利用者の旅費を最大半額負担、最大上限1泊につき2万円を上限としていた北陸応援割は、現在石川県が第2弾を実施中で、7月末までの予定で行われています。また、新潟県も6月3日から第2弾を再開しましたが、月曜~木曜泊限定で、7月15日などの祝日泊は対象外。それでもちょっとうれしいですね。
あれ?福井県・富山県は終わってしまったの?
はい。終わってしまいました。
北陸新幹線延伸という明るい話題もあったので、第2弾があるなら北陸のビーチへお得に行ってみたいなあ、なんて思っていた方も多いのではないでしょうか?
ただ、特に旅行支援を使わなくても、色々な旅行サイトで北陸にフィーチャーしたセールは多く、第2弾実施中の石川県、新潟県を絡めた旅行はお得にしようと思えばいくらでもできるもの。しかも北陸新幹線はネットでの予約に限り、特別料金を出しており、早く予約すれば早く予約するだけお得なんですよ。
ただ、北陸の観光名所は車の方が便利な場合が多いのが正直なところ。住んでいる人も車がないと生活が不便だと言うくらい。首都圏・関西圏の便利な都市から来ている人は電車の間隔、終電の早さ、駅までの遠さに、荷物を抱えてだと嫌になってしまうかも。
では、あなたの旅の参考になる、北陸の人気観光名所を見ていき、車が必要かどうか、チェックしてみましょう!
北陸の人気観光地はどこ?
北陸と言えば、観光スポットの宝庫。北陸旅行でまず思い出すのは石川県金沢市内の観光スポットではないでしょうか。そして富山県の黒部ダムなどダイナミックな建造物と、自然が楽しめる立山黒部アルペンルート。
石川県金沢市の観光スポットは便利な上に、コース次第では歩けます
・兼六園
・金沢城
・近江町市場
・金沢21世紀美術館
・ひがし茶屋街
全国的に知られる金沢の名所です。実は金沢の町はガイドブックではバス停を拠点に書いてある場合が多いのですが、ルートを選べば徒歩でも回れるので、交通について深く考えることはないでしょう。
それほど便利です。
おすすめは金沢駅⇒近江町市場でランチ⇒金沢城⇒兼六園⇒21世紀美術館
ひがし茶屋街は、翌日行くなどすると、1泊2日に丁度いいコースになりそうですね。
立山黒部アルペンルート
こちらは富山県や北陸エリアで完結せず、長野県を含みますが、富山県の観光としてカウント。ケーブルカー、トロリーバス、ロープウェイなどむしろ乗り物を乗り継ぐのが楽しいコースなので「不便」と思う必要はありません。
ただ、もちろん最終的な目的地(泊まる宿)に何時に到着するかを考えて行動しましょう。
沢山の観光スポットが巡れて、ファミリーからひとり旅にまで大人気です。
「北陸には他にもたくさん観光スポットがあるよ!」
「えー?佐渡島だって新潟だから甲信越かもしれないけど北陸でしょう(どっちなの問題は永遠に続く)?」
「福井県の恐竜博物館は凄いわよ!」なんて声も聞こえます。
その通りです!
しかし、交通が便利な場所は、あまり多くありません。
北陸の人気観光地・車がないと不便なスポット
CMなどでも北陸新幹線延伸開業の際は、大きな話題となりました。
「これで北陸が一つにつながった!」
「福井県まで簡単に行ける」
「北陸の観光資源にスポットが当たる」
そんなコメントを寄せる方々も多かったんですが…実はこれって、北陸新幹線の「駅」までが便利になった、っていうことで、北陸の観光スポットは上で紹介した場所以外は、車がないとちょっと不便な場所が多いのです。
公共交通機関でも行けなくはないけれど、かなり時間がかかる、そして、人数が多いとむしろ交通費がかさむ場合も。
そのかわり、穴場的な場所も多く、北陸では海と山の大自然が満喫できます。
新潟県 清津峡
日本三大峡谷の一つ清津峡(ほかは黒部峡谷・大杉谷)。川を挟んで切り立つ巨大な岩壁が見事な景観を誇り、国の名勝・天然記念物に指定されています。
ちなみに映えると評判の写真のこの場所、清津峡渓谷トンネル内の「パノラマステーション」で、とにかく大人気。
新緑の季節と紅葉シーズンが景色の美しさに定評があるものの、夏も捨てがたい!ひんやり涼しく足元の水も冷たいので、最高の避暑スポットになります。
しかーし!ここははっきり言って車がないと、面倒な上にあまり歩きなれていない人にはつらいコース。
例えばJR「越後湯沢駅」から来る場合、森宮野原行き急行バスで約25分「清津峡入口バス停」下車なんですが、ホンモノの清津峡入口はそこから徒歩約30分。また、清津峡入口バス停は、バスが1日4~5本しかありません。人気シーズンには予約制のバスが出るようなので、運転ができない人は問い合わせを。
車であれば、駐車場は清津峡入口に近く、無料!非常に便利な上に、バスの時間に振り回されることもありません。
