ポルトガルの北部に位置する、ポルトガル第2の都市ポルト。ポルトガルの首都はリスボンですが、1143年にポルトガル王国が建国されたのはここ、ポルトであり、ポルトガル発祥の地でもあるのです。世界遺産の美しい街並みやポートワインでも世界中に知られていますが、そのため、ジブリ映画の舞台の一部とも言われ、映画ハリーポッターの世界観に多大な影響を与えたと言われています。
ポルトは街全体が見どころ満載。美味しいグルメやワインも楽しめ、魅力が詰まった都市です。
今回はポルトの押さえておきたいスポットや、訪れる価値ありのスポット、アクティビティなど、ポルトの魅力をたっぷりと詰め込んだ2日間のモデルコースをご紹介します。
目次
ポルトってどんな街?
ヨーロッパ最西端に位置する、南北に細長い国土を持つポルトガル。ポルトガル第2の都市・ポルト(Porto)は、その北部にあります。
街の中央にはドウロ川が流れ、その川を挟むように広がる丘陵に重厚な歴史的建造物やカラフルな建物が並ぶ様子は、まさにため息ものの美しさ。1996年には街全体が、「ポルト歴史地区」としてユネスコ世界遺産に選出されています。
世界的に有名な酒精強化ワインの「ポートワイン」は、何を隠そうここポルトが発祥の地。さらに国名の由来にもなった「ポルトガル発祥の地」でもあり、大航海時代に世界の先陣を切った船も、ここポルトから出港しました。
美しい街並みはもちろん、歴史やワインなど、世界に誇れるポルトガルらしさが詰まった街・ポルトは、ポルトガルの中でも特に人気の高い観光地です。
ポルト観光には何日必要?
ポルトガル第2の都市・ポルトの街を観光するには、一体何日間必要でしょうか?
ポルトの魅力を余すことなく満喫するには、丸2日以上はステイしておきたいところ。ポルトに空港はありますが、日本からの直行便がなく、航空会社にもよりますが最短でも移動時間だけで20時間、場合によっては30時間以上掛かってしまうことも。
まずは便数の多いポルトガルの首都・リスボンに滞在し、そこから国内線や電車でポルトに移動する旅程がスムーズです。
効率よく王道スポットを巡れるモデルコース
今回ご紹介するのは、限られた旅行日程の中で、ポルト都市部を中心に観光やショッピング、グルメまで網羅した、朝から夜までたっぷり楽しめる2日間のモデルコースです。
【1日目】ドウロ川の絶景とポートワインのワイナリー巡り
【2日目】旧市街と新市街で歴史とグルメ、ショッピング三昧
朝から夜までたっぷり2日間使ったプランなので、天候や体調によっても入れ替え可能です。他都市からの移動で前後1日づつ潰れたとしても、3泊すればかなり楽しめます。是非参考にして、ポルト観光を楽しんでください!
ポルトモデルコース1日目・ドウロ川沿いの絶景と本場のポートワインを堪能
世界遺産の北側の旧市街と、ポートワインのワイナリーのロッジ(醸造倉庫)が並ぶ南側のガイア地区。その中央に流れる「ドウロ川」を中心に、ポルトの街はポートワインの積出ルートとして栄えてきました。
1日目はそんなドウロ川のほとりを散策して絶景を楽しみつつ、本場のポートワインをはじめ、ポルトグルメを堪能します。ポルトはとにかく坂が多いので、順番を間違えると大変です。ルートにはご注意ください。
高台のカフェでドウロ川を眺めながら朝食
コーヒーカルチャーが根付いている、カフェ天国のポルトガル。独自のこだわりの豆を自家焙煎した、ロースタリーカフェもたくさんあります。まずは高台のカフェからドウロ川を見下ろし、美味しいコーヒーを飲みながら1日をスタートさせましょう!
