2021年8月に旅好きがザワザワした、プリンスホテルの「?」なプラン。6,000円程度で泊まって、6,000円の館内利用券が付いてくるという「バグじゃないの?」というとんでもないもの。
これは宿泊するしかない!本当に泊まれるの?嘘じゃないの?実際にこのプランで函館大沼プリンスホテルに泊まってみました!
目次
宿泊代と同額の館内利用券付きってどういうこと!?
お得なキャンペーンで度々話題をさらっているプリンスホテル。私は残念ながら今までは利用する機会がなかったのですが、8月に発表されたタイムセールがびっくりするような内容だったので、思わず会員になって(それまで会員じゃないんかい!笑)、予約してしまいました!
驚いたのは上の写真のプラン。6,000円分の館内利用券付きのプランが、朝食付きで最安値が6,114円です。しかも、おひとりさま利用で!!こういうプランって、だいたい2名1室とかひどい場合だと3名1室なんて縛りがあるのに、このプランは1名でツインルームを利用してもこの価格なんです。これはワーケーションにGO!でしょ!
選んだのは「函館大沼プリンスホテル」
このプランは各地にあるプリンスホテルで行われていたものですが、私が予約したのは北海道にある「函館大沼プリンスホテル」。森の中に建つ静かなホテルで、温泉もあり、朝お散歩が楽しそうな環境で、ワーケーションにぴったり。
こちらがタイムセールプランでもらえる館内利用券
実際に私が泊まったのは土曜日から月曜日の2泊3日で、一般的に宿泊料金が高めの土曜日が含まれる日程。土曜日泊は9,139円で、日曜日泊は7,324円でした。もしかしたらド平日なら最安値の6,114円だったかも…。とはいえ、朝食付きでこの価格は安いですよね。しかも6,000円分が館内利用券として戻ってくるんですから。
こちらがチェックイン時にいただいた「館内利用券」です。1枚1,000円で、お釣りは出ないタイプ。2泊予約したので合計で12枚、12,000円分あります。
1枚1枚部屋番号と名前を記入する必要がありますが、複数枚を一度に使う場合は、記入は1枚分だけでOKでした。
函館大沼プリンスホテルの「モデレートツインルーム」
今回のお部屋は、モデレートツインルームのおひとりさま利用。一般的にツインのシングルユースは割高になるのですが、今回のタイムセールはおひとりさま利用でも安く、ワーケーションするのにぴったりな価格設定でした。うれしい…。
わりと歴史あるホテルなので経年は感じられるのですが、改装されているようで、壁紙やランプなんかが現代的。部屋もビジネスホテルのツインとは違って広めで、快適な滞在が叶います。
温泉に入り浸っていたので、客室のバスルームは記憶にございません(笑)
デスクもあって、作業もはかどります。疲れたら窓の外の緑をみて癒されたり…。デスクワークで肩がこったら温泉に入れるし、ワーケーションには最高な環境ですね。
部屋にはお茶とスティックコーヒーの用意があります。私は毎回旅先には、カップのふちに引っ掛けるタイプのドリップコーヒーをいくつか持っていくようにしています。特に、部屋にコーヒーマシンが置かれていなさそうな場合は多めに持参。コーヒー好きで、インスタントコーヒーでは物足りない人は、ドリップコーヒーの持参はおすすめですよ。
館内利用券が使える施設
ここからは館内利用券が使えるお店を紹介します。残さず使いきるように、計算して使いましょう。
今回のプランでは朝食が付いていましたので、朝食用に館内利用券を確保しておく必要がありません。ほとんどを夕食に使っても問題ないでしょう。コロナの影響で営業時間やお酒提供時間がイレギュラーなので、そこも注意しつつ計画しましょう。
館内にある売店(コンビニ)でも館内利用券が使えます。売店利用は、もし館内利用券が余った時に消化する感じでいいのではないでしょうか。
お目当てのお土産がある場合は、夕食を抑えめにして、館内利用券を1~2枚残しておいてもいいですね。
こちらのショップでも利用できますが、マダム系のショップのようで、今回私は利用する機会はありませんでした。
館内利用券でちょっと残念なところは、マッサージやホテル前の朝市には使うことができないというところでしょうか。ですが、考えてみたら当然のこと。観光業界が大変なご時世ですから、こんなお得なプラン(ホテル側からしたら赤字プラン)を出してでも、自社直営の施設を利用してもらわないと…というのは、激しく理解できるところです。
メインダイニングルームの夕食で館内利用券を消化
今回は2泊したので、12,000円分の館内利用券を2日間の夕食に使うことにしました。まずは到着日の夕食。
コース料理しかないのかな?と思っていたのですが、アラカルトやセットメニューもありました。写真は海の幸丼(3,500円)のセットで、館内利用券を3枚利用。
2日目の夕食はコース料理の「雅(9,500円)」にしました。これで全ての券を消化です。
「雅」の内容はHPによると以下のとおり。おそらく仕入れ状況にもよると思うので、私の時は、バロティーヌとデザートが異なる内容でしたが、全体的にとても美味しかったです。とくに“とってもトマト”のスープは絶品!
