三菱UFJ銀行が提供するカードローン「バンクイック」は、「金利年1.8%〜14.6%」という銀行カードローンならではの低金利と「24時間土日も含めてWEB完結可能」という利便性を兼ね備えており、利用者から高評価を集めているサービスです。
しかし、実際に申し込むうえで「どのような手順を踏めばよいか?」「審査基準は厳しいのか?」などさまざまな疑問を抱えている方は少なくありません。
この記事では、バンクイックの審査基準から具体的な審査の流れ、商品の特徴とメリット・デメリットなどを総合的に紹介します。
監修者の解説
金子賢司(かねこけんじ)/ファイナンシャルプランナー
バンクイックはメガバンクの一角である三菱UFJ銀行が提供しているカードローンなので安心感があります。
同カードローンのおもな特徴として、少額から返済できる点が挙げられますが、毎月の返済額が少ないと元本が減らずに返済期間が長くなります。
返済期間が長くなると総返済額が増えるため、毎月の返済額が決まったらシミュレーションで確認し、お金に余裕がある月は任意返済をして元本を減らすよう心がけてください。
バンクイックの審査基準は甘い?
バンクイックに限らず、カードローンの審査基準は非公開であるため「審査が甘い・厳しい」という評価が付けづらいのが現実です。
この記事では、バンクイックが提供されている背景などをヒントに「審査基準」について紹介します。
バンクイックは大手消費者金融より厳しい
「バンクイック」は大手消費者金融よりも審査が厳しいとされています。
具体的な理由として、以下が挙げられるため知識として押さえておきましょう。
消費者金融よりも金利が低い
金利が消費者金融よりも低いことは借入側にはメリットですが、貸し倒れが発生した場合には貸し手が大きな損失を被ります。
金利が低くなるほど、審査もシビアになっていくことを頭に入れておきましょう。
自社審査+アコム審査の2段階審査の仕組みが採用されている
バンクイックの審査に申し込む際には、三菱UFJ銀行の審査に加えて、アコムの審査に通過しなければなりません。というのもアコムはバンクイックの保証会社だからです。
「保証会社」とは、返済者の支払いが滞った場合に、返済を代わりに行う会社を指しています。
2社がそれぞれ違う観点でチェックすることを考えると、消費者金融と比較しても審査難易度は上がるといえるでしょう。
警察庁データベースへの照会が必須である
バンクイックをはじめとする銀行カードローンの審査時には、警察庁データベースのコンプライアンスチェック(反社チェック)が行われます。
警察庁データベースへの照会は大手消費者金融では実施していないため、消費者金融より審査項目が増えることになります。
バンクイックの審査通過率は非公開
バンクイックの審査通過率は公表されておらず、審査基準も公開されていません。
ただし、大手消費者金融と比較すると審査が厳しいと考えられるため、注意しましょう。
保証会社はアコムが担当
貸し倒れなどが発生した場合に行われる保証をアコムが担当しています。
大手消費者金融が審査を行うから安心と考えるかもしれませんが、アコムが提供するカードローンよりも低金利である以上、審査基準は引き上がる可能性も考えられます。
「消費者金融が審査するなら大丈夫」と安心しきっていると、審査落ちになる可能性も十分にあるため注意しましょう。
審査が不安なら「借入診断」を試してみる
実際に融資が受けられるか不安という思いがある方におすすめなのが、バンクイック公式サイトで提供している「10秒借入診断」です。
「年齢」「年収」「他社の借入状況」の3つの質問に答えるだけで、申込可能であるかを簡単に審査してくれます。
あくまで目安ではありますが、借り入れを検討するうえで判断材料として活用できるでしょう。
バンクイックの審査時間は?
