているものの、どのような流れで行うのか気になる方もいます。

おもに以下3つの手順で一括返済が行われますので、それぞれ詳しく解説します。

  1. 一括返済する日を決める
  2. 一括返済の金額をしっかりと確認する
  3. 都合のよい方法で一括返済する

1. 一括返済する日を決める

SMBCモビットのカードローン金利は日割り計算です。利息により借入残高が毎日少しずつ増えるため、一括返済を行う日にあわせて返済金額を算出する必要があります。確実にその日に、指定された金額が支払える状態を作ることが大切です。

一括返済をする際には、その金額を支払って生活に支障がないのかもシミュレーションしておきましょう。

2. 一括返済の金額をしっかりと確認する

SMBCモビットの返済方式は「借入後残高スライド元利定額返済方式」です。

この方式では月々の返済額が最終借入後の利用残高によって決まるため、借り入れの利用頻度が高いほど返済額も増加します。

毎月の返済日を挟んで一括返済をする場合には、コールセンターなどに問い合わせを行って最終返済額を確認しておきましょう。

自分で計算して返済することも可能ですが、残高が1円でも残ってしまうと完済にはならないため、正確な金額を把握することが大切です。

3. 都合のよい方法で一括返済する

SMBCモビットが取り扱っている返済方法として、以下があります。

SMBCモビットの返済方法

  • インターネット返済
  • 銀行振込
  • 提携ATM
  • 口座振替
  • スマホATM取引
  • ポイント返済

その中で「一括返済」に対応しているのが、「インターネット返済」「銀行振込」「提携ATM」です。

それぞれの特徴については後述しますが、自分にあった方法を見つけて一括返済を進めましょう。

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SMBCモビットの具体的な一括返済の方法 

「インターネット決済」「銀行振込」 「提携ATM」を利用して一括返済できることをお伝えしましたが、以下で具体的にどのように返済するかを解説します。

インターネット返済

インターネットで一括返済を行う場合の流れは以下のとおりです。

  1. 会員専用サービス「Myモビ」にログイン
  2. 「インターネット返済」を選択
  3. 金融機関の選択や返済額の決定などの手続きをする

インターネット返済は、原則24時間返済が可能であり、手数料も「月に10回まで無料」となります。

公式WEB サイトより、会員専用サービス「Myモビ」にログインを行って手続きするだけでよいため、全ての手続きが自宅で完結できるのが大きな強みです。

銀行振込

各個人に用意されている振込口座に一括振込を行う方法です。

SMBCモビットのコールセンターに問い合わせを行って、振込口座・一括返済日・一括返済金額を確認しておきましょう。

振込口座については、会員サービスである「Myモビ」にログインして「利用状況照会」から確認することも可能です。

一括返済日になったタイミングで、振込口座に一括返済金額を振り込むことで、「一括返済」が完了します。

提携ATM

コンビニ・一部の銀行ATMなどの提携ATMで返済可能です。ただし、提携ATMによっては1,000円未満の支払いができない場合があるため注意しましょう。

具体例として、三井住友銀行ATMで返済を行う場合、取引画面の「クレジットカード」の記載があるメニューから操作を行います。

メニュー最下部にある「その他のお取り引き」を選んでから、画面の案内に従って一括返済の金額を振り込んでください。

SMBCモビットで一括返済をするときの注意点

SMBCモビットで一括返済を行ううえで、具体的にどのような点に気をつけるべきでしょうか?

特に注意するべき内容をピックアップして解説します。

一括返済の方法によって手数料が異なる

一括返済ができる支払い方法として「提携ATM」「インターネット返済」などありますが、「インターネット返済」を利用することで月に10回までは手数料無料で利用できます。

ただし、提携ATMを利用して返済を行った場合は、以下のATM手数料がかかるため注意が必要です。

取引金額 1万円以下 入金/出金:110円
取引金額1万円超 入金/出金:220円
※三井住友銀行は、AT利用手数料無料

このように、返済方法によって手数料の有無が異なるため負担の少ない支払方法を選択しましょう。

できるだけ端数分まで返済できる方法を選ぶ

例えば、返済するべき金額に1,000円以下の端数がある場合には、端数を細かく返済できる方法を選ばないと「完済」になりません。

「インターネット返済」「銀行振込」のほか、一部の提携ATMでは1円単位で返済が可能であり、端数に対応できます。

完済してカードローンを解約することができれば、住宅ローン・自動車ローンなどの審査でもカードローン契約がある状態と比較して、有利に働くことを頭に入れておきましょう。

