片付けはどこから始める?|基本的な片付けの順番と片付け方のコツを紹介!

ハピ得マガジン編集部④

「片付けたいけれど、一体どこから手を付けてよいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。片付けは、基本的な手順に沿って進めることで、より効率よく進められます。

今回は、片付けのやる気・モチベーションを上げる方法を紹介したうえで、片付けを始める場所や基本的な手順について解説します。これから片付けを始める方はぜひ参考にしてください。

片付けのやる気・モチベーションを上げる方法

片付けるためのやる気・モチベーションが上がらないという方も多いかもしれません。このような状態に該当する場合、以下3つの方法がおすすめです。

【片付けのやる気・モチベーションを上げる方法】時間を区切る好きな音楽をかける片付け後のご褒美を用意する

上記のどれも実践しやすい具体的な方法です。それぞれの内容を詳しく確認していきましょう。

時間を区切る

片付けに取りかかる際、一気に終わらせようとしてもうまく進めるのは至難の業です。一度片付けをスタートさせると、部屋のさまざまな箇所に目が向いてしまい、効率が悪くなる可能性が高くなります。

時間を区切って片付けを進めることで、集中力が途切れないまま取り組むことが可能です。そのため、片付けに対するモチベーションアップの効果が期待できます。具体的には、スマートフォンやキッチンタイマーなどを利用して、10~30分程度の短い時間をセットするとよいでしょう。

好きな音楽をかける

片付けを始める際、好きな音楽をかけることで、楽しい気分になって片付けに対するやる気を引き出せます。例えば、自分の好きなアーティストの曲を詰め込んだプレイリストを事前に作っておけば、テンションを上げながら片付けに取り組めるでしょう。

また、特に好きなアーティストや曲がないという場合も、音楽のサブスクリプションサービスやYouTubeで「片付け プレイリスト」と検索すれば、作成済みのプレイリストを聴くことが可能です。

片付け後のご褒美を用意する

片付けを終えた後に、自分に対するご褒美を用意しておくことで、モチベーションアップにつながります。例えば、「好きな料理やお菓子を食べる」「好きな映画やドラマを観る」など、自分を労うためのご褒美を設定してみてください。

また、溜まった疲れを癒したいという場合は、お風呂にアロマオイルを入れるのもおすすめです。リラックスしたいときに、ラベンダーやイランイランのアロマオイルを入れると、癒しの効果が期待できます。

このように、自分が喜べるご褒美を設定しておくと、やる気を保ったまま片付けに取り組めるでしょう。

片付けはどこから始める?

部屋によって散らかり方に違いはありますが、一気に片付けようとはせず、少しずつ進めることで負担を減らしながら片付けができます。それでは、片付けはどこから始めるのがベストなのでしょうか。

片付けを始めるポイントは以下の3つです。

【片付けはどこから始める?】簡単な場所・範囲が狭い場所特に目に付く場所普段よく使う場所

それぞれのポイントについて見ていきましょう。

簡単な場所・範囲が狭い場所

まずは、簡単に片付けできる場所や、範囲が限られている場所からスタートさせることがコツです。特に「汚部屋」とも呼ばれるような部屋全体が散らかっている状況の場合、目に付く場所から片付け始めてもなかなかゴールが見えません。

徐々に範囲を広げながら片付けていくことで、小さな達成感を得やすく、片付けのモチベーションが上がります。また、短い時間でも取りかかれるため、工程を分けられるのもポイントです。

例えば、クローゼットや引き出しやスペース的に区切られている場所などから始めるとよいでしょう。先ほどもお伝えしたように、一気に終わらせようと焦らないことが大切です。

特に目に付く場所

続いて、特に目に付く場所を片付けましょう。片付けのビフォーアフターを自分で実感しやすく、スッキリとした気分でその後の片付けも進められます。

具体的には、宅配などで目に付きやすい玄関まわりや廊下がおすすめです。また、片付けの対象範囲を一度書き出してリスト化し、終わった場所を消していけば、進み具合をしっかり把握できてやる気アップにもつながります。