DATA 清津峡 所在地:新潟県十日町市小出癸2119-2 アクセス:関越自動車道「塩沢・石打IC」から車で20分(国道353号線経由) 営業時間:清津峡渓谷トンネルは8時30分~16時30分(最終入場) 休業:冬期休業あり 料金:大人1,000円/小中学生400円 冬季休業や予約が必要な時期あり。詳細は公式サイトから 公式サイト:清津峡▶
新潟県 佐渡島
佐渡島は電車がない分、想像以上に路線バスが充実しています。ただ、行きたい場所の停留所を調べたり、路線や時間によっては次の便まで時間があいたり、思っていた時間に乗れないことも。しかも家族旅行の場合、バスに乗り降りするのって、荷物が多くて大変。運転ができる方であればレンタカーが断然おすすめです。
佐渡島は新潟から船で向かいます。フェリーターミナルにあるレンタカー業者でレンタカーもしくは、カーシェアをするとよいでしょう。
澄み切った海が自慢の佐渡島。初夏から真夏にかけての旅行がおすすめです。
DATA 佐渡島 所在地:新潟県佐渡市 アクセス:新潟港より高速ジェットフォイルで約67分またはカーフェリーで約150分/直江津~小木航路もあり。詳細は公式ページ参照 公式サイト:さど観光ナビ▶
石川県・千里浜なぎさドライブウェイ
もしあなたが運転が大好きな場合は、車がないと最も楽しくない場所はここかもしれません。日本で唯一車で走れるビーチ「千里浜なぎさドライブウェイ」は、アクセス的には駅からタクシーで行くことも可能ですが、タクシーで走ってもらっても、なんだか…あまり意味がない気も。
なぜ車で走れるのかと言うと、砂の粒子が細かく、適度に湿っているため、砂浜自体がかなり固め。打ち寄せる波のすぐ横をドライブできるのは、このビーチならでは。これは世界でも稀少な条件なんですよ!
ただ、はしゃぎすぎて無茶して、車に影響を与えないように。レンタカーならなおさらです。
DATA
千里浜なぎさドライブウェイ
所在地:石川県羽咋郡宝達志水町
アクセス:のと里山海道「今浜IC」から約1分。もしくはのと里山海道「千里浜IC」からすぐ
注)海の状況や天候により、車で走れない場合もあります
公式サイト:羽咋市▶
白米千枚田
令和6年能登半島地震で被災した能登半島の一部エリアは、未だに観光ができない場所が多い現状です。
世界農業遺産の光景の一つ、白米千枚田も地割れなどがあり、被災した能登半島の人気スポット。
田植えが始まり、少しずつ復興に向かっていますが、ここにたどり着くまでのエリアには輪島市、珠洲市、穴水町など被害が大きかったエリアがあり、仮に今行くとしても道路状況の確認が必要になります。また、白米千枚田の全体を見渡す道の駅「千枚田ポケットパーク」は、令和6年能登半島地震以来、休業中。もう少し時期を見て、訪ねたほうが良いでしょう。
道路状況や地域の状況が整い、すべての準備が整ったらこの美しい光景に会いに行きましょうね。
ただ、能登半島は地域によっては旅館やホテルが再開している場所もあります。しっかりと調べて時期を検討しましょう。
白米千枚田は公共交通機関はバスのみ。その際、輪島が拠点になるためまだ正確な時刻表が検索できない状態です。
DATA 白米千枚田 所在地:石川県輪島市白米町ハ部99番地5 アクセス:のと里山海道「のと里山空港IC」から県道1号、国道249号経由で約40分 公式サイト:白米千枚田▶
富山県・世界遺産 五箇山菅沼合掌造り集落
タイムスリップしたような、日本の原風景が広がる小さな合掌造りの集落。1995年12月に岐阜県の白川郷、五箇山相倉とともに世界遺産に登録されました。実は周囲の山林をも含めた地域が世界文化遺産に指定されたため、開発はされておらず、観光地化されていないというのも、魅力。昔話の世界がそこではじまってしまいそうな、錯覚を覚えます。
観光客が多くても、白川郷の方が大きくていい!と言う人は、北陸からは外れるものの、遠くはないので合わせて巡ってみるのも楽しいですよ。
ただしこちらもレンタカーがおすすめ。五箇山菅沼合掌造り集落は電車とバスでも行けますが、JR城端線は1時間に1本から2本、城端駅から五箇山行バスは1日4,5本です。
同じく世界遺産の白川郷などをまぜた「世界遺産バス」も出ているものの、意外とお高め。家族やグループの人数で割ると、レンタカーに軍配が上がります。
北陸きっての景勝地、東尋坊。国の天然記念物と名勝にも指定されています。海岸線に約1kmにわたって連なる巨大な柱状節理(火山から流れ出た溶岩が、時間をかけて冷え固まり、規則正しい柱のような形状をなした状態)は、世界でも珍しい規模で「柱状節理世界三大絶勝」の一つとしても知られています。
サスペンスドラマで、言わなきゃいいのに犯人がなぜか告白してしまうシーンでも時々登場するため、ちょっと真似したくなってしまいます。遊覧船に乗って眺めるのも楽しい!
