ミニマルな生活には憧れがある一方で、どうしても片付けられない人は少なくありません。片付けられない人は、手当たり次第に整理するのではなく、片付け方を理解してから行動に移す必要があります。また、片付けのコツを押さえておくとスムーズに作業が進むでしょう。この記事では、片付けられない人の片付け方のコツを解説します。
片付けられない人の特徴
片付け方を覚える前に、まずは片付けられない人の特徴を見ていきましょう。片付けられない人は、性格に特徴的な共通点があったり、ある心理が働いていたりします。これらの特徴に気づくことで改善しやすくなり、片付けのハードルが下がるでしょう。片付けられない人の特徴や傾向は以下の通りです。
【片付けができない人の特徴】もったいないと感じてしまう自分の持ち物を把握していないものを集めることが好き物を放置してしまいがち |
これらの特徴について、細かく紐解いていきましょう。
もったいないと感じてしまう
何かを捨てようと考えても「もったいない」という感情が邪魔をすると、思うように片付けが進みません。何年も使っていないものに対して「まだ使うかもしれない」「壊れていないから使える」と言い訳をしながら溜め込んでいくと、全てのものに対して「もったいない」と感じてしまい、収納のキャパを超えてしまうでしょう。
確かに、「もったいない」は日本人の美しい心でもあり、世界でも賞賛されています。大切なものを長く丁寧に使う暮らしは、ミニマリストの間でも行われている行動です。ただし、「要る」「要らない」の見極めをせずに、ただ「もったいない」と思うのではなく、しっかりと見極める力を養っていく必要があります。
自分の持ち物を把握していない
片付けが進まないと悩んでいる人の多くは、自分が何を所有しているか把握できていません。例えば、食材や調味料のストック数を把握していないために、同じ食材を購入した経験があるでしょう。トイレットペーパーや洗剤などの日用品にも同じことがいえます。
自分の持ち物を把握していないと、セール品や限定品の誘惑に負けて買い込んでしまいかねません。買い物の度に同じことを繰り返していては、収納できないほどの量になる可能性があります。
ものを集めることが好き
ものを集めることが好きなタイプも、片付けられない人が持つ特徴の一つです。コレクターのように、貴重なものを集めて大切に保管するのであれば問題ありません。とはいえ、不要なものを集めて、持ち帰った後の管理はできていないのであれば、大問題です。こうしたタイプの人は、集める行為自体に安心感を覚えており、ものに対する愛着はありません。
例えば、大量の紙袋や無料サンプルなどを溜め込んでしまう人も多いでしょう。小さいアイテムでも、溜まっていけば大切な収納スペースが不用品で占領され、挙げ句の果てには部屋にまで溢れ出てしまいます。
物を放置してしまいがち
片付けられない人の多くは、ものを使った後に元の場所に戻すのが苦手です。「後から片付けよう」と思いながら、何日も放置してしまいます。例えば、文房具やコスメなどの小物は、作業した場所に放置しがちです。紙袋や雑誌などが床に投げっぱなしになっていることもあるでしょう。隅の方にまとめただけで、片付けた気持ちになることも少なくありません。
こうした悩みは、全てのものに収納場所を与え、使い終わったらすぐに元の場所に戻すという癖をつけていくことで解決します。ちょっとした意識の持ち方次第で、自然と部屋が片付いていくでしょう。
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片付けの基本的な手順
片付けを効率的に進めるためには、手順を守ることが大切です。ただし、いくら手順通りだからといって、いきなり部屋全体や家中の片付けを始めると終わりが見えず挫折しかねません。上手に片付けるポイントは、狭い範囲から始めることです。一箇所ずつ片付けが進むと、達成感が得られます。始めは小さな達成感ですが、次のステップに進む自信へとつながり、大きな達成感へとつながるでしょう。
まずは、カバンやポーチの中身といった小物から始めて、家具の引き出し、タンスの中、部屋という流れで、少しずつ片付けの範囲を拡大していくのもポイントです。どんな範囲でも、下記の基本的な片付けの手順が当てはまります。
【片付けの手順】持ち物を全て取り出す仕分けをする収納する掃除をする |
片付けの手順をステップごとに解説していきます。
手順1:持ち物を全て取り出す
片付けをするエリアを決めたら、まずはその中に入っているものを全て取り出してください。中身を明らかにすると、自分が持っているものや所有数が把握できます。初めのステップとして欠かせない作業です。中身が見えない状態だと、次の手順である仕分けができません。
しかし、中身を把握することで客観的に持ち物を見られるようになるため、一気に「要る」「要らない」の判断がしやすくなるでしょう。また、意外と不要なものを溜め込んでいた自分を自覚できます。
手順2:仕分けをする
