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年金受給者でも借りられるカードローン10選!年金収入のみで申し込みするときの注意点まとめ

年金受給者でも借りられるカードローン
マネ子

「カードローンから融資を受けたいが、年金生活者だから難しい」と考えている方もいるのではないでしょうか?

確かに働いているときと比較して収入が少ないため、お金を借りることが難しいと感じるのは当たり前かもしれません。

しかし、実際には年金受給者でも借りられるカードローンはあり、申し込みをすることも可能です。

この記事では、年金受給者がお金を借りる方法の説明から具体的なサービスの解説、実際にお金を借りるうえでの注意点などを総合的に解説します。

この記事の結論

  • 年金収入のみでも申込条件によっては借りられる
  • 年金受給者が借りられるカードローンは銀行や消費者金融などさまざまで特徴別に選べる
  • 金利の低さ重視なら銀行、融資までの早さ重視なら消費者金融がおすすめ

年金受給者がお金を借りる方法は?

結論からお伝えすると、年金受給者だからといって、お金を借りる方法が一切ないわけではありません。

マネ子

年金生活者でもお金を借りられる代表的な方法を紹介します。

銀行カードローン

全ての銀行カードローンが年金受給者を対象にしているわけではありませんが、いくつかの会社については年金受給者への貸し付けも行っています。銀行カードローンは消費者金融カードローンと比較して、貸付利率も低いことからおすすめの選択肢です。

また、年齢的な問題で審査が通りにくくても、アルバイトなどの仕事を継続して行っている場合には、比較的審査も通りやすくなることも頭に入れておきましょう。

消費者金融カードローン

銀行カードローンの場合は、比較的審査が厳しい傾向があることから、年金受給者が貸付対象であった場合、審査に通らない可能性も十分に考えられます。

また、実際に申し込みを行ってから審査が降りるまでに最短1日以上はかかることから、「今すぐにでも融資を受けたい」と考えている方にはおすすめできません。

このような場合には、消費者金融カードローンを検討してみましょう。

銀行カードローンと比較して審査が通りやすいうえに、即日融資にも対応している会社が多く、スムーズに審査を受けられます。

そのほかにも、「無利息期間」が設けている会社もあるため、短期間の借り入れや返済であれば無利息での利用も可能です。

リバースモーゲージ

リバースモーゲージとは、自宅を担保に生活資金を借り入れして、自らの持ち家に継続して住み続け、死亡したときに担保となっていた不動産を処分して、借入金を返済する仕組みです。

一般的な住宅ローンでは、一括で受け取った融資額を月々返済していき、最終的に借入残高がなくなるのが一般的ですが、リバースモーケージは基本的に毎月の支払いは利息のみで、借り入れた分の残高を最後にまとめて返済する仕組みとなっています。

高齢者向けの貸付制度として一般的にも広く認知されている手法です。

生活福祉資金貸付制度

社会福祉協議会が実施している「生活福祉資金貸付制度」を利用すると、高齢者の方でも融資を受けることが可能です。

貸付金利子は「連帯保証人を立てる場合は無利子」「連帯保証人を立てない場合は年1.5%」と消費者金融カードローンの上限利率である18%と比較しても、破格の条件で借り入れができます。

以下では、総合支援資金の「生活支援金」について記載しました。

総合支援資金(生活支援金)

資金の種類:生活再建までの間に必要な生活費用

貸付限度額:(二人以上)月20万円以内/(単身)月15万円以内

貸付期間:原則12月以内

据置期間:最終貸付日から6月以内

償還期間:据置期間経過後20年以内

年金収入のみで借りられる都市銀行・ネット銀行

年金受給者の方が融資を受ける方法をいくつか挙げてきましたが、具体的に年金受給者でも申し込める会社を知りたいと考えている方もいるのではないでしょうか?

マネ子

年金収入のみで借りることができる都市銀行・ネット銀行を紹介します。

三菱UFJ銀行カードローン バンクイック

三井住友銀行・みずほ銀行とともに3大メガバンクの一角を担っている「三菱UFJ銀行」が提供しているカードローンです。利用限度額は最高500万円までとなっているうえに、上限金利も14.6%と低金利を実現しています。

申込可能な上限年齢は64歳までであり、公式サイトのQ&A内「収入が年金のみですが申し込みできますか?」という質問に対して、「申し込みできる」と記載されているため、年金受給者の方も申し込みできると考えてよいでしょう。