バンクイックが提供する強みに惹かれて申し込みを検討しているものの、どの程度の審査時間が必要かを知りたい方に向けて、以下で紹介します。
最短即日で回答がある
基本的には、最短即日で回答連絡が来ます。
「警視庁のデータベース照会作業」も2023年6月から平日に限り即日で対応できるようになったことから、融資までの時間は以前よりも短くなっています。
ただし、土日祝に関しては照会結果が当日に来ないため、翌営業日の回答になることを頭に入れておきましょう。
審査結果の連絡が来る時間帯
基本的には9:00〜21:00(土日祝は9:00〜17:00)に連絡があります。
インターネットで申し込みを行った場合は「メール or 電話」にて、電話で申し込んだ場合には電話で結果連絡があるため、こまめに着信履歴やメールボックスを確認しましょう。
メールで連絡が来る場合には、バンクイックからのメールが迷惑メールフォルダに振り分けられることもあります。メール設定を確認したうえで、審査結果の連絡を待つ必要があります。
土日祝でも審査に対応している
バンクイックでは、土日祝でも審査対応を行っています。ただし、「即日に融資を受けられる」というわけではありません。
前述した「警視庁データベースの照会作業」があるため、最短でも翌日以降の融資になるので注意してください。
そのほか、土日祝に申し込む場合には、「源泉徴収票」「給与明細」などが審査に必要になっても、会社が休みであれば早急な準備は難しくなります。
受付時間が平日よりも短いなどの注意点を押さえたうえで手続きを進めましょう。
バンクイックの審査の流れ
バンクイックの申し込みからローンカード受け取りまでの手順は以下のとおりです。
ローンカード受け取りまでの流れ
- 申し込み
- 仮審査の開始
- 必要書類を提出
- 本審査の開始
- 本審査の結果連絡
- 契約
- ローンカードの受け取り
各プロセスについて、詳細に解説していきますので、参考にしてみてください。
申し込み
バンクイックの申込方法は以下の2つに分かれています。
インターネット申込
三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)ではパソコン・スマホなどからインターネットを利用して申込可能です。仕事で忙しく、空いた時間に申し込みだけしておきたい方などにもおすすめの申込方法といえます。
電話申込
インターネットを利用せずに、電話で申し込む方法です。必用書類の提出は、WEBアップロード、郵送、FAXのいずれか、カードの受け取りは郵送かテレビ窓口となります。
郵送の場合、手元にカードが届くまで1週間程度かかります。
電話番号:0120-959-555
(平日/9:00〜21:00、土日祝/9:00〜17:00)
自分のスタイルに合ったものを選択することが大切です。
仮審査の開始
仮審査は、契約者が申込時に記入した情報をもとに行われます。
具体的な記入事項の例としては以下のとおりです。
【バンクイック申込書類の記入事項】
基本情報 | 名前・旧姓・生年月日・性別など |
連絡先 | 自宅電話番号 契約者の携帯電話番号 Eメールアドレスなど |
住居 | 自宅住所 住居種類(持家・賃貸・社宅) 家賃・入居年数など |
勤務先 | 勤務先名 勤務先住所 業種・所属部課など |
勤務形態 | 収入・収入形態・年収など |
保険 | 保険種類(国民保険・社会保険など) |
借入状況 | 金融機関からの借入金額 (住宅ローン・消費者金融ローンなど) |
複数の記入事項があるため、入力に30分程度はかかることを想定しておきましょう。
必要書類を提出
記入事項入力後に必要書類の提出を行います。
提出書類は後述しますが、提出方法は以下のとおりです。
提出方法
■WEBアップロード
■郵送
【送付先】
郵便番号 104-0033
東京都中央区新川1-28-38 東京ダイヤビルディング2号館5階
株式会社 三菱UFJ銀行 第二リテールアカウント支店
■FAX
0120-23-5919(24時間365日)に、記入した申込書類を送信
本審査の開始
必要書類を提出後に、本審査が開始されます。
申込者の職場への在籍確認もこの段階で行われるのです。
必要書類
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
- 個人番号カード
- 在留カード
- 特別永住者証明書
※上記いずれか2点の提示
収入証明書