1日のスタートにおすすめなのが、崖の上にあるカフェ「マイ・コーヒー・ポルト(My Coffee Porto)」。店内に数席しかない小さなお店ですが、特筆すべきはそのロケーションです。開放感抜群のテラス席に座り、雄大なドウロ川とポルトの街を眺めながら、朝食を楽しめます。
DATA My Coffee Porto(マイ・コーヒー・ポルト) 所在地:Escadas do Codeçal 22, 4000-173 Porto, Portugal 電話番号:+351-964-850-854 営業時間:月 - 日 9:00〜19:00 公式サイト:マイ・コーヒー・ポルト
ドン・ルイス1世橋からジブリの世界を体感
朝食後は、ドウロ川北側にある旧市街からドン・ルイス1世橋(Ponte Luís I)を渡り、南側対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア(Vila Nova de Gaia)地区へ。橋は鉄道(メトロ)と歩行者用の上層、自動車と歩行者用の下層に分かれています。往路は眺望のいい上層から。
世界に数多あるジブリ映画「魔女の宅急便」の舞台と言われているスポットですが、橋の上からの眺めは「ここが魔女宅の舞台に違いない!」と思える美しさ。高所恐怖症の人だと冷やりとする高さですが、それを超越する風景に感動しきりです。
DATA Ponte Luís I(ドン・ルイス1世橋) 所在地:Ponte Luís I, Porto, Portugal
高台にある夕日の名所「モーロ庭園」
ドン・ルイス1世橋を渡りきった対岸の小高い丘にある公園「モーロ庭園(Jardim do Morro)」も、旧市街を見渡す絶景スポットの一つ。「夕日の名所」としてポルト在住者達からこぞってオススメされた場所でもあり、夕方に訪れて夕日に照らされた世界遺産の街を眺める贅沢な時間を過ごせます。
DATA Jardim do Morro(モーロ庭園) 所在地:Jardim do Morro, 4430-210 Vila Nova de Gaia, Portugal 公式サイト:ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア市
通りを挟んだ高台にある「セラ・ド・ピラール修道院」も、絶景スポットとして人気。旧市街とドウロ川、さらにドン・ルイス1世橋も一緒に写真に収めることができます。
DATA Mosteiro da Serra do Pilar(セラ・ド・ピラール修道院) 所在地:Largo Aviz, 4430-329 Vila Nova de Gaia, Portugal 電話番号:+351-220-142-425 時間:火 - 日 10:00〜18:30 公式サイト:ポルトガル北部地域文化局
ロープウェイから世界遺産
高台のモーロ庭園から、ポートワインのロッジが林立する川岸へ。庭園からドウロ川岸まではロープウェイの「テレフェリコ・デ・ガイア(Teleférico de Gaia)」に乗れば、街を見下ろしながら空中散歩も楽しめます。
DATA Teleférico de Gaia(テレフェリコ・デ・ガイア) 所在地:R. Rocha Leão 236, 4430-210 Vila Nova de Gaia, Portugal 電話番号:+351-223-741-440 営業時間:月 - 土 10:00〜18:00 公式サイト:テレフェリコ・デ・ガイア
ただここから川岸までは下り坂で、下りるのも楽ちん。散策がてら、雰囲気のある石畳の小径をお散歩するのもおすすめです。
ポルト名物のカロリー爆弾「フランセニージャ」
ポルトに数ある名物料理の中でも、必ずガイドブックで紹介され、地元住民からも激推しされる伝統的なサンドイッチ「フランセニージャ(Francesinha)」。ステーキやソーセージなどを挟んだ多層のパンに、たっぷりチーズとトマトとビールベースの熱々のソースをかけオーブンで焼いたもので、とにかくボリューム満点です。
別名「カロリー爆弾」とも呼ばれるポルト発祥のB級グルメは、旅行で訪れたらトライしておきたい一品。是非お腹を空かせて挑みましょう!
