近年広がりを見せている「WEB契約」は、キャッシングの申し込みから契約までの手続きを全てWEB上で行うことができるサービスとして注目を集めています。
そのほかにも、ローンカードを発行せずに融資などの手続きを進められる「カードレス」も時代とともに対応できるようになってきました。
この記事では、大手消費者金融「アイフル」におけるカードレス利用のメリット・デメリットのほか、アイフルにカードレスで申し込む方法から借り入れ・返済方法などを総合的に解説します。
この記事の結論
- アイフルはカードレスで利用できる
- カードレスのメリットはカードを持ち歩く必要がない点や紛失防止、カードを見られることによる周囲バレが防げる点などがある
- カードレスで利用できるATMなどが限られている場合があるため注意が必要
アイフルのカードレスを利用するメリット
「カードレス」になってどのような変化があるのか、イメージが湧かない方も少なくありません。
この項目では、アイフルのカードレスを利用する利点をピックアップして見ていきましょう。
カードレスで利用するメリット
- 取り引きにアイフルカードを持参する必要がない
- カード紛失のリスクがない
- 周囲や家族バレの予防になる
取り引きにアイフルカードを持参する必要がない
カードレスでの借り入れに対応しているカードローンの場合は、PC・スマートフォンから銀行口座へ振り込みの手続きを行ったり、アプリなどを活用しながらATMからお金を引き出したりすることが可能です。
従来のように、取引時にアイフルカードをわざわざ持参する必要がないことを頭に入れておきましょう。
借り入れの手続きもスマートフォン1台あれば事足りるため、出先で財布を忘れてしまった場合でもスマートフォンがあれば現金引き出しができます。
カード紛失のリスクがない
そもそもローンカードのある場所が分からなくなってしまった場合、誰かがローンカードを手に入れて悪用することも考えられます。紛失した場合には、アイフルのコールセンターに連絡して利用停止の手続きを行うなど、手間が多くなってしまいます。
スマートフォン・PCを利用した「カードレス」を導入することで、紛失のリスクが大幅に減少します。
また、ローンカードにはICチップが内蔵されていることから、磁気を帯びた製品の近くで保管してはいけないなど、ある程度管理に気を遣う必要があります。
「紛失」だけでなく「管理の手間」の観点でも、カードレスはおすすめです。
周囲や家族バレの予防になる
近親者・家族などにカードローン契約がバレる要因のひとつに「郵送されたローンカードを家族が見てしまう」ことがあります。
そのほか、ローンカードをしまっている財布の中身を、家族に見られることでバレることもあるでしょう。このような事例を「ローンカードをそもそも作らずに持ち歩かない」選択ができれば、バレる可能性は限りなく低くなります。
カードローンの利用を検討しているが、家族や周りにバレることが怖い方には、カードレスを利用した借り入れがおすすめです。
※お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。
アイフルのカードレスを利用するデメリット
一見、全てにおいて便利な仕組みに見える「カードレス」ですが、実際にはメリットばかりではありません。
この項目では、アイフルにおけるカードレスのデメリットに触れて解説します。
カードレスで利用するデメリット
- 借り入れの手段が限定される
- 提携ATMの手数料が発生する
借り入れの手段が限定される
カードレスを用いた借り入れを行う場合には、「インターネット」「コンビニATM」に限定されます。ローンカードを利用した借入方法に比べると選べる手段がどうしても狭まってしまうことは欠点といえるでしょう。
例えばスーパーマーケット、地方限定のコンビニなどではローンカードでの借り入れに対応していても、カードレスには対応していないこともあるため不便に感じるかもしれません。
提携ATMの手数料が発生する
カードレスは利便性が高い借り入れ・返済方法です。
ただし、カードレスに対応しているコンビニなどの提携ATMを利用すると以下の手数料が発生します。