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書
- 納税証明書その1・その2(個人事業者の方)
- 確定申告書第1表・第2表
※50万円超の利用限度額を希望する場合に必要
書類の記載内容の誤りや、情報が足りないなどの不備がある場合には、追加の書類提出が求められ、通常よりも審査に時間がかかってしまうため注意が必要です。
本審査の結果連絡
仮審査から本審査まで完了したあと、審査結果が通知されます。
平日9:00〜21:00、土日祝9:00〜17:00の間に、電話orメールで通知されるため確認しましょう。
特にメールの場合は、審査結果メールが迷惑メールに振り分けられる可能性もあるため、迷惑メールボックス内の確認も忘れずに行いましょう。
契約
利用申込書をダウンロードして、以下のいずれかの方法で提出します。
- WEBアップロード
- テレビ窓口
- 郵送
- FAX
記載する利用申込書の「内容に間違いがないか」を確認したうえで、契約手続きを進めましょう。
ローンカードの受け取り
ローンカードの受け取りには、以下の2種類の方法があります。
郵送(簡易書留)
郵送を希望すると自宅にカードを送ってもらえますが、カードが届くまで1週間程度かかります。時間はかかりますが、店舗まで行かなくてもカードを手にできるため便利です。
申し込みから契約までの手続きを店舗に出向かずに済ませたい方におすすめといえるでしょう。
テレビ窓口で発行
対応が早い借り入れを希望する場合は、カードの受取方法をテレビ窓口にするとよいでしょう。
運転免許証など本人確認書類を提出すると、テレビ窓口でローンカードを発行してもらえます。
バンクイックの基本情報と特徴
ここまで、バンクイックの申し込みからローンカード発行までの手順を紹介してきました。
次に、バンクイックの基本情報と特徴について紹介します。
バンクイックの申込条件
バンクイックの申込条件は、公式サイトで以下のように記載されています。
- 年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人のお客さまで、保証会社(アコム株式会社)の保証を受けられるお客さま。
- 原則安定した収入があるお客さま。
※外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。
カードローン「バンクイック」|ご利用いただける方
年齢制限はありますが、細かな職業制限などは指定されていないことから、利用しやすいカードローンといえるでしょう。
三菱UFJ銀行の口座がなくても借りられる
「バンクイック」では三菱UFJ銀行の口座を保有していなくても申し込み・借り入れなどが可能です。
ただし、三菱UFJ銀行口座を保有していると以下のメリットが得られます。
メリット
- 申込時の入力項目が少ない(口座開設時に既に情報入力を行っているため)
- カードが手元に届く前でも振り込みでの借り入れが可能
- 取引回数などに応じてPontaポイントが貯まる
以上を考慮したうえで、口座開設するか否かを判断しましょう。
大手消費者金融より低金利で利用できる
とにかく金利を低くして、利息を少なくしたい場合には「バンクイック」をはじめとする「銀行カードローン」を選びましょう。
銀行カードローンは、消費者金融と違い返済が滞った場合の保証会社を設定しているため、金利を下げられます。
ただし、消費者金融カードローンの場合は、「無利息サービス」を提供していることがあり、短期間の借り入れ・返済であれば消費者金融カードローンがお得である場合もあります。
「銀行カードローン」がすべてにおいて「消費者金融カードローン」より優れているわけではありませんので、注意してください。
全国の提携ATMで利用できる
バンクイックは、金利が低いだけでなく、コンビニATMをはじめとする提携ATMからお金を借りられる使い勝手のよさがあります。
コンビニATMの利用時間はメンテナンス時間を除いた「ほぼ24時間」利用できるため、急な借り入れなどにも対応可能です。
WEBやスマホアプリから24時間申し込める
WEB・スマホアプリを活用して24時間365日申し込める点も、忙しい会社員などに重宝されています。
手続きそのものをスキマ時間にできることは大きな強みといえるでしょう。
バンクイックのメリット
数ある銀行カードローンの中で、「バンクイック」を選ぶ理由としてどのようなものがあるのでしょうか?