フランセニージャを食べるなら、ワイナリーロッジが並ぶ川沿いにあるレストラン「タベニーニャ・ド・マネル(Taberninha do Manel)」がおすすめ。主要ワイナリーからも近く、カジュアルな雰囲気の中、地元ポルトやポルトガルの伝統料理が楽しめます。
DATA Taberninha do Manel(タベニーニャ・ド・マネル) 所在地:Av. de Diogo Leite 308, 4400-111 Vila Nova de Gaia, Portugal 電話番号:+351-223-753-549 営業時間:水 - 日 12:00〜23:00 公式サイト:タベニーニャ・ド・マネル
「ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア」周辺を散策
ポートワインのロッジが軒を連ねるディオゴ・レイテ通り(Av. de Diogo Leite)は、週末にはマーケットが開催されたりストリートミュージシャンの演奏が行われ、多くの観光客で賑わう通りです。
川岸からはドウロ川を挟んで対岸の旧市街も一望できます。お散歩するのもいいし、川岸に腰掛けて対岸の絵本のような街並みをのんびり眺めるのもいいですね。
本場のポートワインが楽しめるワイナリー巡り
ドウロ川上流のドウロ渓谷で育まれたブドウはワイナリーで醸造され、樽に詰められたワインはドウロ川を下り、ここガイア地区にあるロッジで熟成された後にポートワインになります。ポルトには大小50以上のロッジがありますが、特に集中しているのがここガイア地区です。
各セラーではガイド付きのツアーやテイスティングを開催しているので、気になるセラーを見つけて訪れてみましょう。筆者おすすめの「カレム(Calem)」は、英国系生産者の多い中、唯一地元ポルトガル経営の老舗ワイナリー。ポートワインと言っても実は種類は豊富なので、たくさんのポートワインの中からお気に入りを見つけて、旅の記念にしたいですね。
DATA Caves Cálem(カーヴス・カレム) 所在地:Av. de Diogo Leite 344, 4400-111 Vila Nova de Gaia, Portugal 電話番号:+351-223-746-660 営業時間:月 - 日 10:00〜19:00 公式サイト:カレム
ドン・ルイス1世橋を渡り旧市街ヘ
テイスティングが終了したら、酔い覚ましにお散歩がてらドン・ルイス1世橋を渡り、旧市街のカイス・ダ・リベイラ(Cais da Ribeira)へ。橋の上層を渡った往路とは違い、復路は車の通る下層を渡ります。開放的な上層とはまた違った、水辺の風景と橋梁のダイナミックさが感じられ、それもまたいいものです。
約1時間の「ドウロ川クルーズ」へ
スペイン北部から流れる、約900kmも続くドウロ川。上流にあるワイナリーへのクルーズツアーもありますが、時間に制約がある場合は市街の6つの橋を通過するミニクルーズツアーがおすすめ。あっという間の1時間の船旅ですが、気持ちのいい風に吹かれながら美しいポルトの丘が楽しめます。
日程に余裕があればゆっくり時間をかけて、上流のドウロ渓谷のワイナリーツアーに参加するのもいいですね。
カイス・ダ・リベイラのレストランでディナー
朝から夜まで、ポルト有数の賑わいを見せる、川沿いのカイス・ダ・リベイラ(Cais da Ribeira)。プロムナード沿いにはレストランやバー、カフェが並び、屋外に並んだテラス席は開放感抜群です。観光客相手のお店も多いですが、ポルト有数のレストランも軒を連ねているので、川沿いを堪能する1日目の締めはここで決まりです。
DATA Cais da Ribeira(カイス・ダ・リベイラ) 所在地:Cais da Ribeira, Porto, Portugal
リベイラ広場を散策して対岸からワイナリー
食後は腹ごなしにリベイラ広場(Praça da Ribeira)周辺を散策しましょう。辺りが暗くなると対岸のワイナリーロッジにも明かりが灯り、それがドウロ川の水面に揺らめく様子も幻想的。昼とまた違った表情が楽しめます。
DATA Praça da Ribeira(リベイラ広場) 所在地:Praça Ribeira 1, 4050-492 Porto, Portugal
ポルトモデルコース2日目・旧市街と新市街で歴史とグルメ、ショッピング三昧
2日目はポルトガルらしいアズレージョタイルをはじめとする可愛らしい街並みを堪能すべく、旧市街と新市街を巡りながら、歴史やショッピングを楽しみます。こちらもそこそこ高低差があるので、歩きやすい靴が必須です。
朝食はポルトガル発祥のエッグタルト「パステル・デ・ナタ」
ポルトガル発祥のスイーツ、エッグタルトの「パステル・デ・ナタ(Pastel de nata)」は、滞在中何度でも食べたくなる中毒性のあるスイーツです。ほんのり甘いエッグタルトにブラックコーヒーの組み合わせは、朝食にもピッタリ。
ポルト市街には専門店も林立し、街のどのカフェでも必ず食べられるので、1日のスタートにパステル・デ・ナタはおすすめの一品です。
リベイラ地区・旧市街を散策
まずはドウロ川岸のリベイラ地区から、丘の中腹に広がる旧市街を散策しましょう。迷路のように入り組んだ路地と、その両側にびっしり立ち並ぶ建物のコントラストは、その薄暗いのも相まって何ともフォトジェニック。敢えて地図を見ずに歩いてみるのも楽しいですよ。
リスボンに負けず劣らず起伏の多いポルト。さらに凹凸のある石畳の道は、滑りやすくとても歩きづらいです。履き慣れた、歩きやすい靴で臨むことをおすすめします。
高台に立つランドマーク「ポルト大聖堂」へ
旧市街を抜けて東の高台へ向かうと、目の前に現れるポルト大聖堂(Sé do Porto)。かつての城壁の脇に位置しているため、四方をガッチリと石壁で囲まれた城砦のように見えます。おすすめはアズレージョの美しい回廊と、塔からの眺め。高台に鎮座してポルトの街を静かに見守っているかのような、どっしりとした安定感があります。
DATA Sé do Porto(ポルト大聖堂) 所在地:Terreiro da Sé, 4050-573 Porto, Portugal 電話番号:+351-222-059-028 時間:月 - 日 9:00〜18:30(夏期) / 9:00〜17:30(冬期) 公式サイト:ポルト大聖堂
世界で最も美しい駅の一つ「サンベント駅」のアズレージョ
旅行雑誌などでよく特集される「世界で最も美しい◯◯」の中で、「世界で最も美しい駅」に必ずランクインするのが、ポルト市街の中心地にある「サンベント駅(São Bento)」。ポルトの陸の玄関口であるこの駅へは、約3時間でリスボンから訪れることができます。
駅舎に使われた鮮やかなポルトガルタイル「アズレージョ」の数は、何と約2万枚以上。まるで巨大な壁画のようで、写真でお伝えしきれないほどドラマティックな空間です。間違いなく世界で最も美しい駅の一つと言えます!
