イタリア好きの皆さん!ついにイタリアの入国が6月1日から解除されました。
これまでは「ワクチン接種証明書」「治癒証明書」「PCR検査または抗原検査陰性証明書」のいずれか一つが必要でしたが、不要となったのです。
6月1日からはイタリア入国時に必要なものは「パスポートのみ」コロナ禍以前同様の状態で旅行が可能です。
2022年6月17日現在、イタリア旅行において最大の難関は「イタリア出国の72時間前までに受けたPCR検査の陰性証明書」を手に入れること。でも大丈夫!検査をサポートしてくれるサービスもいろいろあるんです。
この記事では、日本帰国時に必要になる陰性証明書を手に入れる方法についても詳しく紹介していきますね。

イタリア最新入国方法
これでやっとイタリア旅行ができる!とっても簡単になった6月1日からのイタリア入国方法をお知らせします。
これまで、イタリア入国時には「ワクチン接種証明書」「治癒証明書」「PCR検査または抗原検査陰性証明書」のうちひとつが必ず必要でした。
しかし、2022年6月17日現在は証明書は不要に!イタリア入国時に必要なのはパスポートのみになりました。やっと、コロナ禍以前の状態に戻りましたね(感無量……)
イタリア入国方法を具体的に見ていきましょう。

①まず旅行日程を決めてフライトを予約
イタリア行きのチケットは通常通り予約が可能です。
ANA・JALのマイルを貯めている人はANA・JALのイタリア行きのフライトをチェックしてみるも良し、一番安い航空券を予約したいという方はチケット予約サイトや旅行会社の予約画面から予約をするのも良いでしょう。
フライトの予約ができたら、航空会社や航空券予約サイトからEチケットが送られてきます。
マイルを航空会社で貯めている人は、各航空会社のリサーチと予約を、特に決めずに一番安い航空券を探している人は、航空券予約サイトで購入できます。
イタリア行き 航空券予約サイト |
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イタリアからの直行便はまだ運行されていません
2022年6月17日現在、残念ながらイタリアへの直行便はありません。イギリスや近隣の国で乗り継ぐ渡航が大部分です。
唯一、東京への直行便がありそうなイタリアの航空会社「ITAエアウェイズ」のサイトをチェックしてみました。

「ミラノ⇒羽田」で検索すると8月以降の料金が出てくるので、いよいよ8月からイタリア⇒日本への直行便が運航されるかも。直行便があれば、イタリアがもっと近くに感じますよね。今後に期待です!
参照:ITAエアウェイズ(英語)
②イタリア滞在のホテルを予約
イタリアの大部分のホテルが以前通り営業をしています。
ホテル予約サイトや、ホテルのポイントプログラムでコロナ禍以前と同様に予約しましょう。
イタリア ホテル予約サイト |
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③イタリア国内を移動するなら列車も予約
イタリア国内を移動して複数の都市を巡るなら、特急列車が便利!
以前は遅延も多かったイタリアの列車ですが、現在は特急列車専用の線路ができ遅延はかなり少なくなりました。(特急列車に限ります。ローカル列車はやっぱり遅延が多い……涙)
「フレッチャロッサ(Frecciarossa)」や「イタロ(Italo)」なら、車内も清潔で快適に移動できますよ!

イタリアの鉄道の予約はこちらから! |
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⑤イタリア旅行へ出発
さぁ、いよいよイタリアへ出発です!パスポートは忘れずに。イタリアではクレジットカードが使えるところが増えましたが、少額の買い物ではやっぱり現金払いが主流。
クレジットカードは「AMEX」「JCB」は使えないところが多いので、「VISA」または「Master Card」をご用意ください。カード払いには暗証番号(PINナンバー)が必ず必要になるので、暗証番号を忘れちゃった!という人は早めにカード会社に問い合わせましょう。
イタリアではVISA・Master Cardが強し!今のうちに契約を
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⑥イタリアへ入国
イタリアへの入国は、コロナ禍以前と同じです。
ヨーロッパ圏内で乗り換えてイタリアに入る場合
ヨーロッパ圏内で乗り換えてイタリアへ入国する場合は、乗り換え国で入国審査(パスポートコントロール)があります。
その後、飛行機を乗り換えてイタリアへ。イタリアの空港では検査・審査は一切ありません。荷物を受け取ったらそのまま空港の外に出ましょう。
日本の空港のように検疫カウンターでのチェックはありません。
ヨーロッパ圏外で乗り換えてイタリアに入る場合
ヨーロッパ圏外で乗り換えてイタリアへ入国する場合は、イタリアの空港で入国審査(パスポートコントロール)があります。入国審査が終わったら、荷物を受け取りそのまま空港の外に出てOKです。
イタリア国内の規制