以下で、代表的なものをピックアップして紹介します。
三菱UFJ銀行と提携コンビニATMの手数料が無料
ほとんどのコンビニATMで利用できるため使い勝手がよいという特徴にプラスして、三菱UFJ銀行と提携コンビニATMでの借り入れ・返済の手数料が無料である点は大きな強みです。
通常は1回の取引で100円〜200円程度かかるATM手数料ですが、頻繁に利用すると大きな金額になります。
この手数料を気にせず、取引が自由にできる点はメリットといえるでしょう。
最小返済額が低め
毎月返済できる金額を捻出できないと不安を感じるかもしれませんが、「バンクイック」は借入残高に対する最小返済額が低めに設定されているため、返済負担が少ない点も強みです。
以下、借入利率が年8.1%超を想定した借入残高に対する返済額を記載します。
■借入利率が年8.1%超の場合の最小返済額
借入残高 | 返済額 |
---|---|
10万円以下 | 2,000円 |
10万円超〜20万円以下 | 4,000円 |
20万円超〜30万円以下 | 6,000円 |
30万円超〜40万円以下 | 8,000円 |
10万円以下の場合は、2,000円と最小限の負担で利用可能です。
大手銀行の信頼感がある
「バンクイック」を提供している三菱UFJ銀行が所属するのが「三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)」です。
銀行業務のほか、クレジットカード業務、投資信託、リース、調査、システム開発、資産運用、ファクタリング、不動産販売など幅広いジャンルでシェアを獲得している強固なビジネス地盤が強みです。
このような背景から、利用者から高い信頼を得ており、安心して利用できるサービスといえるでしょう。
バンクイックのデメリット
バンクイックを契約することで、さまざまなメリットを享受できますが、その反面でデメリットも存在します。
具体的なものを以下で紹介しますので、知識として押さえておきましょう。
即日融資には対応していない
金融機関と反社会勢力との「繋がり」を生み出さないために「警視庁データベース照会」が2016年から行われています。
2023年6月より平日に限り「警察庁データベース照会作業」の即日回答がされていますが、即日融資には対応していませんので、注意してください。
無利息サービスがない
大手消費者金融では馴染み深い「無利息サービス」が、バンクイックにはありません。
例えば「給料日までの残り数日だけ借り入れで凌ぎたい」など、短期の借り入れ・返済を想定している場合は、無利息サービスのあるカードローンを利用した方が、利息面ではお得になります。
バンクイックの審査に落ちる人の特徴
実際に「バンクイック」に申し込みを行ったものの、審査を通過できないケースも珍しくありません。
この項目では、審査に落ちる方の特徴と通過するためのポイントについて紹介します。
虚偽申告や入力ミスがある
カードローンの審査では、申告した住所・氏名・年収額・勤務先名などを確認し、返済能力を判断しています。
審査に通過したいからという理由で、事実と異なる年収額・勤務先を申告してもすぐに発覚してしまうため注意してください。そのほか、故意ではないミスでも審査に影響してしまうため注意が必要です。
「虚偽申請を行わない」「提出前に入力ミスがないかをチェックする」などを意識しましょう。
信用情報に傷がついている
今までに信用情報を傷つける「延滞」「債務整理」などの履歴がある場合、審査に悪影響を与えます。
信用情報の傷となる事故情報は一定期間、記録が残るため、該当する情報があると審査通過は難しくなります。
不安な方は信用情報機関に開示請求を行って、事故情報がないかを確認したうえで申し込みを進めましょう。
他社からの借入残高が多い
カードローンの審査では、個人信用情報を照会し、申込者が「他社からどの程度借り入れがあるか」を確認します。
他社からの借り入れが増えるほど、毎月安定して返済される可能性が下がるため審査には通りづらくなるでしょう。
「借入残高を減らす」「借り入れしている会社数を減らす」などを行った後に、申し込むのが懸命です。
カードローンの申込履歴が短期間で複数ある
すべてのカードローンの申込情報は、信用情報に記録されます。
短期間に複数の申込履歴があれば、「お金に困っているのでは」と返済能力を疑われる可能性があります。
カードローンを申し込む場合には、「1社に限定したほうが審査に通りやすくなる」ことを知識として押さえておきましょう。
在籍確認ができない
カードローンの審査では、申告した勤め先に在籍しているかを「電話」「書類提出」などの方法で確認します。
確認方法はカードローン会社ごとに異なりますが、勤め先に対して電話連絡が入る場合には注意しましょう。
在籍確認の電話があったタイミングで対応できなければ、「在籍確認が取れない」として、審査を通過できません。
在籍確認は申込者本人が電話に出なくても問題ないため、電話を取る方に「クレジットカード申込の確認電話が来る」などと伝えたうえで、対応してもらうのも一つの方法です。
電話による在籍確認をなくしてもらう方法はある?
