引越しは、新たな暮らしを迎える楽しみがある反面、準備するべきことが多く、無事に完了するまで不安を抱える人も少なくありません。引越しを滞りなく進めるためには、引越し前日までに済ませておきたいことをリストアップしておく必要があります。事前に、引越しに必要な作業や持ち物を把握しておけば安心して引越し当日を迎えられるでしょう。
この記事では、引越し前日までに済ませておくべき9つのことをご紹介します。
引越し前日(まで)に済ませておくべき9つのこと
引越しは、単純に荷造りをして当日搬出すればよいわけではありません。例えば、家電やパソコンの移動をする際には、下準備が必要です。そのほか、現金や貴重品など、どのタイミングで運べばよいのか悩む物もあるでしょう。
引越しをスムーズに進めるにあたって、引越し前日までに済ませておきたいポイントがあります。下記の9つの項目は押さえておきましょう。
【引越し前日(まで)に済ませておくべき9つのこと】
- 引越し当日に必要なモノの準備
- 現金や貴重品の準備
- 自分達で新居に持ち込むモノの準備
- 新居に運ぶ段ボール(荷物)の数量を確認
- 冷蔵庫・洗濯機の水抜き
- ストーブの灯油抜き
- テレビやパソコンなどの配線整理
- パソコンなどに保管されている重要データのバックアップ
- 近所へのお礼・挨拶
ここでは、これらの項目についてそれぞれ解説します。
引越し当日に必要なモノの準備
引越しに取り掛かると、やるべきことが多すぎて何から手をつけたらよいか分からなくなってしまいかねません。手当たり次第に作業をしていると、引越し当日に見落としがある場合があり、慌てる可能性が高いでしょう。
トラブルを避けるためにも、事前に引越し当日に必要なモノをリストアップしておくと安心です。忘れ物を防げる上に、余裕を持って引越しを進められます。リストアップした物や行動については、前日までに準備を済ませておきましょう。
現金や貴重品の準備
引越しにかかる費用は、見積もりを踏まえた上で事前に用意しておくことをおすすめします。引越し当日は食事や交通費、謝礼など予定外の支出も考えられます。そのため、想定より多めに現金を用意しておくと安心です。
また、現金や通帳、貴金属などの貴重品は、引越し業社の保証対象外です。そのため、引越し完了まで自分で管理しなければなりません。紛失や破損などのラブルが起こらないよう、貴重品のみを入れる箱やカバンなどにまとめておきましょう。
自分たちで新居に持ち込むモノの準備
引越しに際して、自分で運ぶモノは現金や貴重品だけではありません。例えば、引越し当日は、ライフラインの開始や住所変更の手続きなどで、本人確認の免許証や印鑑が必要になるでしょう。また、引越し業者やガス・電気関係のスタッフから連絡が入る可能性があるので、スマートフォンの充電器も欠かせません。
下記のアイテムは、引越しをスムーズに進めるために、自分たちで新居に持ち込むべき物です。意外と忘れがちなアイテムが多いので、自分たちで運ぶ持ち物として別にまとめておきましょう。
- 新居の鍵
- 免許証・印鑑
- 引越しに関する役所関係の書類
- 筆記用具
- ハサミ
- 充電器
- 当日の着替え
新居に運ぶ段ボール(荷物)の数量を確認
全ての荷造りが完了したら、新居に運ぶ段ボールや荷物がいくつあるか確認しておいてください。基本的に、荷物の数は引越し業者が控えていますが、正確に数えられていないケースがあります。また、積み残しや紛失するというトラブルが発生する可能性もゼロではありません。特に、荷物が多い場合は要注意です。
そこで、自分で荷物の数を把握しておけば、問題に気付きやすくなり、すぐに対処できるでしょう。段ボールの中身によって番号を割り振っておくと、荷解きの際に便利です。
引越しの際に、できるだけ運ぶモノを少なくしたい場合は、着なくなった洋服や使わない電化製品などを買い取りに出してみてはいかがでしょうか。Polletでは、アプリ一つで簡単に買い取りができるので、引越しで忙しい時期にもおすすめです。
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冷蔵庫・洗濯機の水抜き
引越し前日の作業として忘れやすいのが、冷蔵庫・洗濯機の水抜きです。どちらも生活に欠かせないアイテムでありながら、つい後回しになりがちなので、早めに準備するようにしてください。万が一、水抜きを忘れてしまうと引越し中に水が溢れ出してしまいます。他の荷物に被害が及ぶだけでなく、故障にもつながるため要注意です。冷蔵庫・洗濯機それぞれの水抜き方法について見ていきましょう。