普段よく使う場所

さらに、普段よく使う場所の片付けに取りかかります。よく使う場所は、生活の主要な動線となっているため、散らかりやすい傾向にあります。そのため、最後の方に片付ければ、モチベーションを保ったまま取り組むことが可能です。

具体例としては、リビングや寝室、キッチン、洗面台の収納スペースなどが毎日使う場所として該当します。片付けるときに気を付けなければならないのが、「とりあえず収納スペースに放り込まないこと」です。収納スペースへ収めることで、一時的にスッキリとした見た目にはなりますが、実質的に片付いた状態とは言えません。

今後も住み心地のよい住環境を整えるためにも、整理整頓の意識を持って片付けに取り組むことが大切です。

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片付けの基本的な手順

ここからは、片付けの基本的な手順について解説します。

【片付け前に用意しておくもの】

  • ゴミ袋
  • はさみ
  • 段ボール
  • 軍手
  • マスク
  • 掃除グッズ(洗剤類やブラシ、雑巾など)
【片付けの順番】持ち物を全て取り出す仕分けをする収納する掃除をする

用意しておくアイテムは、家に常備している、もしくはホームセンターなどで手軽に入手できるものばかりです。また、片付けの基本的な順番は、4つのステップに分けられます。さっそく各ステップの内容を確認していきましょう。

順番1:持ち物を全て取り出す 

まず、掃除する場所を決めて持ち物を全て取り出してみてください。最初に物を取り出して、自分が所有している物の数や種類を把握することが大切。なぜなら、所有している物をしっかりと把握することで、要・不要の仕分けや判断が容易に行えるようになるためです。

例えば、食器棚を片付ける場合は、お皿やコップ、お箸など、引き出しの中身を全て出します。保護用にシートを敷き、その上に中身を並べていけば把握するのもスムーズです。

ただし、複数の収納スペースを一気に出してしまうと、最終的にどこへしまえばよいのか分からなくなってしまう可能性もあります。そのため、対象範囲を決めたら、まずはその範囲の物のみを取り出すように注意してください。

順番2:仕分けをする

物を取り出した後は、主に「捨てる・捨てない」もしくは「いる・いらない」の基準で仕分けていきます。効率よく仕分け作業を進めるポイントは、以下の4つです。

【仕分け作業の効率を上げるポイント】

  • 捨てるか捨てないかの判断基準を決めておく
  • 必要・不要・保留の3つに分類する
  • 思い出のあるものの判断は最後に行う
  • ものを捨てることを恐れない

4つのポイントの内容について詳しくご紹介します。

捨てるか捨てないかの判断基準を決めておく

仕分け作業に取りかかるうえで、事前に仕分けの判断基準を決めておくことは大切と言えます。なぜなら、アイテムごとの判断基準をしっかりと設けていないと、片付けの途中でだんだんと捨てる基準があいまいになってしまうためです。

判断に自信が持てなくなったあまり、仕分けの途中、もしくは仕分けを終えてから、仕分け作業をやり直さなければならない可能性もあります。

片付けの対象になりやすいアイテムの判断基準例は、以下の通りです。

【判断基準例】書類:重要な書類以外は捨てる衣類:1年以上着ていない服は捨てる化粧品:似合わない、あるいは使わない化粧品は捨てる本や雑誌:挫折したまま読んでいない本や雑誌は捨てる

例えば、衣類の場合、1年を通じて着なかった服を次のシーズンに着る可能性は低いとでしょう。「いつか着るかもしれない」とずっと保管していても、トレンドや体型に合わなくなっていき、結果的に捨てる可能性が高くなります。

このように、アイテムごとの判断基準を設けておくと、仕分け作業も楽なのです。

必要・不要・保留の3つに分類する

仕分けを行う際、必要・不要という分類だけではなく、「保留」の項目も作っておくのがベストです。例えば、「どうしても決められない」と判断に迷う物があれば、一旦保留にして問題ありません。