- 1万円以下の利用:110円
- 1万円超の利用:220円
手数料については借り入れ・返済ともに発生するものです。
1回の借り入れ・返済だけならあまり問題ありませんが、カードレスに慣れてしまい何度も利用してしまうと気がつくと大きな出費になるため、「インターネット借入・返済」「銀行振込」などをうまく活用しましょう。
アイフルにカードレスを申し込む方法
実際にアイフルでカードレスを申し込みたいと考えているものの、どのような手順で申し込みを進めるのか気になるのではないでしょうか。
この項目では、アイフルにカードレス契約で申し込みを行う方法について詳細に解説します。
1. WEBから申し込み
アイフル公式WEBサイトにアクセスを行い、申し込みボタンから申し込みを進めます。画面の指示に従って、必要事項を記入していきましょう。
必要事項記入を終えたら、申込時に申告したメールアドレスに対して「申込受付完了メール」が届くため確認します。
申し込みが完了した後に、「申込確認」の電話が届き、細かな説明が行われますので、確認しておきましょう。
アイフルにおける審査対応時間は「9:00〜21:00」なので、営業終了時間近くや時間外の場合には、審査結果通知が翌日になる場合があります。
2. 必要書類を提出
審査を行う前に、「本人確認書類」「収入証明書」の提出が必要となります。
提出された書類を元に審査を行うため、申し込みを行う前に準備しておきましょう。
アイフルで指定されている「本人確認書類」「収入証明書」は以下のとおりです。
本人確認書類
- 運転免許証
- 個人番号カード(表のみ)
- 住民基本台帳カード
- 特別永住者証明書
- 在留カード
収入証明書
※アイフルの利用限度額が50万円を超える場合もしくはアイフルの利用限度額とほかの貸金業者からの借入総額が100万円を超える場合に提出が必要
- 源泉徴収票(直近/最新分)
- 給与明細書(直近2ヶ月分)
- 確定申告書/青色申告書
- 住民税決定通知書/納税通知書
- 所得(課税)証明書
- 年金通知書
3. 審査結果の回答
必要書類の提出が完了したら、すぐに審査が開始されます。審査は最短で18分(※)で完了し、審査結果は携帯電話かメールに通知されることを頭に入れておきましょう。
審査の中には「在籍確認」も含まれています。
他社の在籍確認は申込時に申告した勤め先の電話番号に連絡がありますが、アイフルでは原則電話による在籍確認を行っていません。
ただし、電話確認がないといっても「社員証」「社会保険」など「勤め先が証明できる書類」の提出を求められることがあるため、注意しましょう。
※お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。
4. ローンカードの受取方法をカードレスで指定
審査を無事に通過したら契約手続きに入ります。ローンカードの受け取り方法を選択できるため、その際に「カードレス」を選びましょう。
その後、口座振替登録を行うことで郵送物はありません。
融資までは最短で18分(※)で、審査結果に基づいた利用限度額の範囲内から自由に借入可能です。スマートフォンアプリ・ATM・銀行口座への振込など、全国どこでも利用することができます。
※お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。
カードレスでアイフルから借り入れをする方法
カードレス契約を行うまでの手順について説明してきました。
次に、カードレスでアイフルから借り入れを行う方法についてピックアップして解説します。
振込融資を依頼する
振込融資とはインターネット・電話から依頼をかけることで指定口座に振り込んでもらう方法です。金融機関への振込手数料はアイフル負担であるため、手数料負担がない点もメリットといえます。
インターネットからの申し込みであれば24時間365日借り入れが可能であり、手続きが完了してから最短10秒で振り込みされる点も強みです。
ただしアクセスが集中する月末・月初・連休明けなどでは、着金に時間を要するため気をつけましょう。
スマホアプリでATMを利用する
スマートフォンアプリを利用することで、ローンカード不要で借り入れが可能です。