冷蔵庫の水抜き方法
- 製氷機能を止める
引越しの数日前に、製氷機能を止めましょう。同時に、製氷機の給水タンクは冷蔵庫から外して洗っておきます。製氷機がない場合は、製氷皿の氷を捨てておいてください。
- 電源を切る
引越しの前日になったら、冷蔵庫の電源を切ります。最近の冷蔵庫は、電源を切ると自動的に霜取りをしてくれます。
- 中身を空っぽにする
冷蔵庫の水抜きをする前に、中身を空っぽにする必要があります。引越しに向けて、できる限り残っている食材は使い切りましょう。新居に持ち運ぶモノは、クーラーボックスに入れると安心です。空っぽにしたら、綺麗に掃除をすると新居で気持ちよく使えます。
- 水抜きをする
中身が綺麗になったら、水受けを取り出して、溜まった水を捨てましょう。たくさん水が溜まっている可能性があるため、こぼさないように注意が必要です。冷蔵庫によって水受けの位置が異なるので、説明書を読んでから作業してください。
冷蔵庫の霜取り等の掃除方法
古い冷蔵庫は、霜取り機能がついていないケースがあります。霜取り作業は面倒ですが、怠ってしまうと少しずつ溶け出し、他の荷物を濡らしてしまう可能性があるので注意しなければなりません。霜取りから掃除までは以下のような手順で行うのがおすすめです。
- タオルを用意する
冷蔵庫の霜取り中に、霜が溶けて床が水浸しになる可能性があります。事前に、タオルを用意して冷蔵庫の周りに敷いておきましょう。
- 冷蔵庫の中身を出す
食品を冷蔵庫に入れたままでは、霜取りができません。霜取り前は、全ての中身を出す必要があります。
- 冷蔵庫の電源を切りドアを開け放っておく
冷蔵庫の電源を切って、霜を溶かしていきます。霜取りモードがついている場合は活用しましょう。ドアを開けたまま放置しておくと徐々に霜が溶けます。
- 霜を削り取り乾拭きする
溶け出した霜をプラスチックや木のヘラを使って削り取ります。霜が完全に取れたら、乾拭きをして綺麗にしておきましょう。
洗濯機の水抜き方法
- 給水ホースの水を抜く
まず、洗濯機の中が空であることを確認し、蛇口を閉めます。その後、度スタートボタンを押し、1分程度経過したら止めて給水ホースを外します。水が溢れる可能性があるため、洗面器を水受けとして置いておくと安心です。これで、給水ホースに残っていた水抜きが完了します。
- 糸くずフィルターの水を抜く
ドラム式洗濯機の場合、給水ホースの水抜きの後に糸くずフィルターの水抜きが必要です。糸くずフィルターを緩めて排出された水を洗面器で受け止めます。最後にタオルで拭いて戻してください。ただし、縦型洗濯機の場合においてはこの作業は必要ありません。
- 排水ホースの水を抜く
再び洗濯機の電源を入れ、短時間コースの脱水ボタンを押します。この作業は、給水ホースの水抜きで出てきた水を排水することが目的です。完了したら、排水口から排水ホースを抜きましょう。このときも洗面器で水を受けながら外すと、水が溢れても対処できます。
ストーブの灯油抜き
石油ストーブを運ぶ場合、灯油抜きを忘れないようにしてください。冬であれば引越しまでに使い切るのが安全な手段です。ただし、暑い時期や使い切る時間がなかった場合、ストーブの中に灯油を残した状態で運ぶのは危険です。運搬中に灯油が溢れると、他の荷物が汚れてしまいます。
さらに、発火の危険性もあるため、引越し業者によっては灯油が残っていると運搬を断られるケースもあるでしょう。同様に、灯油が入った状態のポリタンクも要注意であることから、可能な限り全て使い切るか、ビニール袋でカバーし自分で運ぶ必要があります。
テレビやパソコンなどの配線整理
意外と面倒なのが、テレビやパソコンのケーブル類です。適当に梱包してしまうと、新居に運んだ際に配線がややこしくなります。そのため、前日には何のケーブルかを分かるようにして整理しておくのがおすすめです。
例えば、テレビ関連、パソコン関連、音響関連といったように、関連する機器ごとでケーブルをまとめておくと、引越し後の接続作業が楽になるでしょう。このとき、養生テープを使うとまとめやすい上に、ジャンルを記入しておけるので便利です。
パソコンなどに保管されている重要データのバックアアップ