なぜ保留の仕分けが必要かというと、必要・不要の2択の場合、判断に多くの時間がかかり、片付けの進み具合に影響を及ぼす可能性があるためです。また、勢いで不要に分類して、将来的に後悔する恐れも少なくありません。

そのため、ひとまず保留にしておき、日を改めて再度仕分けるやり方も取り入れることが大切です。実際に取り組む際は、保留用に段ボールを用意しておくと、他の物と紛れることなく管理できます。

思い出のあるものの判断は最後に行う

思い出のある物の仕分けは、なるべく終盤に行いましょう。なぜなら、深い思い出を持つ品物は、目に入るだけで当時の記憶が呼び起こされてしまい、作業が遅れる原因になりやすいためです。

また、いくら必要・不要・保留の3つの分類に分けるとはいえ、他の物と同じようにスムーズに仕分けを行うのが難しいケースもあるかもしれません。

例えば、思い出はあるけれどスペースを広く取る物の場合、写真に残しておくという仕方もあります。また、写真や手紙などの場合は、スキャナーで取り込み、データ化して保管することも可能です。

いずれにしても、思い出のある物を最後に仕分けることで、全体的な進捗遅れのリスクを減らせます。

ものを捨てることを恐れない 

普段から使用頻度の低いものや、使用できるものを捨てることを躊躇してしまう人は多い傾向です。しかし、普段から使っていないということは、実際に家の中になくても支障を来さない可能性が高いと言えるでしょう。

また、一旦手放して、必要性に迫られたときに改めて購入する方法もあります。もちろん、2度と入手できない貴重なものの場合は、慎重に検討する必要があります。しかし、その他のものに関しては、思い切って手放す勇気を持つことも大切です。

まだ使えるものを捨てることに抵抗を感じる場合は、フリーマーケットなどで人に売ったり譲ったりするのも一つの方法です。

順番3:収納する

仕分けを行い、物の量を減らした後は、収納の作業に取りかかっていきます。その際、重要なポイントとなるのは、全ての物に対して住所を作ってあげること。なぜなら、一度定位置を決めておくと、使い終わった後はその場所へ返すだけで済み、整理整頓された状態を保ちやすくなるためです。

以下では、収納するときのポイントを、具体例を交えてご紹介します。

【収納ポイントと具体例】

  • 動線を考えて収納する:玄関に家族の鍵置き場を作る
  • 使用頻度に応じて収納する:毎日使う食器類を、取り出しやすい腰の位置の食器棚に収納する
  • カテゴリー別に収納する:洋服をボトムスとトップスなどのカテゴリーで分ける
  • 使う人別で収納する:靴箱の段を、家族それぞれで分けて使う

このように収納のポイントを押さえておけば、使い勝手よく整理整頓された環境を作れます。

順番4:掃除をする

収納を終えた後は、掃除機や雑巾を使ってほこりやゴミを掃除していきましょう。片付けの最後に掃除を行えば、物が整理整頓された状態のため、掃除にかかる時間と手間の短縮にもつながります。

また、掃除を行う際は、部屋の上層から下層に向かって進めるのが一般的と言えます。なぜなら、上層からほこりなどが落ちてきても、最後に床を拭くことで一緒に処理できるためです。

このように、家具の表面や床に溜まったゴミやほこりを一掃すれば、部屋の中の空気もよくなり、生活環境がグッと改善されるでしょう。

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まとめ

片付けを始める際は、まず簡単な場所などからスタートさせることで達成感を得られ、やる気を持ったまま取り組めます。また、片付けの順番は4つのステップに沿って実行することで、効率よくスムーズに片付けを進められるでしょう。

ただし、思い出のある物は最後の方で仕分けるなどのポイントを守ることも大切。片付けの途中で、価値があるけれど手放したいアイテムが出てきた際は、買い取りアプリの利用を検討するのも一つの方法です。

ぜひ今回の記事を参考にしながら、効率的な片付けに取り組んでみてはいかがでしょうか。