そもそも、「電話による在籍確認をなくしたい」と考える方も少なくありません。
以下では、電話による在籍確認をなくすための具体的な方法を紹介します。
三菱UFJ銀行第二リテールアカウント支店で相談
「バンクイック」では、申込後にコールセンター(三菱UFJ銀行第二リテールアカウント支店)に連絡して、電話での在籍確認をなしにできる可能性があります。
平日の9:00〜21:00、土日祝は9:00〜17:00(年末年始12/31〜1/3を除く)の時間帯なら電話応対してくれるため、知識として頭に入れておきましょう。
在籍を証明するための必要書類
書類での在籍確認に切り替わった場合、必要書類を準備しなければなりません。
具体的に用意する書類としては、以下があります。
在籍確認に必要な書類例
- 勤務先が記載されている健康保険証
- 勤務先発行の在籍証明書
- 給与明細書(1ヶ月前〜3ヶ月前のもの)
- 源泉徴収票
- 社員証
必要書類は、オペレーターからも説明されますが、事前に用意しておくことでスムースに審査を進められるため、覚えておきましょう。
バンクイックの返済方法・返済日
ここまで、電話による在籍確認をなくす方法について紹介してきました。
次に、返済におけるルールを把握していない方向けに、返済方法と返済日を紹介します。
返済方法は3種類
「バンクイック」における返済方法は、以下の3種類があります。
自動支払い(口座引き落とし)による返済
三菱UFJ銀行口座の本人名義の普通預金口座から、自動支払いにより返済可能です。
毎月自動で返済できるため「返済忘れ」などが発生せず、安心して利用できます。
ATMによる返済
三菱UFJ銀行ATMはもちろんのこと、セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・イーネットでも返済が可能です。
ATMの利用手数料・時間外利用手数料が無料である点も嬉しいポイントといえます。
振り込み(三菱UFJダイレクト【インターネットバンキング】)による返済
三菱UFJダイレクト(インターネットバンキング)を利用して、振り込みで返済できます。
各種方法から、自分のスタイルにあった返済方法を選択しましょう。
返済日は2種類から選択
返済日は以下の、2種類の方法から選択できます。
申し込みをするタイミングで指定可能であり、Eメールのお知らせサービスで返済期日通知などのサポートも可能です。
35日ごとの返済
初回の返済は、借り入れの翌日から数えて35日以内となります。
2回目以降の返済は、直近の返済の翌日から数えて35日以内です。
毎月指定日に返済
希望した毎月指定日までに、ATMから返済する方法です。
毎月指定日の14日前から、指定日までの間に返済すると、その月の返済分に充当されます。
バンクイックの審査に落ちたときの対処法
もしも、「バンクイック」の審査に落ちてしまった場合には、代替案としてどのような方法があるのでしょうか?以下で具体的に紹介します。
保証会社がアコム以外の銀行カードローンに申し込む
各カードローン会社によって審査基準が異なるため、保証会社がアコムでない銀行カードローンに申し込めば、審査通過も珍しいことではありません。
以下で、保証会社がアコム以外の銀行カードローンについて紹介します。
楽天銀行スーパーローン
おすすめポイント
- 保証会社は「楽天カード株式会社」と「SMBCファイナンスサービス株式会社」
- 最高融資額800万円で、さまざまな用途に利用できる
- コンビニでのカードローンATM利用手数料0円
楽天スーパーローンでは保証会社が2社指定されており、申込者の審査を行うのが「楽天カード株式会社」であり、債務保証の役割を担うのが「SMBCファイナンスサービス株式会社」です。