片付けたい場所の中身を全部出したら、仕分けをしていきましょう。仕分けで大切なのは、「使える」ではなく「使う」をベースにおいて分別していくことです。「まだ使えるから」と言い訳をし「もったいない」という考え方を持ったまま仕分けをすると、結局ものが減らないため注意してください。ものを減らす意識を持ちながら、「必要」「不要」に分けていきます。
仕分けを効率的に進めるためのポイントを見ていきましょう。
捨てる・捨てないの判断基準を決める
仕分けは、慣れていない人にとっては結構難しい作業です。とはいえ、仕分け作業で悩んでしまうと前へ進めません。スムーズに作業を進めるためには、判断基準を設けるのがおすすめです。
「残量があっても長く使っていないものは捨てる」や「壊れていなくても使う予定がないものは捨てる」など、ラインを設定しておくと、機械的に作業ができます。判断基準の具体的な例は、以下の通りです。
【判断基準例】書類:保管書類は残す。データ化できる書類は捨てる。衣類:1年来ていない服は捨てる。体型に合わないものは捨てる。化粧品:期限が切れたものは捨てる。趣味が変わったものは捨てる。本や雑誌:半年以内に読んでいないものは捨てる。 |
判断に迷うものは保留してもOK
判断基準を設けても、判断に迷うこともあります。その場合は、一旦保留にし、後から考えましょう。保留用の段ボールを用意しておくと、一時的に入れておけます。保留を設けることによって、勢いだけで大切なものを捨てるリスクを避けることが可能です。また、悩む時間を削減できるので、作業がスムーズに進みます。
ただし、保留にしたアイテムは、期限を決めて再度仕分けをしなければなりません。放置したままにすると、いつまでも片付かないので注意してください。
思い出のあるものは最後に判断する
使い道があるわけではないけれど、思い出があるというものもあります。中には、心の支えとなる大切なものもあるかもしれません。こうした思い出の品は、仕分け作業の最後に判断した方が無難です。仕分け中は、機械的な思考になっており、無意識に大切なものを処分しかねません。本当に必要かどうかを冷静に判断することをおすすめします。
ぬいぐるみや記念品など、思い出深いけれど場所をとって悩んでいたものは、写真に残すとよいでしょう。見たいときにいつでも見返せる状態になります。また、書類や子供が書いた絵などは、スキャンしてデータ化するとかさばりません。
ものを捨てることを躊躇わない
「もったいない」精神が働くと、ものを捨てることを躊躇します。特に、使用頻度が低いものや高額商品、まだ使えるものは手放せないケースが少なくありません。ただし、一度手放してみると、なくても困らない実情に気がつくことがあります。どうしても必要になれば再度購入するのもひとつの手段です。
もちろん手に入らない貴重なものは慎重に判断しなければなりません。それ以外は思い切って手放すように心がけましょう。破棄することに抵抗がある場合は、フリマサイトを利用したり知人に譲ったりするのもおすすめです。
手順3:収納する
仕分けが完了しものの量が減ったら、「収納」のステップに入ります。「必要」に仕分けたものを収納する場所を決めていきましょう。収納場所を決めておくと、片付けの鉄則である「使ったら元の場所に返す」が楽にできます。
収納する際は、家の中の動線を踏まえて収納箇所を設定するのがポイントです。よく使うエリアの近くにしまうと、使い勝手がよくなり、面倒に感じにくいでしょう。また、使用頻度の高いものは、腰の高さ程度に収納すると取り出しやすいためおすすめです。家族と暮らしている人は、使う人に合わせて収納場所を設定するのも良い方法と言えます。
順番4:掃除をする
全てのものを所定の場所に納めたら、最後に掃除をします。部屋全体に掃除機をかけ、汚れがひどい箇所は洗剤や雑巾等を使って掃除してください。
整理をすると、ものを全部出すので埃や糸くずが舞います。片付け前のゴミと合わせて一掃すれば、気持ちよい空気が流れて、整った部屋での生活がより快適になるでしょう。また、床にものがあると掃除の効率が悪くなるので、できるだけ置かないようにすることも大切です。
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片付けられない人が上手く片付けるコツ
片付けられない人や片付けが苦手な人でも、片付けのコツさえつかめば、片付けが上手くなります。ミニマリストのように、徹底した断捨離と整理整頓をするのではなく、下記のポイントを押さえて気楽にチャレンジしてみてください。
【上手く片付けるコツ】見えない収納を選ぶ細かく分類しすぎない |
どちらのコツも、さほど難しくなく、片付けが苦手でも実行しやすい作業です。それでいて、すっきりとした収納ができるので、ぜひ取り入れてみてください。それぞれのコツについて、詳しく解説します。
見えない収納を選ぶ
収納には「見える収納」と「見えない収納」があります。見える収納とは、ショップのように綺麗にディスプレイしてものを納める方法です。一方、見えない収納は、外からは見えないように収納する手段を表します。
片付けが苦手な人は、見えない収納がおすすめです。見える収納だと、結局ものをあちこちに置き始め、再び散らかる可能性があります。また、掃除が面倒なので、片付けが苦手な人には向いていません。一方、見えない収納であれば、見せる収納よりも埃が溜まりにくく、掃除が楽です。収納ボックスに統一感を持たせれば、ディスプレイが苦手でもすっきりした印象が得られるでしょう。