スルメイカ と 極細パスタのカクテル風
知床鶏のバロティーヌ きのこのマリネ
北斗産“とってもトマト”のプチスープ
たまねぎとチーズのグラタン風
アワビとズワイ蟹、帆立貝の香草バターソテー
はこだて大沼黒牛のポワレ 和風オニオンソース 山わさびを添えて
握り寿司3貫 お椀
森町 明井農園 有機かぼちゃのモンブラン仕立て
函館美鈴珈琲ブレンドコーヒー
函館大沼プリンスホテルのおすすめお散歩コース
今回はワーケーションでの利用だったので、ほとんど部屋でPC作業。ただ、朝は2日とも数時間のお散歩を楽しんでおりました。
徒歩3分の「野鳥のつどいの池」
気軽に行けるのがこちらの池(沼?)。プリンスホテルのマップでは「野鳥のつどいの池」と記されていて、この池を囲む散策路が「アカゲラコース」と名付けられています。
池の畔には、休憩できる小屋もあります。こういう小屋って虫がいっぱいいて怖い印象なんですが、ここはプリンスホテルが管理されているのでしょうか、とてもキレイで快適でした。
シャトルバスで約10分の大沼公園
大沼公園は食後のお散歩に。なぜ食後かというと、ホテルから大沼公園駅までのシャトルバスが朝の8時半からなんです。8時半のシャトルバスに乗って、沼を1時間ほど散策して、再びシャトルバスを利用してホテルに戻ってくるというのがおすすめですよ。
早朝は人もいなくて、自然を満喫するにはうってつけ。島と島を結ぶ橋を渡る「島巡りの路」(所要約50分)と、「大島の路」(所要約15分)のお散歩を楽しんで、ホテルに戻ってお仕事です。
駒ケ岳を眺めながら北海道らしい朝食タイム
大沼公園のお散歩と前後しますが、朝食会場は3階のブッフェレストランで。晴れていると駒ヶ岳ビューが楽しめる開放的なレストランです。
私が宿泊した時は、朝食はブッフェスタイルでした。もしかしたらコロナの影響で変更があるかもしれませんので、気になる人は事前にお確かめください。
地元の食材を多く使ったメニューで、季節の食材も楽しめる内容です。個人的には7月の北海道で食べ損ねたとうきびを見つけてテンションUP(笑)
あと、おにぎりコーナーは絶対利用すべき!好きな具を指定して、その場で握ってくれます。人が握ってくれたおにぎりって、なんでこんなに美味しいんでしょうね…。私は「ごはん少な目、具多め」を指定しましたが、そんなわがままなオーダーにも、地元のお母さんは笑顔で対応してくれました。
バグじゃなかった!お得過ぎる館内利用券付きの「タイムセール」
実際に利用してみて、当然ですが6,000円程度で6,000円の館内利用券付きプランは絶対お得!私の場合は曜日の関係で7,000円とか9,000円でしたが、それでも朝食も付いていてこの価格は“バグ”レベル。
タイムセールで館内利用券付きプランの良い条件の施設を見つけたら、ぜひ利用してみてくださいね!
DATA プリンスホテル&リゾーツ 公式HP:https://www.princehotels.co.jp/ 函館大沼プリンスホテル 公式HP:https://www.princehotels.co.jp/hakodate/