DATA São Bento(サンベント駅) 所在地:Praça de Almeida Garrett, 4000-069 Porto, Portugal
リベルダーデ広場の世界一美しいマクドナルドでランチ
サンベント駅のすぐ目の前。坂道や狭い路地が多いポルトの中でも珍しい平坦な「リベルダーデ広場(Praça da Liberdade)」は、周辺に市庁舎や銀行など歴史ある荘厳な建物が並ぶ、古き良きヨーロッパらしいエリア。
見所は広場一角にある「マクドナルド・インペリアル(McDonald’s Imperial)」。1930年代に建てられたカフェ跡地の店内は、ステンドグラスやシャンデリアなどデコラティブな装飾が施され、「世界で一番美しいマクドナルド」としても有名です。
ビッグマックなどの定番メニューは万国共通ですが、敢えてオリジナルのメニューに挑戦してみてはいかがでしょう?郷土料理のジャガイモと青菜のスープ(Caldo Verde)などのSopa(ソパ)や、伝統スイーツのパステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)やボラ・デ・ベルリン(Bolas de Berlim)が食べられるのも、ポルトガルのマクドナルドならではです。
DATA McDonald's Imperial(マクドナルド・インペリアル) 所在地:Praça da Liberdade 126, 4000-322 Porto, Portugal 電話番号:+351-222-013-248 営業時間:月 - 日 8:00〜4:00 公式サイト:マクドナルド
ポルトで一番高い塔「クレリゴス教会」の塔からポルトを一望
リベルダーデ広場から坂道を上がった頂上にそびえ立つ、クレリゴス教会(Igreja e Torre dos Clérigos)の巨大な鐘楼は、街のどこからでも確認できるシンボル的な存在です。1763年の建設当時はポルトガルで一番高い建物だったそうで、現在もポルトで一番高い塔だとか。
高さ75.6m、240段の階段を登った先には、目の前を何も遮るものがない360°の絶景が待っています。坂道の多いポルト散策でかなり体力的にも疲れている頃だと思いますが、体力に余力のある方はトライしてみては?