多めに返済したときは預り金になる

返済時に利用残高と利息の合計金額より多く入金した場合に発生するのが「預り金」です。

「預り金」は、会員専用サービス「Myモビ」の「Myモビメッセージ」を利用して、返金手続きができます。

具体的な返金手順は以下のとおりです。

返金手順

  1. 「PC版サイトはこちら」をクリック(スマホを利用している方もPC版サイトからの手続きが必要)
  2. Myモビメッセージの「お預かり金がございます」をクリック
  3. 「Webから申込」をクリック
  4. 預り金を返金する口座(振込キャッシング利用口座)が未登録の場合は、金融機関等を検索して、手続きを進める
  5. モビットカード番号(振込キャッシング番号)、モビットカード暗証番号、生年月日を入力後に「認証」をクリック
  6. モビットカード暗証番号を再度入力後に「返金」を選択
  7. 受付完了(口座への入金が完了する日時は金融機関により異なります)

一括返済後の生活状況も考慮する

一括返済を行うことで、将来支払うべき利息負担をカットできるメリットがあります。

しかし、手持ちの資金がギリギリの状態で一括返済をすることは避けるべきです。

手元の現金・預金が減少することで、生活に負担がかかる事態になりかねません。一括返済を行ったとしても一定の蓄えを残しておくプランを立てて、お金に余裕がある状態で一括返済を選択肢として検討しましょう。

一括返済以外で利息を抑える方法

「一括返済」を中心に取り上げてきましたが、一括返済以外の方法で利息を抑える方法もご紹介します。

積極的に繰り上げ返済する

繰り上げ返済とは、毎月支払っている返済額とは別に、借入額の一部を前倒しで返済することです。

繰り上げ返済を行うことで、返済期間が必然的に短くなり、将来支払う予定の利息総額を抑えられるメリットがあります。

「賞与がある月に繰り上げ返済を活用する」など、積極的に繰り上げ返済を行うことが大切です。

ただし、毎月の返済分とは別に支払う必要があることから、無理のない返済計画を立てるようにしましょう。

低金利のカードローンで借り換える

SMBCモビットをはじめとする消費者金融と比較して、より低金利でサービスを提供しているのが銀行系カードローンです。

具体例を挙げると、SMBCモビットでの実質年率が3.0%〜18.0%であるのに対して、三菱UFJカードローン「バンクイック」では、1.8%〜14.6%という水準で提供されています。

ただし、銀行系カードローンは申し込みから融資まで時間を要する場合があり、長ければ1週間程度かかります。また審査基準も消費者金融カードローンよりは高くなる傾向があります。

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SMBCモビットの一括返済でよくある質問

SMBCモビットにおける「一括返済」について深掘りして説明してきました。 最後に一括返済に関して、利用者から寄せられる疑問について解説します。

Q.解約後に利用する場合は再審査になる?

SMBCモビットでは、解約した後でも再度申し込むことができます。 ただし、基本的には「新規申込」の扱いになるため、再審査が必要になります。

カードローンを完済した際に「今後も利用する可能性がある」場合も考えて、解約は慎重に行いましょう。

Q.解約後に契約書はどうなる?

借入額を完済したうえで「解約」を行うために、SMBCモビットのコールセンターに連絡しましょう。

解約手続きを行うと、入会時に作成した契約書がSMBCモビットから自宅に郵送されます。「自宅に郵送して欲しくない」場合には解約時に伝えることで、「処分」などの対応も可能になります。

解約の場合は、1000円未満の端数も精算する必要があるため、モビットコールセンターに返済方法など確認しておきましょう。

Q.一括返済後は解約すべき?

カードローンを解約することで、「何となくお金を借りてしまう」などの安易な借り入れを防ぐことができたり、信用情報への悪影響を防げたりするメリットがあります。

その反面、近いうちに利用する予定があるのに解約した場合には、再度審査を受けなければならず融資に時間がかかってしまいます。

完済しても将来的に利用する可能性がある場合には、解約せずに契約を残しておくべきでしょう。

Q. 完済証明書は発行してもらえる?

SMBCモビットの場合は、正式な「完済証明書」という書類の発行は行っていません。 ただし、残高が0円であることを証明する書類は、以下の方法で発行可能です。

  1. 会員専用サービス「Myモビ」ログイン
  2. 「残高証明書を発行する」をクリック
  3. 「残高証明書作成」より発行

ただし、残高が0円で「完済」したとしても、解約しなければ証明書発行後に借り入れることも可能であることは押さえておきましょう。

SMBCモビットの一括返済まとめ  

今回は、「一括返済」の解説からメリット、実際の手順などを詳細に解説してきました。

大きなお金を返済に回すことに怖さを感じるかもしれませんが、将来的な利息総額が減少するため、結果的に総支払総額を減少させることが可能です。

ただし、一括返済には押さえておきたい注意点もあるため、全体を把握したうえで計画的に利用しましょう。

この記事の監修者

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金子賢司(かねこけんじ)
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、金融に興味を持ち、資産運用やローンなどの勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
保有資格:CFP

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