全国各地に存在するセブン銀行ATM・ローソン銀行ATMなどから借り入れができるほか、千円単位での借り入れにも対応しています。
「セブン銀行」「ローソン銀行」それぞれのスマートフォンアプリからの借入方法は以下のとおりです。
セブン銀行
- スマホアプリにログイン
- スマホATMで「融資」を選択
- セブン銀行ATMでスマートフォンでの取引を選択
- QRコードが取引画面に表示
- 表示されたQRコードをアプリで読み取ると企業番号が表示
- セブン銀行ATM取引画面に企業番号を入力
- セブン銀行ATM取引画面に暗証番号を入力
- 取引金額を入力
ローソン銀行
- スマホアプリにログイン
- スマホATMで「融資」を選択
- ローソン銀行ATMでスマートフォンでの取引を選択
- QRコードが取引画面に表示
- 表示されたQRコードをアプリで読み取ると企業番号が表示
- ローソン銀行ATM取引画面に企業番号を入力
- ローソン銀行ATM取引画面に暗証番号を入力
- 取引金額を入力
カードレスでアイフルに返済する方法
カードローンでは基本的に「お金を借りる」部分に注目をされがちですが、実際には「お金を返済する」部分も知っておかなければなりません。
この項目では、カードレスでアイフルに返済を行う方法について解説します。
アプリを利用してATMで返済する
スマートフォンアプリを利用して返済を行う方法は、「ローンカードを周りに見られたくない」「ローンカードを持ち歩くのが面倒」という方におすすめです。
アプリをダウンロードすると、ローンカードがなくてもセブン銀行ATM・ローソン銀行ATMから返済ができます。
ただし、手数料が発生してしまうため、手数料がかからない方法がよい場合には別の返済手段を検討しましょう。
「セブン銀行」「ローソン銀行」それぞれの返済方法は以下のとおりです。
セブン銀行
- スマホアプリにログイン
- 「スマホATMで返す」を選択
- セブン銀行ATMでスマートフォンでの取引を選択
- QRコードが取引画面に表示
- 表示されたQRコードをアプリで読み取ると企業番号が表示
- セブン銀行ATM取引画面に企業番号を入力
- セブン銀行ATM取引画面に暗証番号を入力
- 取引金額を入力
ローソン銀行
- スマホアプリにログイン
- 「スマホATMで返す」を選択
- ローソン銀行ATMでスマートフォンでの取引を選択
- QRコードが取引画面に表示
- 表示されたQRコードをアプリで読み取ると企業番号が表示
- ローソン銀行ATM取引画面に企業番号を入力
- ローソン銀行ATM取引画面に暗証番号を入力
- 取引金額を入力
銀行振込で返済する
全国の金融機関の窓口から返済が可能です。銀行振込の場合には完済金額の端数(999円以下)も入金が可能となります。
ATMでの返済の場合は、千円単位の入金に限定されており、端数を返済することができないため、全ての金額を完済する場合には銀行振込はおすすめです。
スマートフォンアプリを活用した銀行振込で完済する方法は以下のとおりです。
完済金額の確認方法
トップページ「次回お支払額」の右側に記載されている「返済金額照会」を選択します。
「日付」には完済予定日を選択することで、表の右側に完済金額が表示されるため覚えておきましょう。
振込口座の確認方法
「アプリメニュー」→「振込先の口座照会」を選択すると、振込先の口座が記載されています。
振込先口座は契約者それぞれ違うため、振り込みで完済を行う場合には、必ずチェックしておきましょう。
口座振替(自動引き落とし)で返済する
口座振替とは、約定返済日に自動的に指定された銀行口座から返済金額が引き落とされる方法です。引き落とし手数料手数料が発生しない点はメリットといえるでしょう。
また、引き落としの際の名義は「アイフル」とは記載されずに、「SMBCファイナンスサ」「SMBCファイナンス自払」と記載されます。家族などの近親者にカードローンの利用がバレたくない方にも安心です。
忙しくてうっかり支払い忘れをしてしまいそうな方にも便利な方法といえるでしょう。
アイフル以外にもカードレスで利用できるカードローンはある?