金利
(実質年率)
年1.8〜14.6%
利用限度額10万円〜500万円
申込可能な
上限年齢
64歳
(国内に居住する方のみ)
返済期間1年
(原則として、審査のうえ自動更新)

りそな銀行カードローン

りそな銀行

大阪府大阪市を本拠地とする「りそな銀行」が提供しているカードローンです。

実質上限年率が13.5%となっており、数多くある銀行カードローン商品の中でもトップクラスの低金利となっています。利用限度額も最高800万円まで確保されているほか、幅広い用途に使えるため、利用者から支持を集めている商品です。

申込可能な上限年齢は、65歳までであり、年金受給者の方でも借り入れができます。

ただし、満60歳以上の方の利用限度額は200万円以下になってしまうことは頭に入れておきましょう。

金利
(実質年率)
年1.99%〜13.5%
利用限度額10万円〜800万円
申込可能な
上限年齢
65歳
(国内に居住する方のみ)
返済期間1年
(原則として、審査のうえ自動更新)
※当座貸越極度額が200万円を超える場合は満64歳以上、
当座貸越極度額が200万円以下の場合は満70歳以上での更新は不可

オリックス銀行カードローン

オリックス銀行

大手総合金融サービス企業として日本で存在感を高めている「オリックス」が提供しているカードローンです。

年上限利率が14.8%であり、利用限度額も最高800万円とバランスのよいサービスを提供しています。

ガン保障特約付きプラン「Bright」も販売しており、各金融商品を組み合わせながら最適な商品を提供できる点もオリックスの強みです。

申込可能な上限年齢が68歳であり、年金受給者の方でも利用できる点もメリットといえるでしょう。

金利
(実質年率)
年1.7%〜14.8%
利用限度額最高800万円
(10万円単位)
申込可能な
上限年齢
68歳
(日本国内に居住する方のみ)
返済期間1年
(原則として、審査のうえ自動更新)

auじぶん銀行カードローン

通信事業をメインに業績を伸ばしている「auフィナンシャルホールディングス」と「三菱UFJ銀行」が共同出資して設立された「auじぶん銀行」が提供しているカードローンです。

上限金利だけを見ると、ほかの銀行系カードローンと比較して高めですが「au」限定割などもあり、auのサービス利用者がお得に利用できる構成となっています。

申込可能な上限年齢も69歳まで対応しており、幅広い方が借り入れできる点も強みです。

「現在の収入は年金だけですが、申し込みはできますか?」というQ&Aでも「申し込みいただけます。」と記載されているため、年金受給者でも利用できる可能性があるといえます。

金利
(実質年率)
年1.48%〜17.5%
利用限度額カードローンau限定割 誰でもコース:10万円以上800万円以内
(10万円単位)
カードローンau限定割 借り換えコース:100万円以上800万円以内
(10万円単位)
申込可能な
上限年齢
69歳
返済期間1年
(原則として、審査のうえ自動更新)

年金収入のみで借りられる地方銀行

もしも、都市銀行・ネット銀行に申し込みを行ったものの、審査に通らなかった場合は、地方銀行も選択肢として入れておくべきでしょう。

地方銀行でも、銀行カードローンであることに変わり無いため、低金利で利用可能です。

以下で、年金収入のみで借りることができる地方銀行をピックアップして見ていきましょう。

スルガ銀行カードローン

スルガ銀行

静岡県沼津市に本店をおいて、静岡県・神奈川県を主たる営業エリアとしている「スルガ銀行」が提供するカードローンです。

年利上限14.9%の低金利を実現しているほか、最高800万円までの利用限度額が確保されている点も嬉しいポイントといえます。

申込可能な上限年齢は70歳と高く、収入が年金のみの方の申込方法も説明されている点から、年金受給者でも融資を受けられる可能性があるでしょう。

金利
(実質年率)
年3.9%〜14.9%
利用限度額5万円以上800万円以内
申込可能な
上限年齢
70歳
返済期間1年ごとの自動更新
(満76歳に達した後、
最初に到来する契約更新時以降、新規の借り入れは不可)

横浜銀行カードローン

横浜銀行

神奈川県及び東京都町田市を主な営業エリアとする、日本最大の地方銀行「横浜銀行」が提供するカードローンです。上限金利も14.6%と低利率でありながら、利用限度額が最高1,000万円と他社と比較しても大きい点もポイントの一つでしょう。

69歳まで申込可能ですが、満70歳以降は新たな借り入れはできません。

「返済のみ」の取引となるため、気をつけましょう。

金利(実質年率)年1.5%〜14.6%
利用限度額10万円〜1,000万円(10万円単位)
申込可能な上限年齢69歳
返済期間1年(1年ごとの自動更新)
※満70歳以降は新たな借り入れ不可