イタリア国内の規制もほぼなくなったのですが、2022年6月15日まで一部の場所でのマスク(ffp2マスク)着用が義務付けられています。マスク着用が義務、または推奨されている場所はこちら。
ffp2マスク着用が義務づけられている場所
- 旅客輸送の商用航空機
- 州間の船舶、フェリー
- 州間の鉄道(インテルシティー、夜行インテルシティー、高速鉄道)
- 複数の州を結ぶ行程を継続的又は定期的に運航する旅客輸送バス
- 運転手付きのレンタルバス
- 地域又は州の公共交通機関
- 小学校、中学校、高校の生徒専用の交通機関
- 劇場、コンサートホール、映画館、娯楽施設、ライブホールや同様の場所の屋内で一般公開される催し
- 屋内のスポーツイベント・競技
- 医療施設、介護施設、ホスピス等の従事者、利用者、訪問者

マスク着用が推奨されている場所
公共または一般に開かれた屋内の全ての場所
マスク着用義務がない人
- 6歳未満の子供
- マスクの着用に適さない疾患や障害を持つ者。また、障害者と意思疎通をする上でマスクの着用が不適当な者
- スポーツ活動中の者
参照サイト 在イタリア日本国大使館
6月15日にはマスク着用もなくなる予定。
夏のバカンスシーズンに向けてコロナ禍以前の生活に戻りつつあります。イタリア国内規制については、渡航前にご自身にて上記サイト(在イタリア日本国大使館サイト)でご確認ください。
日本へ帰国する前に必要なこと

イタリア旅行での最大の難関は、イタリアから日本への帰国時。以前は必要だった入国時のPCR検査や自宅隔離はなくなりましたが、日本側の入国制限のために「イタリア出発前72時間以内におこなったPCR検査陰性証明書」が必要です。
イタリア出発前72時間以内に、イタリア国内の病院や検査機関にてPCR検査を受けなければなりません。
イタリアでは通常イタリア語のフォームまたは英語のフォームで検査結果をくれますが、これをそのまま提出することはできません。「厚生労働省指定のフォーマット」に検査結果を記載してもらう必要があるんです。
厚生労働省指定のフォーマット (日本語・英語) (イタリア語・英語)
旅行者が自分で「厚生労働省指定のフォーマットに記載してくれる病院や検査機関」を探すのは大変……(涙)
でも、大丈夫!各旅行会社や留学サポート会社など、いろいろなところで帰国前のPCR検査サポートサービスを展開していますよ。
イタリア帰国時のPCR検査サポートはこちらから! |
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「自分で検査機関を探して予約したい」という人は、滞在都市でPCR検査機関を探し、電話またはメールで問い合わせてみるのもあり。その場合は「厚生労働省指定のフォーマットに記載してもらえるか」を忘れず確認しましょう。
イタリア保険省のサイトには、厚生労働省指定のフォーマットに記載してもらえる病院や検査機関が州ごとに掲載されています。「自分で探したい」という人はこちらをご覧ください。
参照サイト イタリア保健省サイト(PDF)
ドイツ経由で日本へ帰国する人は注意
イタリアからドイツ経由で日本へ帰国する人は、イタリア出発前に受けるPCR検査の日時に注意が必要です。というもの、ドイツ政府は以下のように定めているんです。
ドイツ入国前48時間以内に受検したコロナ検査の陰性証明書が必要となる。ただし,航空機,船舶,鉄道,バスなどの交通機関を利用してドイツに入国する場合で,かつPCR検査を受検した場合には,輸送開始(現地出発時)から遡って48時間以内の検査証明で可。
参照サイト 在ドイツ日本国大使館 ※「陰性証明書」の項目をご確認ください
つまり、イタリアからドイツへ移動し、ドイツで飛行機を乗り換えて日本へ帰る場合「イタリアからの飛行機出発時間からさかのぼって48時間以内」に検査を受けなければならないんです。
日本政府が定めているのは「イタリア出発時間からさかのぼって72時間以内」なので、出発前48~72時間以内にイタリア国内で検査を受けた場合、ドイツで飛行機を乗り継ぐ際に引っかかってしまう可能性が。在ミラノ日本国総領事館サイトでも注意喚起されていました。ドイツ乗り継ぎで日本へ帰国する人はご注意ください。
参照サイト 在ミラノ日本国総領事館
※ワクチン接種証明書を提示できる場合は、陰性証明書は不要です。ワクチン証明書がない人は、陰性証明書の取得日時にご注意ください。

