ハワイにも星野リゾートが経営するホテルがあるのをご存知ですか?
2016年にワイキキにオープンした ザ・サーフジャックハワイ&スイムクラブ(The Surfjack Hotel & Swim Club)を、2020年1月より星野リゾートが「ザ・サーフジャックハワイ(The Surfjack Hawaii)」と名前を変えて開業。星野リゾートにとって初のアメリカ進出ですが、オープンは運悪く、ちょうどコロナ禍が始まった頃。日本からの観光客が宿泊できた期間はわずかだったのではないのでしょうか?
しかし、2021年に入り、ハワイのコロナの規制が緩みアメリカ本土からの観光客が戻ってきたと同時に、ハワイ在住者たちもホテルに宿泊をして休暇を楽しむ「ステケーション」の利用者で賑わいを取り戻しています。ハワイでも数少ない愛犬と宿泊できるホテルということで、2021年3月末に筆者が滞在した時の様子をリポート!
目次
- コンセプトは、1960年代のレトロハワイアン
- 今活躍するローカルアーティスト&デザイナーの作品がつまったホテル
- ミッドセンチュリーを意識したパティオ
- スペシャル感が味わえるカバナ
- アートだけでなく、海の環境を守るサステイナブルな取り組みも
- 有名ローカルシェフ エド・ケニーの店「マヒナ&サンズ(Mahina & Sun’s )」
- お洒落で可愛いカフェ & メンズブティック「バンクス ジャーナル(Banks Journal)」
- ザ・サーフジャックハワイの客室
- シンプルだけれど細部にこだわりのあるバスルーム
- 愛犬とハワイで過ごしたい人におすすめ!
- 星野リゾート Surfjack Hawaiiへの旅行予約はこちら!
コンセプトは、1960年代のレトロハワイアン
1960年代のレトロハワイアン(サーフカルチャー + ミッドセンチュリー)をコンセプトにしたサーフジャックは、こじんまりとした館内にポップなインテリアや装飾がいっぱい。こちらがフロントの様子。きちんとソーシャルディスタンス対策が取られています。
今活躍するローカルアーティスト&デザイナーの作品がつまったホテル
内装は、近年ハワイを拠点として活動しているアーティストやデザイナーたちが手がけた家具やアートで仕上がっています。写真を撮りたくなるスポットが盛りだくさん。
ミッドセンチュリーを意識したパティオ
客室のエレベーターにいく途中にあるパティオも、ミッドセンチュリーを意識した家具が置かれ、目の前にはプールが広がる、涼やかな空間になっています。
スペシャル感が味わえるカバナ
パティオの奥には、「Queen」「Canoes」「Pops」の名前がついた屋根付きのカバナもあります。予約は不要で、空いていたら自由に使えます。宿泊客は自由にWifiも使えるので、ラップトップを持ってきて、パティオやカバナでで仕事をする人もいれば、ゆったり読書する人もいます。
有名ファッション・ライフスタイル雑誌『VOGUE』が「Instagram-able」と称したプール。サーフジャックのアイコンといえばこちら!…と、ハワイ在住者たちもこのプールを真っ先に思い浮かべる人が多いです。
プールの底に書かれた “Wish You Were Here(あなたもここにいたらいいのに)”という文字を担当したのは、ハワイのローカルアーティスト マシュー・タピア。ホテルのアイコン的場所では、昼間は、小さなお子様連れのファミリーがプールで遊ぶ姿があり、夜は、犬連れのゲストもプールを囲んでまったりと過ごします。
アートだけでなく、海の環境を守るサステイナブルな取り組みも
お気づきのように、館内には、サーフィンや海関連のアートがいたるところにあります。写真のサーフボードも、世界サーフチャンピオン カイ・サラスがサーフジャック用に製作したもの。
そして、特筆すべき点は、アートだけでなく、海洋環境の負荷の低減につながるサステイナブルな取り組みも行なっていること。ペットボトルフリー、客室に設置するシャンプー、コンディショナー、ボディソープは、ポンプボトル式での詰め替え運用としたり、また、館内の移動やショッピング用に各部屋にコットンのトートバッグを置いて滞在中使用できるようにしています。さらに、公共スペースに無料で利用できるナチュラル・オーガニックの日焼け止めのディスペンサーも設置しています。
有名ローカルシェフ エド・ケニーの店「マヒナ&サンズ(Mahina & Sun’s )」
ハワイ出身の有名シェフ エド・ケニーがてがけるレストラン「マヒナ&サンズ(Mahina & Sun’s)」。地消地産を目指した創作料理は、ローカルたちにも人気で、ここに食事をしに来るためだけに訪れる住人たちもたくさんいます。現在コロナの影響で室内での食事はできませんが、外のテラス席やプール脇での食事が可能です。
お洒落で可愛いカフェ & メンズブティック「バンクス ジャーナル(Banks Journal)」
サーフジャックのもう一つのアイコンが、このカフェです。コーヒーカップがハワイらしい可愛いデザインで人気となり、そのカップ目当てでコーヒーを買いに来る人たちも大勢います。
以前は、カイルアで夫婦で経営しているブティック「オリーブ&オリバー(Olive & Oliver)」が併設していたのですが、2021年3月いっぱいで撤退。そのニュースで、このカフェも閉店してしまうのではないかと多くの日本のファンが心配したのですが、ちゃんと健在です
4月より新たに入ったメンズブティック「バンクス ジャーナル(Banks Journal)」が、コーヒーカップのデザインも一新してカフェの切り盛りを引き継いでいます。 「バンクス・ジャーナル」では、サーフジャックとのコラボした洋服やバッグ、帽子などもあり、お洒落にうるさい男性ほど絶対にチェックして欲しい。
ザ・サーフジャックハワイの客室
筆者が大人2人+愛犬1匹で予約をし、泊まった部屋はこちら。
ダブルベッドが2台あるスタンダードな部屋。最大4名まで宿泊できます。ベッドのヘッドボードは、創業65年のリゾートウェアトリーリチャードのヴィンテージ柄のプリントが施してあります。
シンプルだけれど細部にこだわりのあるバスルーム
バスルームもシンプルでありながらスタイリッシュ。床は、カスタムデザインのセラミックのタイル。鏡は、ローカルデザイナーのアンドリュー・マウが創作したモアナ・ヴァニティー・ミラー。
壁に飾ってある絵も注目!室内の壁には、人気のローカルアーティストのクリス・ゴトウの絵が飾ってあります。各部屋で飾ってある絵からハワイのアートシーンを見ることができるのです。
愛犬とハワイで過ごしたい人におすすめ!
ハワイでは希少なペットフレンドリーのホテルだけに、想像以上に犬連れの宿泊客が多いことに驚きます。せっかくステイケーションするなら、愛犬と泊まれるところが良いと選ぶローカル客が多いのでしょう。
犬連れで家族が宿泊している米軍関係者の姿も見られ、星野リゾートが、アメリカのニーズに合わせて開業し、成功していることがよくわかります。
ホテルの従業員たちも対応に慣れているので、犬たちも間違いなくご満悦。もちろん筆者の愛犬も、愛犬もすっかりご満悦!
日本から愛犬を連れて渡航をする人は、とても少ないですが、もし一度、愛犬とハワイ旅行を楽しみたいと思ったら、ザ・サーフジャックでのステイがおすすめです。
もちろん「人間だけ」の滞在も快適な上、ワイキキでも話題の映えスポット!海外旅行再開時にはお試しあれ!
DATA 星野リゾートSurfjack Hawaii 所在地: 412 Lewers St. Honolulu, HI 電話番号: (808)923-8882 公式サイト : Surfjack Hawaii