インターネット銀行ならではの低金利と最高融資額800万円で、さまざまな用途に利用できるほか、コンビニでのカードローンATM利用手数料0円(一部を除く)などのバランスが取れたサービスを提供しています。
保証会社 | 楽天カード株式会社 SMBCファイナンスサービス株式会社 |
金利(実質年率) | 1.9%〜14.5% |
審査スピード | 最短数日 |
最高融資額 | 800万円 |
みずほ銀行カードローン
おすすめポイント
- 保証会社は「株式会社オリエントコーポレーション」
- 24時間いつでもWEBから申込可能
- 大手銀行カードローンの中でも上限金利は低め
みずほ銀行カードローンでは、「審査業務」「保証業務」ともに「株式会社オリエントコーポレーション」が担当しています。おもに「返済能力」「誠実に返済する方」が審査で重要視されるポイントであるため注意しましょう。
大手銀行が提供するカードローンの中でも上限金利が低めで、24時間いつでもWEBから申込可能であるため、仕事が忙しい方でも利用しやすい点が強みです。
保証会社 | 株式会社オリエントコーポレーション |
金利(実質年率) | 2.0%〜14.0% |
審査スピード | 最短数日 |
最高融資額 | 800万円 |
オリックス銀行カードローン
おすすめポイント
- 借入条件によって審査する保証会社が変わる
- 保険と一体化したプラン「Bright」を提供
- 全国10万ヶ所以上のATMを利用可能
オリックス銀行カードローンの場合、借入条件によって審査を担当する保証会社が変わります。
希望利用限度額100万円以下の新規申込は新生フィナンシャル株式会社のみ審査に当たり、希望利用限度額100万円超の場合、初めにオリックス・クレジット株式会社が審査し、契約が成立しなかった場合、次に新生フィナンシャル株式会社が審査を行います。
このように希望利用限度額100万円超の場合、2段階で審査が行われるため申込者の間口は大きく取られています。
他社では行っていないサービスとして、がん保障特約付きプラン「Bright」という、「がん」に関連する一定条件に該当した場合に保険金額がおりるプランを提供しています。
全国10万ヶ所以上のATMが利用でき、高い利便性を実現しています。
保証会社 | オリックス・クレジット株式会社 または新生フィナンシャル株式会社 |
金利(実質年率) | 1.7%〜14.8% |
審査スピード | 最短数日 |
最高融資額 | 800万円 |
アコム以外の消費者金融カードローンに申し込む
「即日融資」などの手続きを希望する場合には、銀行カードローンよりも消費者金融カードローンがおすすめです。
バンクイックはアコムが保証会社であり、審査にアコムが関わっているため、バンクイックの審査に落ちた場合は、アコムも同様と考えられます。
以下で、アコム以外のおすすめ消費者金融カードローンを紹介します。
アイフル
おすすめポイント
- 審査通過率は30%半ば
- 最短20分で融資可能
- スマホアプリを活用して、借り入れ・返済可能
銀行傘下とはならない独立系企業として利用者を抱えるアイフルでは、独自の審査基準によって大手消費者金融の中でも比較的高い審査通過率を実現しています。
最短20分で融資可能であるスピード感はもちろんのこと、スマホアプリを活用して全国の「セブン銀行」「ローソン銀行」で借り入れ・返済できる点も強みです。
審査通過率 | 34.4% (2023年5月〜9月平均) |
金利(実質年率) | 3.0%〜18.0% |
審査スピード | 最短20分 |
最高融資額 | 800万円 |
※お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。
プロミス
おすすめポイント
- 審査通過率は30%台後半
- 無利息サービスは借入日の翌日からスタート
- 最短10秒でお金を振り込んでもらえる「瞬フリ」が便利