日本帰国時に必要な書類など
イタリアから日本へ帰国する際に必要な書類等はこちらです。イタリア出発前にすべての書類等が揃っているか確認しましょう。
- 新型コロナウイルスPCR検査の陰性結果証明(イタリア出発前72時間以内に実施したもの)
陰性結果証明書は厚生労働省指定のフォーマットが必要です。イタリア語版もあるので、そちらを利用してもOK!ドイツ乗り継ぎで日本へ帰国する人は、イタリア出発前48時間以内に検査してください。
※3月9日午前0時(日本時間)から、鼻腔ぬぐい液検体を用いた核酸増幅検査も有効となりました。 - 入国者健康居所確認アプリ(MySOS)及び接触確認アプリ(COCOA)の日本で利用するスマートフォンへのインストール
上記の誓約内容の遵守を確認するため、位置情報の報告等を行う際に使用します。 - 質問票(ファストトラックが利用できない方向け)
質問票WEBより回答するとQRコードが生成されますので、スクリーンショットで保存又は印刷しておく必要があります。
自宅等待機対象になれば必要になるもの
- 誓約書
待機期間中の公共交通機関の不使用、自宅等での待機、位置情報の保存・提示、接触確認アプリの導入等について誓約するもの。日本に到着する機内でも用紙が配布されます。
※検疫所が確保する宿泊施設または自宅等待機対象の人のみ、検疫所へ「誓約書」の提出が必要になります。
2022年6月現在、イタリアからの入国時には自宅等待機期間はありません。
参照サイト 厚生労働省
イタリア出国前に「ファストトラック」を登録しよう
空港での検疫手続きが事前登録できる「ファストトラック」。日本到着後の手続きがスムーズになるため、イタリア出国前にぜひ登録しておきましょう。
用意するもの
- MySOSがインストールされたスマートフォン等
- パスポート番号
- ワクチン接種証明書(任意)
- 検査証明書
利用方法
ファストトラックの登録方法については、厚生労働省のサイトをご確認ください。
※ファストトラックが利用できない場合は、質問票を準備しておく必要があります。
質問票WEBより回答するとQRコードが生成されるので、スクリーンショットで保存又は印刷しておきましょう。
参照サイト 厚生労働省(ファストトラック)
日本入国時の流れ
入国時検査&自宅等待機は不要に
2022年6月1日より、日本政府は水際対策を大幅に緩和。イタリアは低リスク国(青グループ)に指定されたため「ワクチン接種の有無にかかわらず、入国時検査と自宅等待機が不要」になりました!空港到着後は検査を受けることなく入国できます。


ただ、以前のように飛行機から降りたら入国審査へ直行!というわけにはいきません……(涙)検疫から入国までの行程について説明を受け、入国に必要な書類や申請が終わっているかの確認があります。
入国時の様子については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
公共交通機関の利用も問題なし

イタリアが属する青グループの国からの入国なら、ワクチン接種の有無にかかわらず公共交通機関も利用できます!これで、日本国内で乗り継ぎが必要だった人や、新幹線や列車に乗らなければならない人も問題なく移動できるようになりました。
適応される検疫措置を確認しよう
頻繁に変わる検疫措置。イタリア旅行へ行く前に、最新の「イタリアから入国する場合の検疫措置」を確認しておきましょう。
厚生労働省・入国者健康確認センターのサイトから、現在の検疫措置を確認できます。

滞在国のエリア・滞在国を選ぶと……

現在の検疫措置が確認できます。出国前にする手続きも記載されているので分かりやすい!日本入国時に「情報が古くて入国できなかった……(涙)」とならないよう、最新情報を確認してくださいね。
参照サイト 厚生労働省・入国者健康確認センター
イタリア旅行はもうできる!
2020年3月にロックダウンしてから、日本人観光客の姿が消えてしまったイタリア。そんなイタリアが遂に入国制限を解除しました!もうコロナ禍以前同様、パスポートと航空券だけで旅行できるようになりました!
2022年6月現在、イタリア旅行でネックになるのは日本帰国時に必要となる「PCR検査の陰性証明書」。以前に比べるとかなり簡単になりましたが、まだ「コロナ禍以前のようにイタリアに簡単に行ける」とはいかなさそうです。
帰国時の陰性証明書がなくなれば、コロナ禍以前のように自由にイタリア旅行ができるようになります。一日も早く、イタリア旅行が自由にできるようになりますように!今後に期待です。
個人旅行はまだまだ心配、と言う人は旅行会社のツアーで海外旅行再開を果たすのも良いアイディアです。相談窓口があり、何かあったときのサポートがあるのは心強いですよね。
イタリアツアーの予約はこちら! |
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