DATA Igreja e Torre dos Clérigos(クレリゴス教会) 所在地:R. de São Filipe de Nery, 4050-546 Porto, Portugal 電話番号:+351-220-145-489 時間:月 - 日 9:00〜23:00 公式サイト:クレリゴス教会
大きなアズレージョの外壁が美しい「カルモ教会」
一見何の変哲もない石造りの教会に見えるけれど、東側の外壁のアズレージョタイルは一見の価値ありのカルモ教会(Igreja do Carmo)。市内有数の人気インスタ映えスポットで、青と白の鮮やかなタイルの前は、カラフルなロングワンピを着て撮影している人が絶えません。
カルモ教会のすぐ目の前にある広場には、翼の生えたライオンの噴水(Fonte dos Leões)や、ポルトガル有数の名門大学「ポルト大学(Universidade do Porto)」の校舎もあります。
DATA Igreja do Carmo(カルモ教会) 所在地:R. do Carmo, 4050-164 Porto, Portugal 電話番号:+351-222-078-400 時間:月 - 日 9:30〜18:00
ハリーポッターの作者が愛した世界一美しい「レロ書店」
実はハリーポッターの作者J.K.ローリングが、英語教師として2年暮らしていたというポルト。作品を作る上でインスピレーションを得たり、「映画ハリーポッターの舞台になったのでは?」と言われているスポットが数多く存在します。
実はクレリゴス教会(Igreja e Torre dos Clérigos)やライオンの噴水(Fonte dos Leões)も、そう言われているスポットの一つです。
中でも特に有名なのが、世界一美しい書店とも評されている「レロ書店(Livraria Lello)」。本屋さんとは思えないほど独創的な装飾の溢れる豪華な内装は、おとぎ話の世界そのもの。ポルトの中でも有数の観光地なので、いつも入店待ちの長蛇の列ができています。予めオンラインでのチケット購入がおすすめです。
DATA Livraria Lello(レロ書店) 所在地:R. das Carmelitas 144, 4050-161 Porto, Portugal 電話番号:+351-222-002-037 営業時間:月 - 日 9:00〜19:30 公式サイト:レロ書店
フローレス通りでポルト土産をショッピング
サンベント駅から南西へを伸びるフローレス通り(Rua das Flores)は、古き良き可愛らしいタイルをあしらった建物が並ぶショッピングストリート。道幅はあまり広くありませんが、歩行者天国なので車を気にせず、のんびりとウィンドウショッピングが楽しめます。
通り沿いにはレストランやカフェはもちろん、典型的なお土産物屋さんから、センスの良いポルトガルブランドのショップが並びます。香り高いポルト発祥のフレグランスブランド「CLAUS PORTO(クラウス・ポルト)」や「カステルベル(CASTELBEL)」の石鹸は、ギフトや自分用のお土産にもぴったりです。
DATA Claus Porto(クラウス・ポルト) 所在地:R. das Flores 22, 4050-262 Porto, Portugal 電話番号:+351-914-290-359 営業時間:10:00〜19:00 公式サイト:クラウス・ポルト
ポルトガルワインに合うタパスでディナー
ポルト有数の人気レストランが軒を連ねる、グルメストリートでもあるフローレス通り。ポートワインはもちろん、美味しいポルトガル産のワインの飲み比べができるワインバーや、ワインに合う食べ物が楽しめるレストランがたくさんあります。
歩行者天国なので、どこのお店も軒先にテーブルを並べていてとても賑やかな雰囲気です。テラス席に座り通りを眺め、どこからともなく聞こえるストリートミュージシャンの歌声に耳を傾けながら、美味しいお酒を飲みながら2日目を締めくくりましょう。
DATA Rua das Flores(フローレス通り) 所在地:Rua das Flores, Porto, Portugal
もっと時間がある人は?ポルトから近いおすすめの観光スポット
駆け足でポルト市街を中心に、主要スポットを巡るモデルコースをご紹介しましたが、もっとゆっくりポルトに滞在するスケジュールであれば、ポルトから簡単に行ける場所にも素晴らしい場所があります。
世界遺産のワイン銘醸地「ドウロ渓谷」
ポルトに訪れたら外せない、世界三大酒精強化ワインの「ポートワイン」。ドウロ川河口に当たるポルトで熟成されたもののみがポートワインを名乗ることができますが、そのワインの原材料となるブドウの生産地が、さらに上流に位置する「ドウロ渓谷(Alto Douro)」です。ポルトからは電車や、ドウロ川クルーズのツアーで訪れることができます。
起伏の激しい渓谷に階段上に広がるブドウ畑と、その間を流れるドウロ川の美しく雄大な地域一帯は、「アルト・ドウロ・ワイン生産地(Alto Douro Wine Region)」としてユネスコの世界遺産にも指定されています。ワイナリーで作られているのはポートワインだけではないので、種類豊富で個性豊かなポルトガルワインをテイスティングしてみては?
DATA Alto Douro Wine Region(アルト・ドウロ・ワイン生産地) 所在地:R. Lourenço de Almeida Chaves 7 5100, Lamego, Portugal
ポルトの街を2日間で制覇!
歴史や文化、美しい街並み、ワイナリーやグルメまで、ポルトを2日間で網羅できるプラン、いかがでしたか?全て徒歩で回れるほどコンパクトな街でありながら、様々な見所に溢れているので、もちろん2日間では全てのスポットを網羅できないし、食べたいものもありすぎて胃袋が足りません。
もし時間が許すならば、じっくり時間をかけて、映画の舞台にもなった絵本のような街並み、その間を穏やかに流れる印象的な「ドウロ川」の風景をどっぷり堪能してみてください。まだまだご紹介しきれない魅力が詰まっています。
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