審査通過率は30%台後半を記録しているため審査通過率は高いことが分かります。
SMBCグループに所属している安心感もあり、利用者から高い評価を得ている消費者金融です。
無利息サービスは借入日の翌日からスタートするため無駄なくサービスを活用できる点も強みであるほか、最短10秒でお金を振り込んでもらえる「瞬フリ」なども使いやすくおすすめのカードローンといえるでしょう。
審査通過率 | 37.6% (2023年5月〜9月平均) |
金利(実質年率) | 4.5%〜17.8% |
審査スピード | 最短20分 |
最高融資額 | 500万円 |
SMBCモビット
おすすめポイント
- 運営会社がプロミスと同一で審査通過率は30%台後半
- Tポイントと連携してポイントを貯められる
- 三井住友銀行ATMでの手数料無料
SMBCモビット単体では新規成約数は公開していませんが、親会社のSMBCコンシューマーファイナンスの審査通過率が参考になります。
審査通過率が30%台後半と高い水準を記録しているほか、Tポイントの連携によって、カードローンの返済額のうち利息分200円に対して1ポイントが付与されます。
三井住友銀行ATMでの手数料が無料になるなど、総合的にお得なカードローンといえるでしょう。
審査通過率 | 37.5% (2023年4月〜9月平均) ※SMBCコンシューマーファイナンス |
金利(実質年率) | 3.0%〜18.0% |
審査スピード | 最短30分 |
最高融資額 | 800万円 |
バンクイックの審査に関するよくある質問
最後に、バンクイックの審査において利用者から寄せられる疑問点について解答します。
審査に落ちたときに理由は教えてくれる?
「審査に落ちた」という事実ベースでの連絡は届きますが、「どのような理由で審査に落ちたのか」は教えてくれません。
審査に落ちた後に再度申込を検討している場合には、「何が原因でカードローン審査に落ちたのか」を自分なりに分析して、問題を解消したうえで再申込を行いましょう。
収入証明書が必要になるときは?
日本貸金業協会における定義として、収入証明書は下記の場合に必要です。
- 50万円を超える借入契約を行う場合
- 借入金額がほかのカードローン契約と合わせて100万円を超える場合
銀行カードローンの場合は、日本貸金協会の管理から外れるため、上記が必ず該当するわけではありません。
ただし、バンクイックの場合は、公式サイトにおいて「50万円超の利用限度額を希望する場合」に収入証明書が必要になると記載されているため注意しましょう。
仮審査に通ったら本審査も大丈夫?
仮審査を通過すると、本審査も通過する可能性は高いですが、100%本審査に通過できるわけではありません。
「申込内容に重大な問題があった」「在籍確認が取れなかった」「警察庁データベースの反社チェックに引っかかった」などで本審査に落ちる可能性があります。
必要書類の不備は、問題があれば再提出になるため、不備で審査回答が遅れることはあっても審査落ちになることはないため安心してください。
バンクイックの審査まとめ
三菱UFJ銀行が提供するカードローン「バンクイック」の手続き方法からメリット・デメリットなどを詳しく解説してきました。
大手銀行が提供する安心感と低金利が魅力ですが、「即日での融資」「短期間での借り入れ・返済」を希望する場合には、消費者金融カードローンも選択肢になり得ます。
商品の特性を理解したうえで、申し込みを行うとともに、審査を受ける前の準備なども行っておきましょう。
この記事の監修者
金子賢司(かねこけんじ)
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、金融に興味を持ち、資産運用やローンなどの勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
保有資格:CFP