こちらは、電車とバスでも行けます。バスは行先によって異なるものの、平日のお昼はほとんど走っておらず、午前中と夕方に1時間に1本、多い時に1時間2本。観光客の多い土日祝はバスの便は1日5本に。減ってしまう!
東尋坊の近くには美味しい海鮮料理を出すお店もあるんですよー。だからゆっくりしたいけど、バスや電車の時間がどうしても気になります。
そんな時はやはりレンタカー。シーサイドドライブも楽しいですよ!
DATA 東尋坊 所在地:福井県坂井市三国町安島 アクセス:北陸自動車道金津ICから約40分 公式サイト:福井県坂井市公式観光ガイド「さかい旅ナビ」▶
福井県・福井県立恐竜博物館
北陸屈指の人気スポットであり、福井県ナンバーワンの観光名所。とくにお子様からのリクエストが多く、ファミリー旅行には外せないスポットです。ですが、そんな憧れの博物館は福井駅周辺にはなく、山あいに。
見てください!まるで恐竜が福井県の大自然の中に、卵を産んだかのような迫力ある建物です。これは全部見つくしたいですよね!
ああ、それなのに、この施設も、帰りのバスの時間が気になって、ゆっくり見学できない施設の一つです。
電車とバスを乗り継げば、もちろん福井駅からも行けますが、最寄り駅の「えちぜん鉄道勝山駅」⇔「福井県立恐竜博物館」のバスは、多い時間で1時間3本。少ない時間は1本。さらに福井駅に向かうえちぜん鉄道は、1時間に2本しか電車がないため、パズルのようなスケジュール調整が必要になってきます。また、芦原温泉に泊まりたい、福井市内に泊まりたいなど、旅の計画は自由に組みたいもの。福井の鉄道事情だと、メインの観光名所をどこにするかで変わってきます。
家族で、しかも福井県立恐竜博物館に行くのであれば、やっぱりレンタカーが便利。レアな恐竜グッズを見たら、お父さんも買いたくなっちゃうはず。お買い物したら荷物も増えるから、やっぱりレンタカーが楽!
ちなみにここの駐車場は、なんと無料です!やったね!
DATA
福井県立恐竜博物館
所在地:福井県勝山市村岡町寺尾51-11かつやま恐竜の森内
アクセス:北陸自動車道「福井北JCT」から約30分または東海北陸自動車道「白鳥JCT・IC」から約1時間30分
料金:一般1,800円/高・大学生1,600円/小・中学生1,000円
※営業時間など詳しい情報は公式サイト参照
公式サイト:福井県立恐竜博物館▶
福井県・レインボーライン山頂公園
名勝三方五湖・若狭湾が一望できるレインボーライン山頂公園。リフト・ケーブルカーで上った先にある山頂公園からは、360度のパノラマの絶景を堪能できる6つのテラスと広場が!美浜テラス、五湖テラス(時間制限があるシーズンも)、中央テラス、若狭テラス、茶屋テラス、こもれびテラス、ハンモック広場など、ユニークなテラスで極上の時間を過ごせます。
カフェも複数あり、ここで絶景と共にいただくランチは最高。
5つの湖がそれぞれ異なる青色に見えることから「神秘の湖」とも呼ばれる、福井県が誇る名勝なので、福井県に行ったら絶対に行った方がいいけれども…間違いなく車がないと、不便と言うか、たどり着けません。レインボーライン山頂公園は県道三方五湖レインボーライン線上にあり、徒歩で入れないのです。公共交通機関の場合、JR美浜駅からタクシーもしくは、土日祝であれば「ゴコイチバス」が運行。やはりこちらも、レンタカーの方が時間を気にせずゆっくりできる上に、三方五湖や若狭湾を望むドライブも楽しめます。
DATA レインボーライン山頂公園 所在地:福井県三方郡美浜町日向75−2−6 アクセス:舞鶴若狭自動車道「三方IC」より車で約15分 山頂公園入園料:大人(中学生以上)1,000円/小人(小学生)500円※リフト・ケーブルカー料金含む ※営業時間など詳しい情報は公式サイト参照 公式サイト:福井県「若狭湾観光連盟」公式サイト▶
北陸レンタカー旅行のメリット&デメリット
北陸旅行に車が便利なことは知っているけど、今はガソリン代も高いし、メリットを感じない。そんな方もよくよく考えてみたら「そうか!レンタカーだとこんなに便利なんだ!」と思うこともたくさんありますよ!