年金収入のみで借りられる消費者金融

銀行カードローンでの審査に通らなかった場合には、より審査通過率が高い消費者金融カードローンを検討しましょう。

マネ子

年金収入のみでも借りられる消費者金融を紹介します。

レイク

SBI新生銀行グループの新生フィナンシャル株式会社が提供するカードローン商品です。

銀行カードローンと比較すると利率は高めですが、「選べる無利息期間」を消費者金融カードローンで初めて採用しており、以下から無利息期間を選択できます。

  1. 借入額全額 60日間 利息0円(WEB申込限定)
  2. 借入額のうち5万円まで 180日間 利息0円

公式サイト内Q&Aにおいて、「収入が年金だけでの利用はできますか?」に対して「お申し込み可能」と回答があるため、年金受給者でも安心して申し込める点も強みです。

金利
(実質年率)
年4.5%〜18.0%
利用限度額1万円〜500万円
申込可能な
上限年齢
69歳
返済期間最長5年・最大60回
※融資枠の範囲内での追加借入や追加繰上げにより、
返済期間・回数は変動します。

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ベルーナ

埼玉県上尾市に本社を置く通信販売企業「ベルーナ」グループが提供しているカードローン商品です。

初めての借入後から14日間の無利息期間があるほか、ATM利用手数料も無料である点も嬉しいポイントです。

返済は月々2,000円から用意されているため、都合にあわせて利用することが可能。「余裕があるときには多めに返済」などのプランを立てやすく、利用者から支持を集めています。

申込可能な上限年齢は80歳と高く、借り入れを諦めている高齢者の方でも利用できるチャンスがあるのが強みです。

金利
(実質年率)
年4.5%〜18.0%
利用限度額1〜300万円まで
申込可能な
上限年齢
80歳
返済期間最長9年9ヶ月

年金収入のみで借りられるそのほかの金融機関

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銀行カードローン・消費者金融カードローンの審査が通らなかったことで「もうどこからも借り入れが行えない」と考えている方も多いのではないでしょうか?

実は銀行カードローン・消費者金融カードローンとはジャンルが違う金融機関でも、年金収入のみで借り入れを受け付けている会社があります。

具体的な詳細について見ていきましょう。

JAバンク 年金受給者向けローン

おもに農業協同組合(農協)の信用事業の総称である「JAバンク」が提供しているローン商品です。

「JAバンク高知」が提供しており、生活に必要な資金など、使い道が自由に選択できるほか、年金口座からの引き落とし返済が可能である点も利点といえます。

借入金額は10万円〜100万円までと比較的少なめではあるものの、年3.9%の低金利は魅力的といえるでしょう。

借入対象は「JAで年金の受け取りをされている方/変更頂ける方」で「満60歳以上75歳以下」であり、年金受給者でも対応している点もおすすめです。

金利
(実質年率)
年3.9%
利用限度額10万円〜100万円まで
申込可能な
上限年齢
75歳
返済期間6ヶ月〜10年まで

セゾンファンデックス かんたん安心カードローン

「個人・法人向け融資事業」から「不動産金融事業」などを提供する「セゾンファンデックス」が提供するカードローンです。

平日12:00までに申し込みで当日13:00までに手続き完了の場合は、15:00までに振り込みまで行われる「即日融資」も実現しています。申込可能な上限年齢は80歳までであり、保証人や担保も不要。年齢だけを理由に利用を停止することはありません。

利用限度枠も500万円までと広いため、継続して利用を行うことで増枠希望も可能です。

原則5年の返済期間はありますが、総合的にバランスの取れたカードローンを探している方におすすめです。

金利
(実質年率)
年9.49%〜20.00%
利用限度額1万円〜500万円
申込可能な
上限年齢
80歳
返済期間1〜60ヶ月
※最終借入後原則5年

年金受給者でも借りられるカードローンの特徴は?

