写真映えする観光スポットが次から次へとオープンする淡路島。「淡路島と言えば…たまねぎ…かな?」というイメージでしたが、ここ数年で全国から注目を集めるリゾートアイランドへと変貌を遂げました。今回は、神戸からのアクセスも良く、日帰りプチトリップにぴったりな淡路島北部の観光モデルコースをご紹介します。
目次
淡路島へのアクセス
淡路島には電車は走っていませんので、公共交通機関を利用するならバスか船の二択になります。バスを利用するなら、三宮の神姫バス神戸三宮バスターミナルや、JR舞子駅・山陽電鉄舞子公園駅下車すぐの高速舞子の高速バス乗り場から乗車するといいでしょう。
今回は旅の気分を上げるために、明石港から船で淡路島に向かいます。明石港と淡路島の岩屋港は「淡路ジェノバライン」が運航しています。所要時間は約13分。時間帯によって20分~1時間間隔のタイムテーブルなので、事前に調べておくといいでしょう。
DATA
淡路ジェノバライン 明石港のりば
所在地:兵庫県明石市本町2-10-1
電話:078-918-2411
料金:片道600円
Web:淡路ジェノバライン
淡路島・岩屋港
船が到着するのは淡路島北東にある岩屋。淡路島ってどことなく遠いような気がしますが、平日ならサラリーマンや学生さんたちの姿も多く、淡路島と明石の距離の近さをさらに実感できることでしょう。なんせ13分という短さで、船旅というには物足りないくらいの近さ。
岩屋港のターミナルビル「岩屋ポートターミナル」は2022年に新しくなり、建物内には観光案内所、コインロッカーの他、淡路島で採れたお野菜が並ぶお店や、新鮮な海の幸を食べられる食堂が入っています。
岩屋ポートターミナルでランチ
淡路島グルメといえば真っ先にたまねぎを思い浮かべるかもしれませんが、実はしらすの漁獲量が多く、新鮮で美味しいんですよ。
ターミナルビル2階の「浜ちどり」では、しらすやタコを使ったお料理が楽しめます。写真は「島の生しらす丼」、1,000円(2023年7月現在)です。淡路島では素敵なレストランやカフェが多く、どこでランチを食べるか悩ましいところですが、個人的には早めのランチをここでいただいて、オシャレカフェでティータイム、早めの夕食を海辺のテラスで…というのがおすすめです。
DATA 岩屋港 所在地:兵庫県淡路市岩屋
無料で利用できる北淡路周遊バス
島ではレンタカーがないと移動に困るのでは…?と心配する人も多いのではないでしょうか。淡路島北部ではスポットを巡回する無料のバスが走っているので、とても観光しやすいんですよ。
注意点があるとするなら、場所によっては乗り場が少しわかりにくいかも…ということくらいでしょうか。行政のバスではないので、この点は仕方ありません。バスが停留所近くに来たらさりげなく“乗りますアピール”するのもポイントです。
運行ルートとタイムテーブルは下記の公式Webでご確認ください。
DATA
北淡路周遊バス
Web:北淡路周遊バス
クラフトサーカス
岩屋港からバスで約15分で次の目的地「クラフトサーカス」に到着です。岩屋港は島の東側にありましたが、クラフトサーカス他、これから巡るスポットは島の西に位置します。
オーシャンビューのレストラン
クラフトサーカスには「海王市場」と「クラフトキッチン」の2つのレストランがあります。お昼がまだの人は、ここでランチという選択肢もあり。
グルメだけではなくショッピングも楽しめるスポットなので、是非立ち寄ってみましょう。
クラフトキッチンには写真映えする色鮮やかなドリンクメニューが揃っています。海と一緒にスマホに収める人の姿も。もちろんアルコールドリンクもありますよ。公共交通機関を利用すると、運転を気にせずお酒を楽しめますね。
DATA クラフトサーカス 所在地:兵庫県淡路市野島平林2−2 電話:0799-82-1855 Web:クラフトサーカス
淡路シェフガーデン by PASONA
クラフトサーカスから次の「淡路シェフガーデン by PASONA」まではバスで約3分。徒歩でも10分程度で移動できる距離です。歩きたくない人は予め次のバスの時間をチェックしておいて、逆算してクラフトサーカスでの時間を楽しむといいでしょう。
淡路シェフガーデンは2022年11月まで東海岸で営業していたのですが、この度西海岸でリニューアルオープン。日本の夕陽百選に選ばれた絶景を楽しみながら、カジュアルに様々なグルメを楽しめるスポットになりました。
広々としたテラス席でのんびり
海沿いに2段の長いテラス席が設けられ、ゆったりと過ごすことができますよ。浜ちどり、クラフトキッチンに加え、こちらでのランチも捨てがたいので、お出かけ前にどこでランチをするかを入念に調べておいたほうが良さそうです。
DATA
淡路シェフガーデン by PASONA
所在地:兵庫県淡路市野島大川57-3
電話:080-8177-4501
Web:淡路シェフガーデン by PASONA
レディバードロード
「レディバードロード」は淡路シェフガーデン by PASONAと続いているので、淡路シェフガーデン by PASONAを歩いているとそのままアクセスできます。カラフルな建物が並び、ヨーロッパの街角のような佇まいです。
レディバードロードにはレストランの他、物販店もあります。淡路シェフガーデン by PASONAはカジュアル路線でしたが、こちらには厳選素材や健康志向に目を向けたお店が集まっています。
ヴィーガンチョコレートなどこだわり素材のお店が並ぶ
可愛らしい外観で思わず入ってしまいたくなる「VIE CHOCOLAT」では、卵、乳製品、白砂糖などの動物性食材を使用していないヴィーガンチョコレートを購入できます。「レモン&ピスタチオ」「YUZU&生姜」「バジル×ストロベリー」などのタブレットの他、芸術品のようなショコラもショーケースに並びます。
DATA
レディバードロード
所在地:兵庫県淡路市野島轟木95-2
電話:0799-64-7530
Web:レディバードロード
時間が許すならミエレ周辺もおすすめ!
レディバードロードからバスで約3分。海に面した開放的な人気カフェ「ミエレ」に到着です。
ミエレのコンセプトは「海が見えるはちみつカフェ」。店名のミエレ(イタリア語ではちみつ)が表すように、淡路島の食材とはちみつをふんだんに使用したお料理が自慢。海まで1mという距離感も、非日常のリゾート感を満喫するにはもってこいのロケーションです。
ミエレ周辺で複数のスポットを楽しもう
ミエレ周辺には廃校を利用した複合施設「のじまスコーラ」や、道を挟んだところに姉妹カフェ「ミエレ・ザ・ガーデン」なども。神戸方面へ戻る高速バスの停留所「野島大石(ミエレ前)」があるので、最後のスポットとしてもおすすめですよ。
DATA
ミエレ
所在地:兵庫県淡路市野島蟇浦785-9
電話:0799-80-2600
Web:ミエレ
日帰りトリップにぴったりの淡路島北部
関西からの日帰り旅にぴったりの淡路島北部。島に渡ってしまえば無料の巡回バスが利用できるので、お財布に優しいのもポイント高いですね。島までは淡路ジェノバラインで船旅気分を楽しむのもいいですし、西海岸まで一気に高速バスでアクセスするのも方法の一つ。自分たちのスケジュールに合わせて上手に回りましょう。