初めて夜行高速バスに乗車する女子、必見!
夜行バス移動で最適な服装、荷づくり、メイク事情、車内の飲食事情、乗車前・降車後の身支度スポットまで、初心者だと迷いがちな5項目をまとめました。
バス旅準備にお役立てくださいね。
夜行バスの乗車準備
夜行バス旅は、乗り物に乗ったまま眠るというちょっと特殊な環境。非日常感を楽しむには、リラックスできることが大前提です。
夜行バス初心者さんが車内でリラックスして楽しむコツは、事前にカンタンに用意できるものばかり。順番にご紹介していきますね。
夜行バスの服装はラクな格好で!
夜行バスの乗車時に着る服は、もちろん普段着でOK。
ターミナルまでの街歩きができる程度の格好であれば、どんなものでも大丈夫です。
夜行バスではその服を着たまま眠ることになるため、一番重視すべきはリラックス度。
仕事帰りに夜行バスに乗る、等の場合、スーツで乗ることになる人もいるのではないでしょうか?他にもシワになりやすい服の場合は、できれば乗車前にラクな服に着替えたいところです。
夜行バスのおすすめウェアはこちら。
ラクな服、ゆったりした服
体を絞めつけない服がおすすめ。金具付きの服は避けたいところです。バス車内は通路が狭いので、かさ張る服装も不向き。
おすすめは、ゆったりしたトップスとパンツの組み合わせや、締め付けのないワンピース、トレーナーやジャージ素材の衣服など。ストッキングより靴下がラクです。
短いスカートは注意!
短めのスカートはなるべく避けましょう。座席がカーテンで区切られるタイプのバスなら問題はない上に、車内も暗くなるとは言え、眠っていると気付かないうちに膝元が崩れることがあるためです。
上着は温度調節できるもの
車内が暑い・寒いということはよくあるため、上着を準備。それをはおることで温度調節ができるようにしておきましょう。特に明け方は冷えることがあるので、気温の落ち着く春や秋の季節でも、1枚くらいは用意しておきましょう。バスの空調は車内共通で、細かい調節はできませんからね。個室の場合は個別空調がありますが、やっぱり自分でも調節できるようにしておくほうがベターです。
おすすめは、カーディガンやストールなど。特にストールは、ひざ掛けにもなるし丸めて枕やクッションにもなるため使いやすいです。素材は、軽いものやシワになりにくいもの、ギュッとコンパクトにまとめられるものを選ぶと便利。
靴はゴムタイプのスニーカーなど、脱ぎ履きはラクなもの
バスによっては、座席にフットレストがついています。座席では靴はもちろん脱いだほうがリラックスできるので、フットレストはぜひ活用したい設備。そうなると、休憩時や車内トイレに行きたくなったときや降りるときにも、靴はいちいち履き直すことになります。そのため、脱ぐのがたいへんなブーツや、いちいち紐を結び直す必要がある靴は不向き。靴はラクチン優先で選びましょう。
ちなみに、ハイヒールはバス車内の揺れで転がることがあります。小さなことですが、降車時などに手間取ることになりかねないため、安定性のあるフラットシューズが安心です。
荷物は手荷物・預け荷物に分けて~
高速バスの車内で確保できるスペースは、自分の座席ひとつ分。
車内へ持ち込む手荷物は、小さければ小さいほど身の回りにゆとりができます。大荷物はバスのトランクに預けられるため「手荷物」と「預け荷物」をあらかじめ分けて荷づくりしましょう。預け荷物の規定はバス会社によりますが、一般的な預け荷物の限度は、スーツケースやボストンバックを1人1~2つ程度です。
手荷物・預け荷物を分けるときは、最低限のものだけ手荷物にいれ、あとはぜーんぶ預け荷物にしてしまうのがラク。例えば、下のような感じで分けるのがおすすめです。
- 手荷物:貴重品、バス車内や休憩時に使うもの(ハンカチや飲み物、充電機など)
- 預け荷物:バス車内や休憩時に使う予定のないもの、かさ張るもの、重いもの
なおバックパック程度の大きさの荷物なら、車内の網棚にも乗せられます。ただしバスの走行中は、網棚の荷物は取れないのでご注意を。
車内の飲食事情~飲み物・食べ物はOK?~
バス車内での飲食は、控えめにするのがマナー。一般的には、飲み物や他人に迷惑をかけない程度の軽食のみOK、アルコール飲料や匂いのキツい飲食物はNGです。
それなら何も持っていかないほうが……とも考えがちですが、バス車内は空気が乾燥するので、飲み物はなるべく用意しておくのがおすすめ。フタ付きやストロー付きの、こぼれにくい容器の飲み物を選びましょう。ペットボトルのお水やお茶がサービスでついてくるバスもあります。
小腹が空いた時用の、極力音や匂いをさせずにそっと食べられる軽食やお菓子も、あったほうがベター。食べなくて大丈夫なら不要ですが、車内でちょっとの空腹を我慢することで、酔いやすくなってしまう場合もあります。ぽんと口に入れられる軽いものを用意しておくと安心です。
なお、飲食物ルールはバスによって異なります。感染症対策のため食べ物は全面禁止となっているバスもあるので、事前にご確認くださいね。
夜行バス乗車時のメイク事情
夜行バスに乗車するとなると、女子にとって気になるのがメイク事情。本当なら眠る前にメイクを落とし、起きたら洗顔してメイクもしたいところですが、バス車内ではそうもいきません。そんな場合のおすすめ対応は……
すっぴんで乗車する
ベストな方法は、バス乗車前にメイクを落としてしまうこと!