引越しで気になることの一つが、パソコンに保管されているデータではないでしょうか。引越し前には、必ずデータのバックアップを取ることが大切です。パソコン内の情報が収められているHDDは精密機器であり、衝撃が加わると破損する可能性があります。厳重に梱包したつもりでも、引越しの最中に故障するリスクはゼロとは言い切れません。
引越し業者が保険に加入していれば、パソコン本体の修理費は補償されます。しかし、データが破損してしまえば、返ってきません。外付けHDDやUSBメモリ、クラウドサービスなどを活用して、事前にバックアップを取るようにしてください。
近所へお礼の挨拶
引越しでは、これまでお世話になった隣人に対するお礼と、新居の隣人への挨拶が大切です。引越し中は、トラックが路上駐車をすることになるとともに、作業員が何往復も往来します。こうした状況を踏まえて、引越し前日には双方の隣人に挨拶をしておくと、引越し中の作業がスムーズです。
特に、新居の場合は隣人への事前の挨拶があることで、良好な関係を築きやすくなるでしょう。前日に挨拶ができなかったときは、当日でも構わないため作業前に一声かけることをおすすめします。
引越し前日に確認・把握しておくべきこと
引越し当日は、荷物の搬出・搬入だけでなく、さまざまな手続きが必要です。しかし、当日になって慌てて確認作業を進めると、ミスが起きやすくなります。特に、引越し業者と旧居の管理会社との予定に関する最終確認は必須です。
ここでは、引越し前日に確認し把握しておくべきことを解説します。
引越し当日の業者との予定
引越し前日には、引越し業者に連絡を取り、当日の予定を再確認しておきましょう。万が一、引越し予定日と時間帯が間違っていた場合、引越し自体ができなくなってしまいます。基本的に、引越し業者側から電話がありますが、不安を覚えることがあれば、自分からも問い合わせてください。日程に限らず、料金やオプション、見積もり時と状況が変わったなどの気になる点がある場合は、すぐに確認することが大切です。
旧居引き渡し時の管理会社(オーナー)との予定
引越し当日は、旧居の管理会社との予定を確認しておく必要があります。退去時には、管理会社の立会いがあり、現状確認が行われるほか、鍵の返却もしなければなりません。特に、現状確認に関しては、管理会社と一緒に確認しなければ、後からトラブルになる可能性があります。前日には管理会社に連絡し、引き渡しの時間帯を擦り合わせるのと同時に、家賃や敷金の精算、鍵の本数なども確認しておきしましょう。
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引越し前日の過ごし方
引越し前日は、全ての荷物がまとめられ、家電も使えない状況です。そのため、家で食事をしたり洗濯をしたりするなどの家事ができません。また、引越し当日に向けた準備で体も疲れている上に、精神的にも気が張った状態です。引越し当日をスムーズに進めるためにも、前日は早めに休むのが賢明でしょう。
ここでは、引越し前日の食事や洗濯について解説します。
食事は外食がおすすめ
引越し前日は、冷蔵庫の電源を切っている状態であり、調理器具や食器も梱包されているでしょう。そのため、食事は外食がおすすめです。お弁当や出前という手段もありますが、せっかく綺麗にまとめたところにゴミが出てしまうことから、おすすめはできません。外食であれば、引越し前日の整った状態を保てる上に、疲れた体をリフレッシュできるでしょう。
洗濯物は段ボールでまとめてコインランドリーか新居で行う
洗濯機も引越し前日には電源を切って水抜きをした状態です。洗濯をするためには、再度ホースをつなぐ必要があり二度手間になります。また、濡れた洗濯物を新居に運ぶのは非常に面倒です。
どうしても洗濯したい場合は、引越し前日の水抜きを済ませる前に行いましょう。水抜き以降に出た洗濯物は、段ボールにまとめてコインランドリーか新居で洗うことをおすすめします。
まとめ
新居での新しい生活は楽しみですが、引越しには大変な労力が必要です。引越しが確定してから当日まで、やることがたくさんあり、何か忘れているのではないかと不安になることも多いでしょう。当日の作業をスムーズに進めるためには、前日の確認が非常に大切です。運ぶモノを確認するだけでなく、引越し業者や旧居の管理会社との擦り合わせも忘れないように行ってください。引越し前日までに下準備を抜かりなくやっておくと、当日を安心して迎えられます。