ここまで、アイフルにおけるカードレス契約で返済する方法について説明してきました。
しかし、アイフルの審査に落ちてしまった場合、ほかのカードローンでカードレス契約ができるか気になるのではないでしょうか。
そのような方に向けて、アイフル以外にもカードレスで利用できるカードローンを解説します。
アコム
「最短即日融資」が可能で、最大30日間の無利息期間も有しているアコムは、三菱UFJフィナンシャル・グループに属している大手消費者金融です。カードレス契約にも対応しており、スマホアプリから振り込み・返済などを行うことができます。
アコムにおけるカードレス契約の流れは以下のとおりです。
- インターネットより申し込みを行う
- 本人確認書類をスマホアプリで提出
- 「本日22時までに最終手続きをお願いします(最短2分)」メールより手続きを実施。その際に、ローンカード受取方法を「カード不要」で選択
プロミス
「最短25分で融資可能」であるほか、「瞬フリ(振込キャッシング)」によって最短10秒で振り込みされるなどの強みを持っている「プロミス」はSMBCコンシューマーファイナンスの傘下の大手消費者金融です。
「プロミス」もカードレスに対応しており、「アプリローン」というサービスも提供しています。
手持ちのスマートフォンで申し込みから借り入れまで完結するサービスで、カードレスでの利用のほか、自宅への郵送物も一切ありません。
また、アイフルと同様に「セブン銀行」「ローソン銀行」でスマホアプリを利用した借り入れ・返済も可能です。
レイク
SBI新生銀行グループで、新生フィナンシャル株式会社が提供する「レイク」も大手消費者金融として支持を集めています。「5万円までの借り入れであれば180日間無利息」であるほか、「WEB申込なら60日無利息」などが大きな強みです。
レイクもローンカードを作らずに、セブン銀行ATMを活用した「スマホATM取引」にも対応しています。
SMBCモビット
「10秒で簡易審査結果表示」「利用限度額800万円」などの強みを持っているSMBCモビットは「三井住友フィナンシャルグループ」に属している大手消費者金融です。
SMBCモビットの「WEB完結申込」の場合、申し込みから審査結果の通知まで最短30分で完了し、最短即日融資にも対応しています。
カードレスキャッシングにも対応しており、「セブン銀行」「ローソン銀行」などでアプリを活用して借り入れ・返済が行えます。
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【2024最新】カードローンのおすすめランキング42選|審査や融資スピードも徹底比較
「おすすめのカードローン」といえる要素には、審査や融資までのスピードが早いこと、低金利であること、無利息期間があることなどが挙げられます。実際に自分にとって使いやすいカードローンを知るためには、ライフスタイルや希望条件などを考えておくことが大切です。
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アイフルのカードレスに関するよくある質問
アイフルにおけるカードレスを活用した返済・借入方法などを詳細に解説してきました。 しかし、実際にはまだカードレス利用の疑問が消えていない方に向けて、カードレスに関して寄せられる質問について解説します。
Q. 契約後カードレスに変更できる?
契約をローンカードありで行った場合には、自宅にローンカードと郵送物が届きます。
その後、カードレスへの変更は行わなくても、自身でスマートフォンアプリをダウンロードしてカードレスの借り入れ・返済を行うことは可能です。
ただし、ローンカードありの契約を行った場合には、家族・近親者にカードローン契約がバレる可能性があるため、トラブルを避けるためには契約前にカードレスの希望を伝えておきましょう。
Q. カードレスにすると暗証番号はどうなる?
スマートフォンアプリを用いて「セブン銀行ATM」「ローソン銀行ATM」を利用する場合には、暗証番号は契約時に数字4桁で設定を行います。もし暗証番号を忘れた場合には、ローンカード発行手続きを行うことで暗証番号を新たに設定可能です。
手続きを行って暗証番号が新しくなった際に、ローンカードが必要ない場合には、再度アイフルの担当に「ローンカード不要がよい」ことを伝えましょう。
Q.カードレスでスマホアプリにログインするには?
スマホアプリにログインを行う方法は2パターンあります。
(1)IDでログインを行う場合
事前に設定済みの半角英数混在・半角英字のみ・半角数字のみ8文字以上、32文字以下の「ID」と、事前に設定済の半角英数混合8文字以上、32文字以下の「パスワード」を利用してログインを行います。
(2)カード番号でログインの場合
半角数字10〜11桁・ハイフン不要の「カード番号」と、半角数字4桁の「カード暗証番号」でログインを行います。自動ログイン設定を行うと、次回起動時よりログインの省略ができて便利です。
まとめ
アイフルでカードレスを利用するメリット・デメリットから、借り入れ・返済方法、アイフル以外でカードレス契約を行っている大手消費者金融などを紹介してきました。
ローンカード不要で利便性の高い「カードレス」ですが、全てにおいてメリットばかりではありません。
全体像を捉え、メリット・デメリットを考慮しながら「カードレス」を導入するかを検討しましょう。
この記事の監修者
金子賢司(かねこけんじ)
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、金融に興味を持ち、資産運用やローンなどの勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
保有資格:CFP
アイフル
ここがポイント
- 最短18分審査&融資
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- 電話の在籍確認原則なし
アイフルなら最短18分で審査&融資できるのがポイント。電話による在籍確認が原則ないので、職場に連絡してほしくない方はアイフルがおすすめです。
※お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。