車内はマスクをつけっぱなしでいられる環境。座席ごとに個別のカーテンがついている場合はカーテンを閉めてしまえばいい上に、乗客がそろえば消灯します。他の乗客にすっぴんを見られる心配はほとんどありません。
バス乗車前にメイクを落とし、化粧水からクリームまで完了しておけば、乗車後はもう眠るだけです。
車内でメイクを落とす
仕事を終えてから夜行バスで実家に帰省したり、旅に出たりという場合は、メイクをしたままバスターミナルに到着する場合もあることでしょう。そのときは、拭き取りタイプのメイク落としシートが便利です。極力においのないものを用意し、車内の個別カーテンを下ろしてから使いましょう。基礎化粧品はオールインワンのパックなどの、暗くて揺れる車内でも危険なく使えるものに。
ちなみにバスの休憩時間にSA/PAのトイレで洗顔してメイクを落とすのは、まずできないと考えておきましょう。これは、夜行バスのSA/PA休憩は一般的に10分程度で、時間が足りないため。駐車場からトイレまで歩く時間もあるし、夜のSA/PA内を急いで移動するのは危険ですからね。
メイクしたまま眠る
案外アリなのがこの方法。つけたまま眠れるファンデを使う、マスクで隠れない部分に最低限のメイクだけをするなど、肌負担を減らす工夫をして乗り切りましょう。ただしメイクが眠っているあいだに座席などについてしまうことのないよう、ハンカチを敷くなどの工夫を。
車内でメイクするのはNG
メイクを落とすまではともかく、メイクをするほうは、バス車内ではNGです。ただでさえ走行中の車内は小さく揺れるものですが、特に朝のバスは高速道路から降り、朝の渋滞の中を不規則に発車・停車しながら進むこともあるので、揺れが大きくなりがち。揺れる車内で細かなメイクをするのは危ないし、粉などが零れたら他の人の荷物を汚してしまう危険だってあります。メイクはバスを降りてからにしましょう。
乗車前後の立ち寄りたい身支度に便利なスポット
夜行バスは、乗車前は夜が遅く、降車後は朝早いため、周囲のお店はしまっていることが多いもの。しかし乗車前後にはできれば身支度がしたいですよね。早朝・深夜営業のカフェなどがあればトイレでささっとメイクや歯磨きくらいはできますが、それだけでなく髪だって整えたい、荷物も整理したい、着替えもしたい、できればシャワーも浴びたいし体も伸ばしたい……。
そんなときに助かる存在のバス旅乗車・降車後の立ち寄りスポットはこちら。
バスラウンジ
乗車バスに提携ラウンジがある場合や、乗客でなくても利用できるバスラウンジが近くにある場合は、そこを利用するのがラク。夜行バスの乗客用のラウンジなら早朝から使えるうえに、身だしなみ用品がそろっていたり荷物預かりがあったりと、バス旅に便利なサービスがそろっていることが多いのです。
提携バスの利用者には無料や割引などのサービスがあることもありますよ。
ネットカフェ・マンガ喫茶
24時間営業のうえに仮眠や食事や時間つぶしもできるため、バス旅にはたいへん便利。
最近では、シャワーが使えたり、個室に施錠ができたり、女性専用フロアがあったりするネカフェもたくさんあります。さらには、荷物預かりサービスやマッサージ器具・エステ機器の貸し出しサービスなど、独自のサービスを展開しているところも。
スパ(お風呂屋さん)
24時間オープンのいわゆる「泊まれるお風呂屋さん」や、早朝風呂サービスのあるスパは、夜行バス旅の強い味方。大浴場で朝風呂に入れば体の疲れもリセットできますし、身支度もしっかり整えられます。朝風呂利用なら低価格で利用できる場合が多いのも嬉しいところ。
カプセルホテル
ひと昔前は男性専用なことが多かったカプセルホテルですが、数年前から女性利用OKなところがどんどん増え、最近では女性に嬉しいサービスが充実しているところも多くなっています。さらに、宿泊だけでなく時間制で利用できる場合も多いのです。大浴場やマッサージ機器などがあれば特にねらい目。2時間ほどの空き時間があれば、お風呂に入ったあとベッドで仮眠をとり、身支度し、朝食をとって出発することだってできちゃいますよ。
夜行バスの選び方や予約方法は……
以上5項目を踏まえれば、あとはリラックスしてバスに乗り込むだけ!ちなみにバスの手配がこれからという場合は、以下の記事もぜひチェックしてみてくださいね。
ではでは、楽しい夜行バスの旅を!