見えない収納におすすめなのが、出し入れがしやすいカゴやプラスチックケースなどの収納アイテムです。中身が一目でわかるようにラベルを貼っておくと、探す手間が減ります。
細かく分類しすぎない
片付けが苦手な人は、細かく分類しないでざっくり仕分けるのがおすすめです。片付けが得意な人であれば、文房具ひとつ取っても「ハサミ」「鉛筆」「のり」「セロテープ」といった具合に、細分化する人もいます。
とはいえ、片付けが苦手な人がこのようなやり方を取り入れても、元に戻す作業が面倒になったりハードルが高いと感じたりするかもしれません。そのため、文房具入れを一つだけ作ってまとめる方法がおすすめです。このような工夫で、負荷なく整理整頓が続けられます。
片付けられない人が綺麗な部屋を維持する方法
片付けが完了したら、整った状態を維持していく必要があります。片付けができない人にとって、維持するのも苦手な作業でしょう。しかし、毎日数分の行動で、綺麗な部屋を十分に保てます。
例えば、1日数分間だけ片付けをすることで、年末や来客時にまとめて片付ける必要がなくなるため非常に楽です。片付けが億劫に感じる人でも、負担なくできるでしょう。片付いた部屋を維持する方法は以下の4つです。
【片付いた部屋を維持する方法】全ての物に収納場所を決める使ったら元の場所に戻すことを徹底する新しいもの買う前に捨てる曜日ごとに掃除内容を決める |
これらのポイントを押さえて、気持ちのいい部屋での生活を実現させましょう。ここでは、それぞれの方法について詳しく解説します。
全ての物に収納場所を決める
整った部屋を保つためには、全てのものに収納場所を決めなくてはなりません。片付けに欠かせない「使ったものは元の場所に返す」という作業を怠らないための秘訣です。どこに収納するかが明確であると、出しっぱなしにする確率が下がります。また、自分が何を所持しているかを把握しやすくなり、無駄な買い物も減るでしょう。
収納が足りない場合は、本当に必要なものかどうかを再度見極める必要があります。それでも、部屋に溢れるようであれば、収納を増やしてください。
使ったら元の場所に戻すことを徹底する
使う度に元の場所に戻す作業は、大して難しいことではありません。時間にすれば、数秒から数分でできることです。使ったら使いっぱなしの状態が続くと、あっという間に乱雑な部屋へ逆戻りしてしまいます。特に、文房具のような小さなアイテムは、「後でしまうから」といった理由で、あちこちに放置しがちです。
その都度、所定の場所に戻せば、時間も労力もかかりません。とはいえ、放置したものが増えれば、結局大掃除をしなくてはならず、元の場所に戻すだけでも、かなりの時間を費やします。面倒だから元に戻さなかった行為が、もっと面倒な事態を巻き起こしてしまうのです
新しい物を買う前に捨てる
綺麗な部屋を維持するには、何よりものを増やさないことが大切です。いくら整理をしていても、ものが増えていけば収納が足りなくなります。そのため、新しいものをひとつ買うのであれば、古いものをひとつ手放しましょう。その際に、新たなアイテムと比較して、どちらが本当に必要かを考えると、無駄な買い物を減らせます。
また、買う前に捨てる作業をすれば、持ち物が循環する点もメリットです。欲しいものを我慢する必要がないので、ストレスなく片付けが続けられます。
曜日ごとに掃除内容を決める
片付けが苦手な人は、掃除のスケジュールを決めてルーティーン化すると楽になります。年末の大掃除のように広範囲を一遍に掃除すると時間と労力が必要です。とはいえ、曜日によって掃除内容を決めておくと、1日15分もあれば完了します。
例えば、「月曜日は1週間を楽しく過ごすために床掃除」や「金曜日はトイレを念入りに掃除する」など、自分の生活スタイルに合わせて掃除内容や時間を決めると、より作業しやすくなるでしょう。毎日の積み重ねが、整理された部屋を保つコツです。
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片付けが進むと、不用品が多く出てきます。中には状態がよいものもあり、破棄するのは忍びないと思う人も多いのではないでしょうか。その場合は、アプリを活用して買取してもらうのがおすすめです。
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まとめ
片付けられない人でもコツさえつかめば、片付け嫌いを克服できます。無理をして整理するのではなく、片付けられない人に見合った手段で少しずつ行動に移していきましょう。徐々に整っていく部屋を見ると片付けのモチベーションが上がり、気がつけば習慣化できます。
一度習慣化すれば、散らかっている方が違和感となり、無理なく綺麗な状態を維持できます。初めは意識をする必要がありますが、日常的に行動すれば必ず快適な空間が手に入れられますので、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。