北陸でレンタカーを借りるメリット
・駅や空港から車に荷物を乗せてGO!荷物を抱えて動き回る必要がない
・公共交通機関の利用をしなくていい
・電車のダイヤやバスのダイヤを気にしなくていいから、自由な予定が組める
・同じ駅や空港ではなく、帰りの乗車券のある駅や搭乗する飛行機が飛ぶ空港で返却できる
・家族旅行やグループ旅行は、運転が好きで苦にならない場合、出発点からレンタカーやカーシェアリングにすると交通費が安くなる
北陸でレンタカーを借りるデメリット
・駐車場代がかかる施設がある。ただし、北陸は無料の場所も多い
・ガソリン代がかかる
・渋滞する可能性もある
・運転が苦手な人にはおすすめできない
・飲酒はできない
・事故に遭う可能性
ただ、デメリットに関しては、北陸の場合、ほぼ解決します。
例えば、駐車場代は、仮に有料でも関西圏や首都圏から来る人にとっては、安く感じるし、無料の駐車場も多いんですよ!運転が苦手な方はグループで変わってもらえる人と交代したり、運転が得意な人と行けば解決。飲酒に関しても、北陸は夜遅くまでやっている施設で遊びまわる場所ではないので、宿泊施設に到着して、車を置いて食事に出かけるなど、旅先での乾杯もできなくはありません。
また、事故に関してはレンタカーだけの問題ではないので、保険に入り、十分注意して運転するしかありません。
レンタカーは会社によって料金が違う!
なるほど!では、レンタカーを予約しよう!
あれ?レンタカーの会社ってたくさんあるね…。自分が行こうとしている駅や空港からは、どこのレンタカー会社がお得なんだろう?お得と話題のカーシェアリングも比較に入れたい。
そんなことって、ありますよね。できれば口コミも知りたいし…調べるの面倒だなあ。
一つの会社を検索しても、他者の方が同じ車種でも安かったことを聞くと、悔しいですよね?
他にも、相当車に詳しくないと、何人くらい乗れて、どれくらい荷物が積めるかもわからず、「なんか小さい車借りて、窮屈だった」なんていう失敗談も。
レンタカー選びで失敗したくないあなたは、ここからが凄く大事。しっかり読んでくださいね!
一括検索できるレンタカー比較サイトが便利
万が一の事故対応など考えると、やっぱり大手レンタカー会社から選びたいものですが、大手のレンタカー会社って結構あるものですよね。選べません。そんな時予算や希望する車種で一括で検索できる比較予約サイトがあるのをご存知ですか?
おすすめはJーcation▶
レンタカーだけではなくカーシェアも予約できる
実はこのJーcation▶、レンタカーだけではなく「安いし、時間単位も可能」で、レンタカーのライバルにもなっているカーシェアリングの会社からも検索できちゃうんです。
つまり、今日昼から、家に帰るための新幹線に乗るまで車を借りたい、という時間単位のリクエストにも答えてくれつつ、検索ができるということ。
乗る車の大きさがイメージできる
ちなみにレンタカーって、自分の車ではないので、できれば安い方がいいですよね。だからつい、検索して出てきた一番安いタイプの車を選びがち。もちろん人数を入れて検索しているわけですが…
・4人乗りと言っても、大人4人なのか、子どもを含めた4人なのか
・大人4人が全員大きなトランクを持ち込んだらどうなるのか
車に乗り慣れている人や、車に詳しい人、仕事柄レンタカーを使う機会が多い人は「車種でわかるよ」なんてかっこいいことを言ってくれちゃいますが、旅行でしかレンタカーを借りない、まだ借りたことがない人はそうはいきません。
レンタカーは長時間乗ることが多いので、あまりにも狭いとちょっと辛いですよね。Jーcation▶で検索すると、車種がどれくらい荷物が入れられるのか、などの比較画像を入れてくれています。これなら安心ですね!
まずは検索してみましょう!⇒Jーcation▶