年金受給者でも借りられる主なカードローン商品を解説してきましたが、ここまで紹介してきたカードローンの特徴を押さえることで自分で気になる商品を探すことも可能です。

マネ子

年金収入だけでも借りられるカードローンの特徴を説明します。

申し込みの年齢制限が高い

各会社が提供しているカードローン商品には、必ず「申込可能年齢」が設定されています。

「申込可能年齢」が高い場合には、カードローン会社側も、「年金収入だけ」の方を想定している場合があるため、借りられる可能性が高いです。

公式サイト内のQ&Aに「年金収入だけでも借りられる?」などの質問に回答されている場合には、その回答によって「年金収入だけでも申し込みできるか」を判断できるため事前にチェックしておきましょう。

年金以外の収入があると選択肢が広がる

「年金収入だけ」でも申し込み自体可能な会社はありますが、実際に審査に通るかは別問題です。

確実に審査を通過するために、「年金以外の収入」があると審査通過率も上がり、選択できるカードローン商品も増えるでしょう。

理由として、カードローン会社が「審査を通過させるかどうかを判断する基準」として「収入」は大きな判断割合を占めるからです。

会社によっては「申し込みできる年齢制限」は高く設定しているものの、年金収入だけでは支払能力が足りないと評価され、審査通らない場合も十分に考えられます。

年金受給者がお金を借りるときの注意点

企業を退職して年金・貯金だけで生活している場合、カードローン会社から融資を受ける際に押さえておきたいポイントがいくつか存在します。

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具体的な注意点をピックアップして見ていきましょう。

各金融機関には年齢制限がある

日本が「高齢化社会」に進んでいることもあり、カードローンサービスで「申込可能年齢」が将来的に引き上がる可能性があります。

ただし、現状では各金融機関のカードローン商品申し込みには年齢制限があるため、気になった商品を見つけた場合には、「年齢制限にかかっていないか」も確認しましょう。

違法業者からは借りない

年齢制限がかかることで融資を受けるハードルが必然的に引き上がってしまう「年金受給者」に対して、甘い言葉を投げかけて融資を行う違法業者が増えています。

「借り入れできる会社を探すことが難しい」と不安を煽り、高利率で貸し付けや違法な取り立てを行う会社もあるため、一般的に名の知られている会社が提供するカードローンで契約を行うようにしましょう。

返済計画を立てる

審査を通過して融資を受けられたとしても、「どのような計画で返済していくか」も考えなくてはなりません。

収入が年金だけであれば、「毎月どの程度返済できるか」を計算したうえで、借り入れる金額を決めるべきです。

年金以外に収入がある方でも、毎月の返済にいくら回せて、いつ完済するのかを計画しておきましょう。

返済までのゴールを明確にしなければ、借り入れと返済を繰り返してしまい、完済できないという現象に陥ってしまうため、明確な返済計画は必須です。

死亡時には相続人に引き継がれる

カードローンの融資を受けられたものの、返済ができないまま亡くなってしまうことも十分に考えられます。

この場合、基本的に毎月の返済義務はそのまま相続人に引き継がれて、返済を継続することになるのです。

計画的に利用を行って、返済も行っておかないと、身内に迷惑をかけることになるため、気をつけましょう。

年金の前借り制度「年金担保貸付」は受付終了している

年金担保貸付制度とは、国民年金・厚生年金保険を担保として融資することが法律で唯一認められた制度です。

「冠婚葬祭」「生活必需品」などの支出のために、一時的に小口資金が必要になった場合に利用できる制度でした。

偶数月に支給される年金から定額返済額が自動的に差し引かれたものが、指定された預金口座に振り込まれるため、返済手続きなどは必要ありません。

しかし、年金担保貸付制度は令和4年3月末で申込受付を終了しました。代替制度として前述した「生活福祉資金貸付制度」があるため、こちらの利用がおすすめです。

未払い・延滞があると借りられない

クレジットカードを現役のときからずっと利用していて、年金受給になってからもポイントを貯めたり、インターネットショッピングの支払いに利用したりしている方はいますよね。

また、住宅ローンや自動車ローンがまだまだ残っている方や、携帯からスマホに換えて端末を分割払いにしている方もいます。

これらの支払いに延滞があると、ただでさえ審査が厳しい年金受給者の場合は、借りられない可能性が高くなります。

年金受給者は利用条件をしっかり確認しよう  

この記事では、年金受給者がお金を借りるための具体的方法から、年金収入のみで借りられるおすすめカードローン商品のほか、年金受給者がお金を借りるときの注意点まで総合的に解説しました。

年金受給者でも利用できるカードローン商品はありますが、返済計画をしっかり立てないと返済が滞るなどのトラブルにも繋がります。

実際にカードローンを利用するメリットやデメリットを把握したうえで、サービスを有効に利用することが大切です。

この記事の監修者

監修者画像

金子賢司(かねこけんじ)
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、金融に興味を持ち、資産運用やローンなどの勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
保有資格:CFP

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